Concrete CMS version 9 から搭載されているバッチ処理を行う「タスク機能」。
サーバー側の Cron でも設定する必要がありますが、Plesk では、PHP のバージョン切り替えが特殊で、 Cron の設定がややこしかったので、手順に書き残しておきます。
確認済み Plesk: 18.0.57
設定の詳細方法は「Concrete CMS タスク設定方法: Cron版 (V9 以降)」をご覧ください。
タスク設定例
Plesk で設定する方法だけ共有します。
Concrete CMS がインストールされているフルパスをあらかじめ取得して、以下のコマンドの concrete/bin/concrete
の位置を差し替えてください。
スケジューラー
項目 | 設定値 |
---|---|
タスクタイプ | コマンドを実行 |
コマンド | /opt/plesk/php/8.2/bin/php -f /var/www/vhosts/ドメイン/concrete/bin/concrete concrete:scheduler:run |
説明 | concrete:scheduler:run |
通知 | 通知しない |
コンシューマー
項目 | 設定値 |
---|---|
タスクタイプ | コマンドを実行 |
コマンド | /opt/plesk/php/8.2/bin/php -f /var/www/vhosts/ドメイン/concrete/bin/concrete messenger:consume async --time-limit=55 |
説明 | messenger:consume |
通知 | 通知しない |
こぼれ話: Plesk の SSH で PHP バージョンを切り替える方法
Plesk サーバーに SSH で入り、PHP を実行しようと思っても、サーバーにデフォルトで入っている PHP バージョンしか実行できません。RHEL 7 ベースだと、PHP 5.3 と超古い PHP になってしまいます。
その時実行するのが、以下の CLI コマンドです
# 変更したい PHP のバージョンを入れる
phpenv shell 8.2