PythonでAmazonの価格を監視(2)
前回に引き続き，Amazonの価格監視システムを構築します．今回は商品の登録，削除の部分を実装します．
関数の定義
早速関数を定義します．
def insert_data(dbname, user_name, page_url, mail_address):
with closing(sqlite3.connect(dbname)) as connection:
cursor = connection.cursor()
price = price_checker.get_price(page_url)
title = price_checker.get_title(page_url)
sql = 'insert into users (name, title, url, price, mail) values (?,?,?,?,?)'
user = (user_name, title, page_url, price, mail_address)
cursor.execute(sql, user)
connection.commit()
connection.close()
# データの削除
def delete_data(dbname, page_url):
with closing(sqlite3.connect(dbname)) as connection:
cursor = connection.cursor()
sql = 'delete from users where url = ? '
data = (page_url,)
cursor.execute(sql, data)
connection.commit()
connection.close()
# データの取得
def get_data(dbname, user_name):
list = []
with closing(sqlite3.connect(dbname)) as connection:
cursor = connection.cursor()
select_sql = 'select * from users where name = ? '
data = (user_name,)
for row in cursor.execute(select_sql, data):
list.append(row)
connection.close()
return list
今回はデータベースの管理が主となるためデータの挿入，削除，取得を関数かしておきました．
データの挿入の処理だけ少し特殊になっています．価格と商品名を入力するのは面倒なため，前回使用した関数を用いてWebページから価格と商品名を取得するようにしています．
そのほかには特殊な処理は含まれていません．テーブル名は任意で変更して使用してください．
main関数
ではmain関数もみていきましょう．
if __name__ == '__main__':
print('configを開始します')
name = input('名前を入力してください：')
items = get_data('price_checker.db',name)
if items == []:
print('はじめまして{}さん'.format(name))
else:
print('あなたが登録している商品はこちらです')
for item in items:
print('\nitem{}'.format(items.index(item)+1))
print(item[1])
while True:
items = get_data('price_checker.db', name)
print('\n\n何をしますか？数字で入力してください')
print('1.登録商品の表示\n'\
'2.商品の追加\n'\
'3.商品の削除\n'\
'4.終了')
choice = int(input('選択：'))
if choice == 1:
if items:
print('あなたが登録している商品はこちらです')
for item in items:
print('\nitem{}'.format(items.index(item) + 1))
print(item[1])
else:
print('あなたが登録している商品はありません')
elif choice == 2:
url = input('追加する商品のurlを入力してください:')
if item == []:
mail_addr = input('メールアドレスを入力してください:')
else:
mail_addr = item[0][4]
insert_data('price_checker.db', name, url, mail_addr)
print('データを登録しました')
elif choice == 3:
for item in items:
print('\nitem{}'.format(items.index(item) + 1))
print(item[2])
print('削除する商品の番号を入力してください')
index = int(input('番号：')) - 1
delete_data('price_checker.db', items[index][2])
print('データを削除しました')
else:
break
UIが非常に雑です．コンソールを用いているため見づらいです．いつかきれいなUIにしなきゃなあ．．．個人で利用する分には何も問題ありません．
初めにユーザー名を入力してもらい，ユーザーの判別を行います．データベースにユーザー名があるかどうかを判別し，一致するユーザがいる場合はその人が登録している商品一覧を．いない場合には新規のユーザーとして処理します．
その後，データベースの操作に入ります．ユーザが行える操作は登録している商品の表示，追加，削除です．
どの処理でも過去のデータを使用するため，まず，ループの初めに商品データ一覧を取得します．
その後はユーザーの入力によって分岐します．表示はそのままリストを表示します．追加の際にはユーザーのメールアドレスの情報が必要になるため，過去の情報を参照し，適宜ユーザーにメールアドレスを要求します．削除の処理では一度商品一覧を表示し，そのインデックスで指定するようにします．
課題
今回作成した関数は脆弱すぎます．まずパスワードがない，重複を削除する機能がないなどひどく粗末です．オンラインでサービスを実装するためにはこれらの機能を持たせる必要があります．
以上データベースの管理でした．最後まで読んでいただきありがとうございました。