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ChromeDriver でよく使うオプションのチートシート

Last updated at Posted at 2022-04-28

はじめに

毎回、気になったときに調べているような気がするのでまとめる。
ついでにnavigator.webdriverの対策もできる。
メモのつもりで書いているので深くは考えていない

  • 2024.11.05 selenium 4.26.0 へオプションの内容を一新
  • 2024.11.05 selenium 4.15.2 のオプションを折りたたみ表示へ
  • 2023.11.20 ファイルのダウンロードに関するオプションを追加、細かな修正
  • 2023.11.15 ヘッドレスモードで起動したとき、コンソールにエラーログが出ないように修正
  • 2023.11.14 selenium 4 にオプションの内容を一新
  • 2023.11.14 selenium 3 のオプションを折りたたみ表示へ
  • 2022.06.03 コピペできるコードブロックに追記、並び替え
  • 2022.04.28 投稿

selenium 4

環境

アイテム バージョン
OS Windows 11 64bit
Python 3.10.10 64bit
selenium 4.26.0
Google Chrome 130.0.6723.70

変更点

from fake_useragent import UserAgent

anti_useragent(https://pypi.org/project/anti-useragent/) の更新が止まったため、
fake-useragent(https://pypi.org/project/fake-useragent/) へ移行。

service.creation_flags = 0x08000000

呼び出したimport Servicesubprocess.Popenが使用されており、
subprocess.Popenは Windowsの CreateProcess() 関数が使われているようで
10進数なら134217728、16進数なら0x08000000の値でCREATE_NO_WINDOWを渡す、ということみたい。
参考URL:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/win32/procthread/process-creation-flags

なお、selenium のバージョンが ~4.5.0 まではservice.creationflagsと、記述が変わる上に上記の内容が対応しているか不明。

シークレットモードでファイルをダウンロードする方法

...は、オプションで設定不可能なので別記事で紹介


起動オプション

引数 簡単な説明
service.creation_flags = 0x08000000 ヘッドレスモードでDevTools listening on ws:~~を非表示にする。
--blink-settings=imagesEnabled=false 画像を非表示にする。
--disable-background-networking 拡張機能の更新、セーフブラウジングサービス、アップグレード検出、翻訳、UMAを含む様々なバックグラウンドネットワークサービスを無効にする。
--disable-blink-features=AutomationControlled navigator.webdriver=false となる設定。確認⇒driver.execute_script("return navigator.webdriver")
--disable-default-apps デフォルトアプリのインストールを無効にする。
--disable-dev-shm-usage ディスクのメモリスペースを使う。DockerやGcloudのメモリ対策でよく使われる。
--disable-extensions 拡張機能をすべて無効にする。
--disable-features=Translate Chromeの翻訳を無効にする。右クリック・アドレスバーから翻訳の項目が消える。
--disable-popup-blocking ポップアップブロックを無効にする。
--headless=new ヘッドレスモードで起動する。
--hide-scrollbars スクロールバーを隠す。
--ignore-certificate-errors SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
--incognito シークレットモードで起動する。
--mute-audio すべてのオーディオをミュートする。
--no-default-browser-check アドレスバー下に表示される「既定のブラウザとして設定」を無効にする。
--propagate-iph-for-testing Chromeに表示される青いヒント(?)を非表示にする。
--start-maximized ウィンドウの初期サイズを最大化。--window-position, --window-sizeの2つとは併用不可
--user-agent=Mozilla/5.0~~~~~... ユーザーエージェントの指定。
--window-position=100,100 ウィンドウの初期位置を指定する。--start-maximizedとは併用不可
--window-size=1600,1000 ウィンドウの初期サイズを設定する。--start-maximizedとは併用不可

