はじめに
Windows 10 pc でciaoを使ってChandra 衛星のデータを解析したい!ということでインストール方法をまとめました。
前提としてWSL2 + Ubuntu + VSCodeの環境であることが条件です。
この環境も以下の記事様が解説してくださっています。
やりたいこと
-VcXsrvのインストール
-heasoftのインストール
-ciaoのインストール
-実際にciaoを使ってみる
-Fluximage を作成する
-Maege してみよう(近日公開)
VcXsrvのインストール
以下のリンクからダウンロードします。
そしてインストールします。インストール先はどこでもいいです。
次に画面左下のWindowsのマーク(これなんて言うんやっけ?)を押してVcXsrvのファイルを探し、XLaunchを起動します。すると色々な画面が出てくるのでMultiple Windowsを選択してください。次のページに移動し、Client startupのページに行きますが何も触らずに次のページに移動します。Extra settingsに行きますのでDisable access controlにチェックを入れてください。次のページに行って完了を押してください。
heasoftのインストール
このサイト様がとても分かりやすく解説しています。
ciaoのインストール
下のURLに移動して、step 1のDownload ciao-install with the base CALDB をクリックし、ciao-installをダウンロードします。
次にこのコマンドをインストールしたいpathで実行します。
% bash /(ciao-installがあるpath)/ciao-install
実行すると、softというディレクトリがないけど作る?みたいなメッセージが流れます。Creat(c)と書いているのでcと打ってエンター押しましょう。次に
Download directory for tar files (インストールしたいpath):
CIAO installation directory (インストールしたいpath):
と流れるのでインストールしたいpathが書かれていることを確認し、エンター押しましょう。更に
Run smoke tests? (y|n) (y):
Delete tar files after install? (y|n) (y):
Save these settings? (y|n) (y):
となるのでXLaunch(VcXsrv)を起動してから全てyと打ってエンター押しましょう。するとダウンロードとインストールが何回も繰り返し行われます。Creating binary compiled python modulesの後にRunning smoke testsが始まります。40個のテストが終わるとsoftディレクトリの1つ下にciaoがあります。
% ciao
と入力すると
CIAO configuration is complete...
・
・
・
CALDB : (バージョン名、私の場合は4.10.7)
と表示されていることを確認してください。CALDBがインストールされていない場合はバージョン名が書いていません。
また
% ds9
と入力し、XLaunchが起動することを確認してください。
実際にciaoを使ってみる
Fluximage を作成する
次のサイトに行って、
Target Nameに調べたい天体名を入力し、エンター押しましょう。すると色々出てくるので、調べたいデータのObs IDをメモしておきます。そして次のコマンドを実行します。その時メモしていたObs IDを入力することを忘れずに。
download_chandra_obsid (Obs ID)
かなり時間がかかります。皿でも洗いながら待ちます。終わると次のコマンドを実行してください。
cd (Obs ID)
chandra_repro indir=. outdir=repro
fluximage . fluxed/
ds9 fluxed/broad_flux.img -region fluxed/(Obs ID).fov
これもかなり時間がかかります。洗濯物を回して干してしまいましょう。
1つ注意があってds9のコマンドを実行する時は予めVcXsrv(XLaunch)を起動しておきましょう。
ds9のコマンドを実行すれば見事Fluximageの作成に成功です!
Margeしてみよう
近日公開
参考文献