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さくらのクラウドでOracle Linuxを使う2つの方法(CentOS8.2から移行、ISOイメージからインストール)

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概要

さくらのクラウドにおいて、現時点(2021年8月現在)では「Oracle Linux」のパブリックアーカイブやISOイメージ提供は行われていないため、利用する方法についてまとめたものです。

  • 方法A:CentOS8.2からOracle Linux8.4へ入れ替える
  • 方法B:Oracle LinuxのISOイメージを利用して手動インストール

前提条件

  • さくらのクラウドコントロールパネルへログインできること
  • 利用端末から、さくらのクラウド環境へSSH接続ができること
  • 利用端末から、さくらのクラウド環境へFTP接続ができること

警告 さくらのクラウドを利用する際には費用が発生しますので、ご注意ください。

方法A:CentOS8.2からOracle Linux8.4へ入れ替える

A-1:CentOS8.2の環境準備

提供中のアーカイブ・ISO イメージ一覧に掲載されている「CentOS Linux 8.2.2004 64bit」を利用してサーバ環境を構築する

  1. さくらのクラウドントロールパネルへログインし、「さくらのクラウド」を選択
  2. 左メニューの「サーバ」を選択し、画面右上の「追加」を選択
  3. ディスクの「アーカイブ選択」では「CentOS Linux 8.2.2004 64bit」を選択 a-01-server.png
  4. ディスクの修正では「管理ユーザのパスワード」と「ホスト名」を入力(今回の入力例:centos8) a-02-server.png
  5. 下にスクロールし、画面右下の「作成」ボタンを押す
  6. 確認画面が表示されるので、「作成」ボタンを押す
  7. 進捗画面が表示されるので、ステータスが3つとも「成功」になるまで待つ a-03-server.png
  8. 左メニューの「サーバ」を選択し、サーバ情報(IPアドレスなど)を確認

A-2:Oracle Linux8.4へコンバート

  1. 利用端末から、作成したサーバにSSHで接続
  2. システムのアップデート実施
  3. https://github.com/oracle/centos2olをダウンロードし実行
dnf -y update
git clone https://github.com/oracle/centos2ol.git
cd centos2ol/
bash ./centos2ol.sh

方法B:Oracle LinuxのISOイメージを利用して手動インストール

B-1:事前準備

利用端末に、Oracle Linux Installation MediaからISOイメージ(OracleLinux-R8-U4-x86_64-dvd.iso)をダウンロードする

インフォメーション 「OracleLinux-R8-U4-x86_64-dvd.iso」のファイルサイズは、約9.2GB

  1. さくらのクラウドントロールパネルへログインし、「さくらのクラウド」を選択
  2. 左メニューの「ストレージ」から「ISOイメージ」を選択
  3. サイズ「10GB」を選択し、「名前」を入力(今回の入力例:OracleLinux84) b-00-iso.png
  4. 画面右下の「作成」ボタンを押すと、FTP接続に必要な情報が表示される
    b-01-iso.png

  5. FTP接続ソフトと接続情報を利用し、Oracle LinuxのISOイメージをさくらのクラウドISOイメージへアップロード
    b-00-ffftp.png

  6. アップロードが完了したら、FTP接続ソフトを切断する

  7. さくらのクラウドントロールパネルへ戻り、画面右上の「FTPを完了」を選択
    b-02-iso.png

  8. 確認メッセージが表示されるので、「FTPを完了」ボタンを押す
    b-03-iso.png

  9. 完了メッセージが表示されるので、「OK」ボタンを押す
    b-04-iso.png

B-2:Oracle LinuxのISOイメージからサーバ作成

  1. 左メニューの「サーバ」を選択し、画面右上の「追加」を選択
  2. ディスクの「ディスクソース」では「ブランク(空のディスク)」を選択
  3. ディスクの「ISOイメージを使う」では「OracleLinux84」を選択(※アップロードしたISOイメージが選択できる) b-13-server.png
  4. サーバの情報では「名前」を入力(今回の入力例:oraclelinux8)
  5. 下にスクロールし、画面右下の「作成」ボタンを押す
  6. 確認画面が表示されるので、「作成」ボタンを押す
  7. 進捗画面が表示されるので、ステータスが4つとも「成功」になるまで待つ b-14-server.png

B-3:コンソールからOracle Linuxのインストール実行

左メニューの「サーバ」を選択し、表示される対象サーバの詳細メニューから「コンソール」を選択する
b-15-server.png

以降、コンソールを利用してインストールを行う

  1. 下記画面が表示されたら、「Install Oracle Linux 8.4.0」を選択 console-01.PNG
  2. インストール画面が表示されるまで待つ console-02.PNG
  3. 「日本語」を選択し、「続行」ボタンを押す console-03.PNG
  4. インストール概要画面が表示されるので、必要な項目を設定 console-04.PNG
  5. インストール先を選択し、設定に問題なければ「完了」ボタンを押す console-05.PNG
  6. ネットワークとホスト名を選択し、Ethernet(ens3)を「オン」、ホスト名を入力し、「完了」ボタンを押す console-07.PNG
  7. ソフトウェアの選択について、「最小限のインストール」を選択し、「完了」ボタンを押す console-09.PNG
  8. 時刻と日付を選択し、地域「アジア」都市「東京」を選び「完了」ボタンを押す console-11.PNG
  9. rootパスワードを選択し、適宜パスワードを入力し、「完了」ボタンを押す console-13.PNG
  10. 「インストールの開始」ボタンを押す console-14.PNG
  11. インストールが終わるまでしばし待つ console-15.PNG
  12. インストールが完了したら、「システムの再起動」ボタンを押す console-16.PNG
  13. 再起動が完了すると、ログイン画面が表示される console-17.PNG
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