1.はじめに
大学生活の4年間でLaTeXを使いながら便利だなと思ったコマンド、小ネタを紹介する。なおcloud系での動作は確認していない。
2.usepackage{here}
\usepackage{here}
このパッケージを追加し、図や表の配置オプションにHと書くことで記述した場所に図や表を出力することができる。
そもそも図を挿入する時は次のように書く。
\begin{figure}[[位置]]
\centering %図を真ん中に置く。
\includegraphics[width=0.6\textwidth(オプション名)]{ファイル名}
\caption{題名}
\label{図番号}
\end{figure}
- 位置 について、ある文字を書いて図の指定を行う。ある文字とは、
h | 書いた所に図を置く |
---|---|
t | ページの一番上に図を置く |
b | ページの一番下に図を置く |
p | 図のみを置く |
hを指定すれば書いた場所に図を置くとあるが実は書いた場所に図を置けない場合がある。その時にhereパッケージを追加してHを記述することで問題は解決する。
- オプション名について、近日公開
- ファイル名について、ファイル名を書けばいい。しかし英数字のみ。
- 題名について、これは図の題名を書けばいい。
- 図番号について、例えばレポートを書いていて文章中に図や表の番号を用いたい時があるだろう。後で図番号や表番号を変更した場合、文書中の番号も変更しないといけない。非常に面倒だ。そこで図に''ラベル''を付け、ラベルを参照するコマンドを書くことで図や表を面倒なく指定することができる。図番号と書かれている場所にラベル名を記述(日本語でも可)することでラベル付けできる。
3.usepackage{wrapfig}
\usepackage{wrapfig}
文章の真横に図を表示することが出来る。
4.usepackage{amssymb}とusepackage{amsmath}
\usepackage{amssymb}
\usepackage{amsmath}
これは呪いみたいなものでとりあえず書こう。
5.usepackage{physics}
\usepackage{physics}
これば本当に便利なパッケージである。
詳しい解説はこちら
6.usepackage{multicol}
\usepackage{multicol}
これは文章を2段組やそれ以上の多段組にすることができるパッケージになっている。
7.usepackage{enumerate}
\usepackage{enumerate}
これは番号付きの箇条書きを記述することのできるパッケージになっている。もちろん・からはじまる普通の箇条書きも記述することができるので便利。
8.usepackage{empheq}
\usepackage{empheq}
これは連立方程式を書くこと以外は使っていないです。
9.usepackage{url}
\usepackage{url}
参考文献にURLを載せる時もあるだろう。URLをそのまま貼るとコンパイルエラーになる。URLの''_''が原因でエラーになるらしい。そこでこのパッケージを使うことでコンパイルエラーを回避できる。
10.usepackage{multirow}
\usepackage{multirow}
表を使うならとりあえずこれを書いておこう。
このサイトを使えば、表を簡単に生成することができる。
11.usepackage{ulem}
\usepackage{ulem}
文章に書く様々な線を記述することができる。
12.連立方程式の作り方
\usepackage{empheq}
を導入する。
\begin{empheq}[left=\empheqlbrace]{align}
%数式を書く。
\end{empheq}
13.無理矢理1行飛ばす(おすすめしない)
\vspace{\baselineskip}
14.付録の書き方
\appendix
\def\thesection{Appendix\Alph{section}}
#15.参考文献の書き方
\begin{thebibliography}{9}
\bibitem{}
\end{thebibliography}
#16.参考文献
https://mirrors.ibiblio.org/CTAN/macros/latex/contrib/physics/physics.pdf