実験的なオプション

引数 引数 簡単な説明
excludeSwitches ["enable-automation"] Chromeは自動テスト ソフトウェア~~ を非表示
credentials_enable_service False パスワード保存のポップアップを無効
savefile.default_directory download_dir ダイアログ(名前を付けて保存)の初期ディレクトリを指定
download.default_directory download_dir ダウンロード先を指定
download_bubble.partial_view_enabled False ダウンロードが完了したときの通知(吹き出し/下部表示)を無効にする。
plugins.always_open_pdf_externally True Chromeの内部PDFビューアを使わない(=URLにアクセスすると直接ダウンロードされる)

ちょっとした小技
起動オプションにある --incognito を使うと、パスワード保存のポップアップを無効にする設定は省略可能です。

注意①
引数 download_dir は変数名なので、自分が分かりやすい変数名に変えてください。

使わなくなったオプション

引数 簡単な説明
options.add_experimental_option("excludeSwitches", ["enable-logging"]) service.creation_flagsがあるので削除
options.add_argument("--test-type=gpu") enable-automationがあるので削除
options.add_argument("--disable-features=DownloadBubble") このオプションは削除されました。
options.add_argument("--disable-features=DownloadBubbleV2") このオプションは削除されました。

コピペできるコードブロック

chrome_option.py
from pathlib import Path

from fake_useragent import UserAgent
from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.chrome.options import Options
from selenium.webdriver.chrome.service import Service

# ------ download_dir の変数 ------
# パスにOneDriveが含まれているときの対策
f_lst = list(Path.home().glob("*/Downloads"))
if len(f_lst) == 0:
    f_lst = list(Path.home().glob("Downloads"))
download_dir = str(f_lst[0])

# ------ ChromeDriver のオプション ------
service = Service()
service.creation_flags = 0x08000000                                         # ヘッドレスモードで DevTools listening on ws:~~ を表示させない
options = Options()
# options.add_argument("--blink-settings=imagesEnabled=false")                # 画像を非表示にする。
options.add_argument("--disable-background-networking")                     # 拡張機能の更新、セーフブラウジングサービス、アップグレード検出、翻訳、UMAを含む様々なバックグラウンドネットワークサービスを無効にする。
options.add_argument("--disable-blink-features=AutomationControlled")       # navigator.webdriver=false となる設定。確認⇒ driver.execute_script("return navigator.webdriver")
options.add_argument("--disable-default-apps")                              # デフォルトアプリのインストールを無効にする。
options.add_argument("--disable-dev-shm-usage")                             # ディスクのメモリスペースを使う。DockerやGcloudのメモリ対策でよく使われる。
options.add_argument("--disable-extensions")                                # 拡張機能をすべて無効にする。
options.add_argument("--disable-features=Translate")                        # Chromeの翻訳を無効にする。右クリック・アドレスバーから翻訳の項目が消える。
# options.add_argument("--disable-popup-blocking")                            # ポップアップブロックを無効にする。
# options.add_argument("--guest")                                             # ゲストモードで起動する。--incognitoとは併用不可
# options.add_argument("--headless=new")                                      # ヘッドレスモードで起動する。
options.add_argument("--hide-scrollbars")                                   # スクロールバーを隠す。
options.add_argument("--ignore-certificate-errors")                         # SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
# options.add_argument("--incognito")                                         # シークレットモードで起動する。--guestとは併用不可
options.add_argument("--mute-audio")                                        # すべてのオーディオをミュートする。
options.add_argument("--no-default-browser-check")                          # アドレスバー下に表示される「既定のブラウザとして設定」を無効にする。
options.add_argument("--propagate-iph-for-testing")                         # Chromeに表示される青いヒント(?)を非表示にする。
# options.add_argument("--start-maximized")                                   # ウィンドウの初期サイズを最大化。--window-position, --window-sizeの2つとは併用不可
options.add_argument("--user-agent=" + UserAgent(os="windows").chrome)      # ユーザーエージェントの指定。
options.add_argument("--window-position=100,100")                           # ウィンドウの初期位置を指定する。--start-maximizedとは併用不可
options.add_argument("--window-size=1600,1000")                             # ウィンドウの初期サイズを設定する。--start-maximizedとは併用不可
options.add_experimental_option("excludeSwitches", ["enable-automation"])   # Chromeは自動テスト ソフトウェア~~ を非表示
# options.set_capability("browserVersion", "123")                             # ブラウザのバージョンを指定する。
prefs = {
    "credentials_enable_service": False,                                    # パスワード保存のポップアップを無効
    "savefile.default_directory": download_dir,                             # ダイアログ(名前を付けて保存)の初期ディレクトリを指定
    "download.default_directory": download_dir,                             # ダウンロード先を指定
    "download_bubble.partial_view_enabled": False,                          # ダウンロードが完了したときの通知(吹き出し/下部表示)を無効にする。
    "plugins.always_open_pdf_externally": True,                             # Chromeの内部PDFビューアを使わない(=URLにアクセスすると直接ダウンロードされる)
}
options.add_experimental_option("prefs", prefs)

