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レトロPCのためのBASIC講座2 代入演算子

Last updated at Posted at 2024-12-02

数値を記録して使う(変数)

電卓で計算結果を利用したい場合、[M]キーを押して記憶、[+M]キーで記憶した値にプラスするという使い方をしますが、BASICでは数値を記録するために変数というものを使います。

変数にはBASIC命令を除いた、任意の名前をつけることができます。
前回作ったプログラムはPRINT命令の後ろに書かれた2つの数値の足し算結果を表示するというものでしたが、この数値の部分を変数に置換えると固定された数値ではなくなるので少し便利に使えます。

代入演算子

では変数に値を記録するにはどうすればいいかというと
S1=10[ENTER]
でS1という名前の変数に値10を記録します。
ここで=という記号は、=の左にあるS1という名前の変数に、右側にある値の10を代入(記憶させる)するため代入演算子と呼ばれます。
数学で使う=とは意味が違うので注意が必要です。

では、前回書いたプログラムは
10 PRINT 1+2
でしたが今回は、
10 PRINT S1+S2
というプログラムに書き換えます。

実行してみよう!

つぎに、
S1=1[ENTER]
S2=2[ENTER]
と打ち込んで実行
RUN[ENTER]
すると・・・
0と表示されたかと思います
これは、RUNコマンドを実行すると変数は0に初期化されるというルールがあるためです。
これを回避するために
S1=1[ENTER]
S2=2[ENTER]
GOTO 10[ENTER]
とすれば、正常に実行されます。
ここで出てきたGOTO命令は後ろに指定された行番号から実行するという命令です。

今回の操作動画

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