Ubuntu22.04LTSを、USBにインストールする方法を解説していきます。
更新履歴
2024-05-16 記事投稿
2024-06-02 更新履歴の追加・画像や文章の追加
用意するもの
・USBメモリ 16GB以上
・USBストレージ 32GB以上 (SSDがオススメ)
下準備
Ubuntuをインストールするために、インストールメディアを作っていきましょう
1.WindowsにRufusをダウンロード
USBメモリにISOファイルを書き込むためにRufusをダウンロードします
https://rufus.ie/ja/ にアクセスしてください
そして、rufus-4.4.exe をダウンロードしてください
2.USBメモリに書き込む
さっそく書き込んでいきます
まずRufusを管理者権限で起動してダイアログでOKを押します
そして、インストールメディアになるUSBメモリを選択して、
選択ボタンでISOファイルを選択し、
スタートを押します。
ダイアログがでてきたらOKを押します。
これでインストールメディアは完成です
3.UbuntuをUSBにインストール
UbuntuをUSBストレージにインストールしていきます
まずUSBメモリをPCに挿して、「再起動」します。
そしたら、特定のキーを押し、BIOSに入って、
USBメモリの起動優先順位を上げておきましょう。
「保存&終了」でPCが再起動します。
するとGRUBブートローダーの画面が出てきます。
「Try or Install Ubuntu」を選択して、Enterを押しましょう。
すると言語選択画面が出てきます。
ここで、「Ctrl+Alt+T」でターミナルを開き、
以下のコマンドを実行してください
sudo gedit /etc/gdm3/custom.conf
大体7行目ぐらいにある「WaylandEnable=false」を、
「WaylandEnable=true」に変更しましょう。
そしたら内容を保存してGeditを閉じましょう。
そして、言語で日本語を選択して、「Ubuntuを試す」を押します。
「Gparted」と「Disk」を開きます。
まずDiskでWindowsがインストールされているSSD/HDDの名前を確認します
(筆者の場合は /dev/nvme0n1)
そしたら、Gpartedに移り、WindowsがインストールされているSSD/HDDを選択します
「EFI system partition」を選択し、上のメニューでパーティション→フラグを編集を押します。
「esp」「boot」のチェックを外して、「msftdata」にチェックを入れます。
(以下のようになればOK)
そして、「Disk」と「Gparted」のウィンドウを閉じて、
「Ubuntu22.04LTSのインストール」を押します。
このときにUbuntuをインストールするUSBストレージをPCにさしておきましょう
そして、セットアップを進めていき、最後の「インストールの種類」でその他を選択します
USB(UbuntuをインストールするUSB)のパーティションを全て消して、
空き領域を選択して、以下の順番と設定で追加してください
1.サイズ: 500MB
パーティションのタイプ:基本パーティション
パーティションの場所:この領域の始点
利用方法:EFI system partition
2.サイズ: 現在の空き領域 - 4 x 1024 (電卓で計算)
パーティションのタイプ:基本パーティション
パーティションの場所:この領域の始点
利用方法:ext4ジャーナリングファイルシステム
マウントポイント: /
3.サイズ: 現在の空き領域
パーティションのタイプ:基本パーティション
パーティションの場所:この領域の始点
利用方法: スワップ領域
正しくパーティションを設定できたか確認したら、
「ブートローダーをインストールするデバイス」で、UbuntuをインストールするUSBを、
選択して、「インストール(I)」をクリックして、インストールします。
インストールが終わり、ダイアログが出てきたら「試用を続ける」をクリックして、
「Gparted」を開き、Windowsのドライブの「EFI system partition」のフラグを、
元に戻して置きます。
(以下のように戻す)
そして、再起動して、Ubuntuをインストールしたデバイスから起動しましょう
インストールは完了です!お疲れ様でした!