2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Pythonの可変長代入?

Posted at

Pythonの代入文は、以下のように書けます。

a, b = 1, 2

また、以下のように書くことにより、可変長引数を持つ関数が書けます。


def func(*args):
  print(repr(args))

func(1)
# 出力: (1,)
func(1, 2)
# 出力: (1, 2)

まぁ、一応自分もPythonを始めてほどほど経つので、これくらいの事は当然知っているわけですが、ふと、代入文も「*」(アスタリスク)を使えないのだろうか、と疑問に思った次第です。

a, *b = 1, 2, 3
print((a, b))
# 出力: (1, [2, 3])

できるじゃん!

念のため、仕様がどのようになっているか、確認してみると、

"星付き"のターゲットと呼ばれる、頭にアスタリスクが一つ付いたターゲットがターゲットリストに一つだけ含まれている場合: オブジェクトはイテラブルで、少なくともターゲットリストのターゲットの数よりも一つ少ない要素を持たなければはなりません。 星付きのターゲットより前のターゲットに、イテラブルの先頭の要素が左から右へ代入されます。 星付きのターゲットより後ろのターゲットに、イテラブルの末尾の要素が代入されます。 星付きのターゲットに、イテラブルの残った要素のリストが代入されます (リスト空でもかまいません)。

しっかり書かれていますね。

いろいろとやってみましょう。

a, *b = 1,
print((a, b))
# 出力: (1, [])
a, *b, c = 1, 2, 3, 4, 5
print((a, b, c))
# 出力: (1, [2, 3, 4], 5)
*a, = 1, 2, 3
print(a)
# 出力: [1, 2, 3]

ですが、以下のようなものはダメです。

a, b, *c = 1,
# ValueError: not enough values to unpack (expected at least 2, got 1)
# cは空でもいいが、a,bに代入すべき値は必ず指定しなければならない。
*a = 1, 2, 3
# SyntaxError: starred assignment target must be in a list or tuple
# 「*」のつくターゲットは、リスト・タプルの中になければならない。

今までは左辺だけでしたが、右辺にも使えるようです。

d = 10, 20
a, b, c = 1, *d
print((a, b, c))
# 出力: (1, 10, 20)
# 「a, b, c = 1, d[0], d[1]」と同様。
2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?