AWS SAPに受かりました。
2023/12/26 SAP-C02に合格しました。
一方で、夏ごろ受けた際は落ちていて、Specialtyをいくつか受けてからSAPを取ると戦略を変えての成果です。
結論として、この戦略は効果的でした。
SAPに挑戦する方の参考になれば幸いです。
本Qiitaでは、どのようにSAP取得にSpecialty取得が役立ったかを説明します。
一言で言うと、直前の対策範囲を特定の分野にフォーカスできる、ということにあります。
また、関連して、エラーバジェットという考え方や、他のメリットについても紹介していきます。
夏はどのようにして挑んでいたか。
SAPの対策本の問題を全て解き、暗記する。
公式の過去問を解いて挑む。
→落ちました
敗因は以下でした。
対策が浅い。
広く深い対策が必要ゆえに、
時間がない直前、広さも深さも中途半端になり敗北しました。
DBSに受かる
DBSの対策本を全て解き、暗記する。
公式の過去問を解いて挑む。
→受かりました。
これは狭く、深くなので、深さが合格の深さに届きました。
また、ここで、受かる水準のやりこみ度合の解像度があがりました。
DOPに受かる
ExamtopicsのDOPの問題を全て解く
→受かりました。
examtopicsの良さにも気づきました。以下の記事にまとめています。
しかしこの時点で、12/23でした。
年内にSAPを受かるのを目標にしていたので、
ここからさらに突き進む必要がありました。
いざSAP
DOPに受かったら、クリスマスにSAPを受ける宣言をしていたのですが、
↓某クリスマスイヴにSAPを受けた方の手記
街はクリスマス一色です。
試験会場には、ムズカシイ顔をしながらマウスをカチカチする妙齢の男性が数名。
闘う人は皆かっこいいのだと思いました。
をしていたのですが、
M1グランプリを見る必要があり辞め、26日に試験を予約しました。
ここで、夏のときの勉強での敗因、深さが足りていないの攻略に挑みました。
DBS、DOPに受かっているので、DBやデプロイ戦略、また、共通範囲のロギングやセキュリティはすでに深められている。
よって、ネットワーク関連、また、SAAであるようなS3、コンテナ、ラムダ、EC2、EFSなどの主要サービスの深堀り、にフォーカスしました。
短期的にここだけやりこむ作戦です。
ここでお気づきの方もいるかと思いますが、対策を省いている分野がありますよね。これはあとでダメージになりました。後述します。
これによってdirect connect,clientvpn,site-to-site vpn,transit gateway,route53,resolver,transitgatewayの苦手部分の短期攻略にフォーカスできました。また、S3などの、落とせない問題の深堀も十分にできました。
クリスマスの一日をこの対策に捧げました。
結果は?
合格しました。
789点でした。
当日はIoTの問題(全く対策していなかった)、Single sign on、Active directory(深堀りまでできていなかった)、などの問題ではまじでわからんぞ、、状態になりました。IoT関連3問くらい出て、致死量になりかけました。
一方で、SREの考え方でエラーバジェット
SLOの余剰分を「万が一の時の保険金」ではなく、「有効活用するための予算」として捉えるのがエラーバジェットです。
というものがあり、これに則り、
10%の問題は落とせるというバジェットがあると見方を変えると、このADやIoTはそこのバジェットとして活用できてよかったと思います。
思えばこの試験のエラーバジェット、が夏のときは破産寸前なほどありましたね。
また、20分の実行時間の問題が出て、「ラムダってあれ?15分だっけ30分だっけ?」となりましたが、15分であると判断でき、耐えました。
これは直前にDOPを受けていたので、試験の瞬発力がでました。そういう試験慣れという意味でもSpecialty受験を挟むメリットはありました。
最後に
以上、直前に徹底的に深堀する分野を絞れるというのが、タイトルにある、AWS SAP-C02 にSpecialtyを受けてから挑戦するメリットです。
これからSAPに挑戦される方の参考になれば幸いです。
DBSとDOPは当日の20時ごろに合格通知が来たので、てっきりその時間にくると思っていました。
26日夜、所属部署の忘年会があったので、
会場で歓喜し、ドヤリ散らかす予定だったのですが、バッジも予約ページの結果も更新されず、
飲み会なのにただ携帯をチラチラ見るだけの変なやつに成り果てました。
結果翌日早朝4時にbadgeが来て、早朝ハッピーにベッドから飛び出ました。
外に出ると、冬至の早朝。
7時に沈む満月が低い角度で未だ暗い朝を照らしていました。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。