aratana Advent Calendar 2018 15日目の記事です。
こんにちは、アラタナのwebエンジニア、宮崎在住の川原Pさんです。
数字やSQLが好きです。
最近冬になって肌荒れの季節になり、手の肌が乾燥で剥けてしまいました。そんな中、会社のみんなにとっての働きやすい空調を目指しました。
目指す「働きやすい空調環境」とは
働きやすい快適な空調環境って実は人やその日のファッション次第で、みんなにとっての快適は一様ではありません。
そのため今回は空調環境を見える化して、「一定に保つ」ことを目指したお話をします。
「見える化」する機械
今回はNETATMOを使って、空調環境を見える化します。
この機械から温度、湿度、二酸化炭素濃度を見ることができます。
このデータを使い、空調環境から分かる会社の様子をお伝えします。
温度計の様子
11月のある1週間の温度計を載せました。
温度を一定に保つように尽力した成果として、日中帯の温度が一週間通して26℃前後に保つことが出来ました。薄手の長袖でちょうど良いぐらいの温度でしょうか。
また夜間は温度が下がっており、夜間の人の少なさが読み取れるでしょうか。
このように温度計から会社での風景が読み取れます。
湿度計の様子
湿度計は去年と今年を比較をします。
去年と今年の一番の違いは、今年のデータだけ9時ごろから上がり、21時頃から下がっていることです。
この時間は日中帯の加湿器の稼働時間と一致しており、加湿器の稼働状況が確認できます。
また去年は湿度35%でしたが今年は湿度45%以上にキープできていることが確認できます。肌や目、喉の乾きを感じることが減り、仕事しやすい環境になりました。また風邪の予防にもなっており社内で咳の音がしなくなった他、インフルエンザ対策にもなります[1]。
二酸化炭素濃度の様子
最近1週間の二酸化炭素濃度のグラフを載せました。
グラフを見ると、平日と週末で違った傾向が見て取れます。
平日は700ppm以下に抑えられており、以下の表から十分な換気ができていると言えます[2]。
二酸化炭素濃度 | 指標 | 仕事への集中しやすさ |
---|---|---|
330~700ppm | 理想的な換気レベル | ◎ |
700~1000ppm | 換気が充分 | ○ |
1000ppm~ | 換気が不十分 | △ |
まとめ
数字として見える化し、「一定に保つ」ことでいつもの仕事環境を作ることに注力しました。
エアコンの設定でのけんかもなくなり、みんなにとって動きやすい環境作りが出来たと思います。
また空調のデータから会社のライフサイクルが読み取れることも分かりました。
記録を残すことで時間経過による変化がわかり、その変化を追跡していき楽しみましょう。
参考資料
[1]快適な湿度は何%?湿度をコントロールする方法を紹介
https://www.life-rhythm.net/humiditycontrol/
[2]チームラボオフィスの空気環境(CO2)を測定して改善している話
http://ch.nicovideo.jp/tks/blomaga/ar932992