# ------ ChromeDriver の起動 ------
driver = webdriver.Chrome(service=service, options=options)
driver.get("https://www.hogehoge.jp")

変数 download_dir について
デスクトップパスが取得できないことがあったのでpathlibで対策をしました。
ダウンロードフォルダを指定しているので、適宜変えてください。

pip install fake-useragent のインストールが必要です。

"--user-agent" を使わない場合は以下の内容を削除してください。
from fake_useragent import UserAgent
options.add_argument("--user-agent=" + UserAgent("windows").chrome)

fake-useragent 詳細は以下のURLから
https://pypi.org/project/fake-useragent/

selenium 4.15.2 (記事更新前)は折りたたみました

selenium 4(記事更新前)

環境

アイテム バージョン
OS Windows 10 64bit
Python 3.8.7 64bit
selenium 4.15.2
ChromeDriver 119.0.6045.124

便宜上、 webdriver-manager を使っています。使い方は省略、以下に参考URLを置いておきます。
https://qiita.com/centerfield77/items/0aebd6ed452b278d872c

selenium 4.11.0 以降のバージョンに同じ機能が実装されました。今までありがとうございました。

https://www.selenium.dev/blog/2023/whats-new-in-selenium-manager-with-selenium-4.11.0/

起動オプション

引数 簡単な説明
--blink-settings=imagesEnabled=false 画像を非表示にする。
--disable-background-networking 拡張機能の更新、セーフブラウジングサービス、アップグレード検出、翻訳、UMAを含む様々なバックグラウンドネットワークサービスを無効にする。
--disable-blink-features=AutomationControlled navigator.webdriver=false となる設定。確認⇒driver.execute_script("return navigator.webdriver")
--disable-default-apps デフォルトアプリのインストールを無効にする。
--disable-dev-shm-usage ディスクのメモリスペースを使う。DockerやGcloudのメモリ対策でよく使われる。
--disable-extensions 拡張機能をすべて無効にする。
--disable-features=DownloadBubble ダウンロードが完了したときの通知を吹き出しから下部表示(従来の挙動)にする。
--disable-features=DownloadBubbleV2 --incognitoを使うとき、ダイアログ(名前を付けて保存)を非表示にする。
--disable-features=Translate Chromeの翻訳を無効にする。右クリック・アドレスバーから翻訳の項目が消える。
--disable-popup-blocking ポップアップブロックを無効にする。
--headless=new ヘッドレスモードで起動する。
--hide-scrollbars スクロールバーを隠す。
--ignore-certificate-errors SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
--incognito シークレットモードで起動する。
--mute-audio すべてのオーディオをミュートする。
--no-default-browser-check アドレスバー下に表示される「既定のブラウザとして設定」を無効にする。
--propagate-iph-for-testing Chromeに表示される青いヒント(?)を非表示にする。
--start-maximized ウィンドウの初期サイズを最大化。--window-position, --window-sizeの2つとは併用不可
--test-type=gpu アドレスバー下に表示される「Chrome for Testing~~」を非表示にする。
--user-agent=Mozilla/5.0~~~~~... ユーザーエージェントの指定。
--window-position=100,100 ウィンドウの初期位置を指定する。--start-maximizedとは併用不可
--window-size=1600,1024 ウィンドウの初期サイズを設定する。--start-maximizedとは併用不可

