Concrete CMS では、さまざまな CSS や JS ファイルを使ってます。
それら数は数百ファイルにも及び、それらのページを表示する際、別々にブラウザに読み込むと、ファイルの読み込みだけに時間がかかってしまいます。
なので、Concrete CMS では、 grunt というツールを使って、CSS や JS ファイルを少ない数のファイルに納めるようにしています。
なので、GitHub で、こういう CSS や JS ファイルの修正があった時、
CSS や JS を grunt でビルドし直す必要があります。
8.5.x ブランチ: GitHub の bot のビルドを見つけてゲットする方法
以前は、各自がローカルでビルドする必要があリマス。
今は、GitHub で、8.5.x 系のブランチにマージされた後 concrete5 bot
が自動的に JS や CSS の rebuild を走らせる機能がつきました。
V9 以降は不要です。
なので、8.5.x ブランチにマージされると、 concrete5 bot が自動で、ビルドしたファイルをコミットしてくれるようになっています。
Automatic assets rebuilding
というタイトルがついているコミットがそうです。
そのコミットで変更されているファイルを checkout か GitHub のページからダウンロードしましょう。
Concrete CMS の新しいバージョンリリース前に動作確認したり、パッチを適用したい場合、該当ブランチの該当コミット直後のコミットの中を見て、そのファイルを Get することも忘れずにお願いします。
ローカルで Concrete CMS のアセットをビルドする方法 (V8 まで)
とは言っても、コミットがマージされるまでビルドされないので、自分で修正・機能追加する時に、ローカルで確認できません。
ローカルで確認する方法です。
最初のセットアップ
- GitHub から Concrete CMS のソースを Clone する
- /build/ フォルダもローカルに存在することを確認する
- ローカルに npm をインストール ※詳細は割愛
- ローカルに [Composer をインストール(https://getcomposer.org/) ※詳細は割愛
- ターミナルを開く
- Concrete CMS のルートに移動する
composer install
- build ディレクトリに移動
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npm install
でもろもろのパッケージをインストール -
grunt release
:CSS, JS 全てをビルド-
grunt css:release
CSS のビルド -
grunt js:release
JSファイルのビルド
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普段の作業
初期セットアップが終わったあとの、作業時は以下の手順で行います。
- ターミナルを開く
- Concrete CMS のルートに移動する
- ブランチに行き git pull で最新版 or 目的のブランチやコミットの状態にする
composer install
- build ディレクトリに移動
- (しばらく経ってたら)
npm install
でもろもろのパッケージをインストール・アップデート -
grunt release
:CSS, JS 全てをビルド-
grunt css:release
CSS のビルド -
grunt js:release
JSファイルのビルド
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