Anaconda Team Editionでチャネル作成とミラーリング設定をします。
導入構成の全体像は以下になります。この記事は以下の4番目に当たる作業について書いています。
他の記事はこちらにまとめています。
■環境
- RHEL 7.9
- Aanaconda Team Edition 6.1.3(OEM版のIBM Anaconda Repository for IBM Cloud Pak for Dataを導入しました。)
チャネル作成
以下のマニュアルを参考にチャネルを作成します。
クリックしてユーザーメニューを開き(右側のヘッダーにあるユーザーアイコンを左クリック)、Channelsを開きます。
AnacondaのPublicRepositoryのrepo.anaconda.comのチャネルにどんなものがあるかは以下に情報があります。
ここでは以下のmainとmsys2のチャネルのミラーレポジトリを作りたいと思います。
名前と詳細を書き、Privacyはここではユーザー認証を行わないPublicを選択し、Createします。
まず、mainのチャネルを作ります。
例
Name: anacondaprivatemain
Description: anaconda private main
同様の手順でmsys2のチャネルを作ります。
例
Name: anacondaprivatemsys2
Description: anaconda private msys2
ミラーリング設定作成
以下のマニュアルを参考にミラーリングの設定を作成します。
mainのチャネルとmsys2のチャネルでそれぞれミラーリングの設定をします。
まず、mainのチャネルからMirrorをクリックします。
以下の設定をします。
- ミラーリングの名前を指定します。ここではチャネルと同じ名前を指定しました
- main: anacondaprivatemain
- msys2: anacondaprivatemsys2
- ミラーリングは、アクティブなものとパッシブなものがあります。ここではパッシブなミラーを選びます。パッシブなミラーは、チャンネル・アーティファクトのメタデータのみをクローンし、実際のファイルは要求に応じて (最初の要求に応じて) 取得します。
- 外部ソースチャネルに一致するミラータイプを選択します。ここではCondaを選びます。Conda、PyPI、またはCRANをミラーすることができます。
- condaタイプの外部ソースチャンネルとしてmainとmsys2のチャネルのURLを設定します。
- Subdirectoryでミラーを特定のアーキテクチャに限定することができます。ここでは、以下を選択しています。
- main: linux-64, win-64, noarch
- msys2 win-64
- Frequencyでチャンネルのミラーリング頻度を変更することができます。また、「Run Now」の横のボックスをチェックすることで、すぐにミラーを実行することもできます。
なお、ここでは設定していませんが、CVEスコアによるフィルターやPackage名、ライセンスタイプ、日付などによるフィルタリングも可能です。
main: anacondaprivatemainの設定をします。
Submitをするとミラーリングが始まります。パッシブであっても数時間かかります。
同様にmsys2: anacondaprivatemsys2の設定をします。
完了したことは各チャネルのMirrorsタブでcompletedになったかどうかで確認できます。
main: anacondaprivatemain
またHistoryにもmirroring completedのイベントが記録されます。
main: anacondaprivatemain
Packagesタブでミラーされたパッケージを確認できます。
main: anacondaprivatemain
msys2: anacondaprivatemsys2