実験的なオプション

引数 引数 簡単な説明
excludeSwitches ["enable-automation"] Chromeは自動テスト ソフトウェア~~ を非表示
excludeSwitches ["enable-logging"] コンソールに表示されるDevtoolsERROR:device_event_log_implなどのエラー を非表示
credentials_enable_service False パスワード保存のポップアップを無効
savefile.default_directory download_dir ダイアログ(名前を付けて保存)の初期ディレクトリを指定
download.default_directory download_dir ダウンロード先を指定
download_bubble.partial_view_enabled False ダウンロードが完了したときの通知(吹き出し/下部表示)を無効にする。
plugins.always_open_pdf_externally True Chromeの内部PDFビューアを使わない(=URLにアクセスすると直接ダウンロードされる)

ちょっとした小技
起動オプションにある --incognito を使うと、パスワード保存のポップアップを無効にする設定は省略可能です。

注意①
引数 download_dir は変数名なので、自分が分かりやすい変数名に変えてください。

使わなくなったオプション

引数 簡単な説明
options.add_argument("--disable-browser-side-navigation") このオプションは削除されました。
options.add_argument("--disable-gpu") 以前は--headlessと一緒に使われることが多かったが、今は必要ない。
options.add_argument("--no-sandbox") 非推奨。https://unix.stackexchange.com/questions/68832/
options.add_experimental_option("useAutomationExtension", False) 説明を読む限り、あってもなくても変わらない。
prefs = {"download.directory_upgrade": True,} 説明 #1991-1992行を読む限り、必要ない。
prefs = {"profile.default_content_setting_values.notifications": 2,} あってもなくても変わらない。
prefs = {"profile.password_manager_enabled": False,} あってもなくても変わらない。

コピペできるコードブロック

chrome_option.py
from pathlib import Path

from anti_useragent import UserAgent
from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.chrome.options import Options
from selenium.webdriver.chrome.service import Service

# ------ download_dir の変数 ------
# パスにOneDriveが含まれているときの対策
f_lst = list(Path.home().glob("*/Downloads"))
if len(f_lst) == 0:
    f_lst = list(Path.home().glob("Downloads"))
download_dir = str(f_lst[0])

