はじめに
皆さん、シェルは何を使っていますか? この世にはbash、zshなどなど様々なシェルがあります。その中でも**fish-shell** はオススメで、機能も見た目 1 も気に入っています。
この記事ではユーザーフレンドリーなfishの便利機能であるコマンド補完についてまとめました。
manページを元にtab補完を作成
fishではインストールしたコマンドであっても、そのコマンドのmanページを元に補完候補を作成してくれます。補完候補の作成には以下のコマンドを実行します。
fish_update_completions
こうすることで [tab]キー
を押せば候補を出してくれるようになり、候補は [Arrow]キー
で選択できます。
以下の画像はdocker run
コマンドでtab補完した場合ですが、ビルド済みのイメージを表示してくれています。
灰色のサジェストを全て補完
既に入力したことのあるコマンドであれば、灰色で補完候補が現れるかと思います。そういった場合には以下のショートカットで全て一括で入力できます。
[Right Arrow]キー
[Ctrl]キー + [f]キー
以下は gcloud
コマンドの場合ですが、gと打った瞬間に過去打ったコマンドを表示してくれています。
灰色のサジェストを部分的に補完
上記の全補完の例では、一部分だけ違うコマンドを入力したい場合に、全補完 -> 一部分削除 -> 一部分を手入力しなくてはなりません2。そういった場合には、以下のショートカットで1単語ずつ補完がなされます。
[Alt]キー + [Right Arrow]キー
[Alt]キー + [f]キー