# ------ ChromeDriver のオプション ------
options = Options()
# options.add_argument("--blink-settings=imagesEnabled=false")                                 # 画像を非表示にする。
options.add_argument("--disable-background-networking")                                      # 拡張機能の更新、セーフブラウジングサービス、アップグレード検出、翻訳、UMAを含む様々なバックグラウンドネットワークサービスを無効にする。
options.add_argument("--disable-blink-features=AutomationControlled")                        # navigator.webdriver=false となる設定。確認⇒ driver.execute_script("return navigator.webdriver")
options.add_argument("--disable-default-apps")                                               # デフォルトアプリのインストールを無効にする。
options.add_argument("--disable-dev-shm-usage")                                              # ディスクのメモリスペースを使う。DockerやGcloudのメモリ対策でよく使われる。
options.add_argument("--disable-extensions")                                                 # 拡張機能をすべて無効にする。
# options.add_argument("--disable-features=DownloadBubble")                                    # ダウンロードが完了したときの通知を吹き出しから下部表示(従来の挙動)にする。
options.add_argument('--disable-features=DownloadBubbleV2')                                  # `--incognito`を使うとき、ダイアログ(名前を付けて保存)を非表示にする。
options.add_argument("--disable-features=Translate")                                         # Chromeの翻訳を無効にする。右クリック・アドレスバーから翻訳の項目が消える。
# options.add_argument("--disable-popup-blocking")                                             # ポップアップブロックを無効にする。
# options.add_argument("--headless=new")                                                       # ヘッドレスモードで起動する。
options.add_argument("--hide-scrollbars")                                                    # スクロールバーを隠す。
options.add_argument("--ignore-certificate-errors")                                          # SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
options.add_argument("--incognito")                                                          # シークレットモードで起動する。
options.add_argument("--mute-audio")                                                         # すべてのオーディオをミュートする。
options.add_argument("--no-default-browser-check")                                           # アドレスバー下に表示される「既定のブラウザとして設定」を無効にする。
options.add_argument("--propagate-iph-for-testing")                                          # Chromeに表示される青いヒント(?)を非表示にする。
# options.add_argument("--start-maximized")                                                    # ウィンドウの初期サイズを最大化。--window-position, --window-sizeの2つとは併用不可
# options.add_argument("--test-type=gpu")                                                      # アドレスバー下に表示される「Chrome for Testing~~」を非表示にする。
options.add_argument("--user-agent=" + UserAgent("windows").chrome)                          # ユーザーエージェントの指定。
options.add_argument("--window-position=100,100")                                            # ウィンドウの初期位置を指定する。--start-maximizedとは併用不可
options.add_argument("--window-size=1600,1024")                                              # ウィンドウの初期サイズを設定する。--start-maximizedとは併用不可
options.add_experimental_option("excludeSwitches", ["enable-automation", "enable-logging"])  # Chromeは自動テスト ソフトウェア~~ | コンソールに表示されるエラー を非表示
# options.set_capability("browserVersion", "117")                                              # `--headless=new`を使うとき、コンソールに表示されるエラーを非表示にするための必須オプション
prefs = {
    "credentials_enable_service": False,                                                     # パスワード保存のポップアップを無効
    "savefile.default_directory": download_dir,                                              # ダイアログ(名前を付けて保存)の初期ディレクトリを指定
    "download.default_directory": download_dir,                                              # ダウンロード先を指定
    "download_bubble.partial_view_enabled": False,                                           # ダウンロードが完了したときの通知(吹き出し/下部表示)を無効にする。
    "plugins.always_open_pdf_externally": True,                                              # Chromeの内部PDFビューアを使わない(=URLにアクセスすると直接ダウンロードされる)
}
options.add_experimental_option("prefs", prefs)

# ------ ChromeDriver の起動 ------
service = Service()
driver = webdriver.Chrome(service=service, options=options)
driver.get("https://www.hogehoge.jp")

変数 download_dir について
デスクトップパスが取得できないことがあったのでpathlibで対策をしました。
ダウンロードフォルダを指定しているので、適宜変えてください。

pip install anti-useragent のインストールが必要です。

"--user-agent" を使わない場合は以下の内容を削除してください。
from anti_useragent import UserAgent
options.add_argument("--user-agent=" + UserAgent("windows").chrome)

anti-useragent 詳細は以下のURLから
https://pypi.org/project/anti-useragent/1.0.10/

selenium 3.141.0 (記事更新前)は折りたたみました

selenium 3(記事更新前)

環境

アイテム バージョン
OS Windows 10 64bit
Python 3.8.7 64bit
selenium 3.141.0
webdriver-manager 3.5.4
ChromeDriver 101.0.4951

便宜上、 webdriver-manager を使っています。使い方は省略、以下に参考URLを置いておきます。

https://qiita.com/centerfield77/items/0aebd6ed452b278d872c

webdriver-manager を使わない人向け
下記にあるコピペできるコードブロックの内容を変更してください。
【削除】from webdriver_manager.chrome import ChromeDriverManager
【変更】ChromeDriverManager().install() から ChromeDriverのフルパス指定

起動オプション

引数 簡単な説明
--blink-settings=imagesEnabled=false 画像の非表示
--disable-blink-features=AutomationControlled navigator.webdriver=false とする設定 ↓ 確認用コマンド
driver.execute_script('return navigator.webdriver')
--disable-browser-side-navigation ”Timed out receiving message from renderer:” の修正
--disable-dev-shm-usage ディスクのメモリスペースを使う
--disable-extensions すべての拡張機能を無効
--disable-gpu GPUハードウェアアクセラレーションを無効
--headless ヘッドレスモードで起動
--ignore-certificate-errors SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
--incognito シークレットモードで起動
--no-sandbox Chromeの保護機能を無効
--start-maximized 初期のウィンドウサイズを最大化
--window-size=1920,1080 初期のウィンドウサイズを指定

実験的なオプション

引数 引数 簡単な説明
profile.default_content_setting_values.notifications 2 通知ポップアップを無効
credentials_enable_service False パスワード保存のポップアップを無効
profile.password_manager_enabled False パスワード保存のポップアップを無効
download.default_directory download_dir ダウンロード先のディレクトリを指定

ちょっとした小技
シークレットモードで起動するオプション --incognito を入れれば、
パスワード保存のポップアップを無効にする設定は省略可能です。

注意①
credentials_enable_serviceprofile.password_manager_enabled は2つ合わせて使います。
credentials_enable_service 1つだけでもパスワード保存のポップアップを無効にできますが、
ネット情報や書籍からも、2つ合わせて使っているので足並みをそろえます。

注意②
引数 download_dir は変数名なので、自分が分かりやすい変数名に変えてください。

コピペできるコードブロック

chrome_option.py
import getpass
from selenium.webdriver.chrome.options import Options
from selenium import webdriver
from webdriver_manager.chrome import ChromeDriverManager

# ------ download_dir の変数 ------
download_dir = f'C:\\Users\\{getpass.getuser()}\\Desktop\\download_folder'

# ------ ChromeDriver のオプション ------
options = Options()
options.add_argument('--blink-settings=imagesEnabled=false')                    # 画像の非表示
options.add_argument('--disable-blink-features=AutomationControlled')           # navigator.webdriver=false とする設定
options.add_argument('--disable-browser-side-navigation')                       # Timed out receiving message from renderer: の修正
options.add_argument('--disable-dev-shm-usage')                                 # ディスクのメモリスペースを使う
options.add_argument('--disable-extensions')                                    # すべての拡張機能を無効
options.add_argument('--disable-gpu')                                           # GPUハードウェアアクセラレーションを無効
# options.add_argument('--headless')                                            # ヘッドレスモードで起動
options.add_argument('--ignore-certificate-errors')                             # SSL認証(この接続ではプライバシーが保護されません)を無効
options.add_argument('--incognito')                                             # シークレットモードで起動
options.add_argument('--no-sandbox')                                            # Chromeの保護機能を無効
# options.add_argument('--start-maximized')                                     # 初期のウィンドウサイズを最大化
options.add_argument('--window-size=1920,1080')                                 # 初期のウィンドウサイズを指定
options.add_experimental_option("excludeSwitches", ['enable-automation'])       # Chromeは自動テスト ソフトウェア~~ を非表示
options.add_experimental_option("excludeSwitches", ['enable-logging'])          # ERROR:device_event_log_impl.cc~~ などのログ出力を無効化
options.add_experimental_option('useAutomationExtension', False)                # 拡張機能の自動更新を停止
prefs = {
    'profile.default_content_setting_values.notifications' : 2,                 # 通知ポップアップを無効
    'credentials_enable_service' : False,                                       # パスワード保存のポップアップを無効
    'profile.password_manager_enabled' : False,                                 # パスワード保存のポップアップを無効
    # 'download.default_directory' : download_dir                               # ダウンロード先のディレクトリを指定
}
options.add_experimental_option('prefs', prefs)

# ------ ChromeDriver の起動 ------
driver = webdriver.Chrome(ChromeDriverManager().install(), options=options)
driver.get('https://www.hogehoge.jp')

変数 download_dir について
記載されたパスは適宜変えてください。
また、存在しないパスを指定しても動作するのでよく確認してください。

最後に

何か間違いなどあればコメントください。

メモ
Timed out receiving message from renderer の修正、他の引数など
Chrome オプション機能一覧(1)
Chrome オプション機能一覧(2)
上記の注意①で挙げた書籍

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