初投稿です。現在、ソフトウェアエンジニアをしております。Katsuです。よろしくお願いします!
Northeastern University Khoury College of Computer Sciences(下記:Northeastern)でComputer Sciece(下記:CS)/情報工学を2021年まで4年間学んでいました。なぜ書こうと思ったのか?あまり理由はないのですがw ふーん、へーっという感じで読んでください。微量ながらも、これからチャレンジする人の助けになればなと。
Khouryはアメリカで最初に設立されたCSに特化したCollegeだそうですが本当かどうかは分かりません。Khouryは多額寄付者の苗字だそうです。アメリカらしいですね。CSやSTEMを押している大学で、他の大学よりCS熱心な生徒が多く、独特のカルチャーがありました。
目次
1.カリキュラム
2.オモロかった教授
3.すごかった生徒
4.使っていたツール
5.さいごに
1. カリキュラム
- クラス
早速カリキュラムについて説明したいと思います。アメリカの大学はたいてい同じカリキュラムです。
CSのプログラムを通して実用的か理論的で分けると、Northeasternは実用的に寄っていると言われています。ライバル校のBoston Universityは理論的に寄っていると言われています。
CS2500は関数型プログラミングのRacketで基礎を学びます。Racketを作った人、Matthias Felleisenも大学にいます。関数型プログラミングを使っている大学は珍しく。Pythonとかでやりたいとか皆、文句を言いながらも結局はRacketで基盤を作った事に感謝している人が多いです。かなり難しく、大量の落後者が出るクラスです。80人以上の学生がTeaching Assistantとして毎日、朝から夜まで質問に答えてくれます。ほぼすべてのクラスはペアプログラミングで課題などをします。
CS3500はオブジェクト指向をさらに深く学びます。量とペースが鬼で、よく大学のRedditで悲鳴の声が上がっています。アメリカのCSクラスは全体的に課題の量が多く、課題で週20-30時間ぐらい食われます。
エンジニアはビジネス的なプレゼンなどの授業がないので演劇の授業を受けなければなりません。私はコロナ期間に演劇のクラスを取ったので、Zoom上での発声練習などはかなりシュールでした。
個人の取り方次第でフロント、ネットワーク、AIや様々なエキスパートになれます。日本の大学ではあまりコマンドなどは学ばないらしいのですが、コマンドなども課題提出する為に使ったり、必須のセキュリティークラスなどで学びます。
- 6-12ヶ月間のインターン
卒業する為にCoopというプログラムを終えなければなりません。6-12ヶ月間、休学をしてフルタイムで企業で働きます。多くはWayfair, Spotify, Hubspot, Toastなどで働いていました。Coop後はCoopの体験談を挨拶がわりにするので面白い話や参考になる話が増えて楽しいです。優秀な人はAppleなどに行きますが、多くの優秀な生徒はスタートアップを作ったり、スタートアップで働いたりと。
- Combined Major
Combined Majorは二つの関連した学科を組み合わせて一つの専攻です。二つの学科の75%ずつの内容を勉強します。25以上のCombined majorがあります。CSと経済の組み合わせが特に人気でした。Khoury内にはCS以外にもData ScienceとCybersecurityがあります。Data ScienceはCSとも被るクラスが多く、全体的にCSを少し簡単にしたようなカリキュラムです。Cybersecurityは学科自体が珍しく、Cybersecurityをしたいが為にNortheasternを選ぶ生徒も多かったです。
2. オモロかった教授
-
John Rachlin教授
元Fitbitのエンジニアの教授で、CSの教授で一番人気です。誰よりも親身です。 -
Seth Cooper教授
コンピューターゲームでどう教育をするかなどを研究開発している教授です。 -
Christo Wilson教授
Cybersecurity界隈で有名な教授です。 -
H.C. Robinson教授
Uberの法律やデジタル関連の法律を研究されている教授です。
他にも自分の名前が数式になった教授や、CSあるあるですが、冷たい教授もいっぱいいます。
3. すごかった生徒
God complex(自分は神だと信じるという意味)な生徒はCSジョークになる程です。ほぼすべてのCSクラスでは、生徒同士でクラスのDiscordを作って教授がスタンプ化されてます。
助けてと言わずには追えれない課題しかないので、質問などを恥じらう事なく上手く質問をできるスキルがCSではつくなと思います。すごい生徒はやっぱり教えてくれる時に、こいつは天才だなと、超えれないなとつくづく思う時がありました。
多くの学生はポートフォリオとしてウェブサイトを持っているのでLinkedInを漁ってれば何個かは見つけれます。本当にすごい生徒はCompilerやProgramming Languages(言語のコンセプトやデザイン)の猛者でした。特に助けていただいた先輩は〇〇マップのエンジニアになりました。日本語を独学で学んだ中国人生徒や、すでに倒産を2回経験した生徒など、CS十人十色な環境でした。
- 芸術的センスがある?
CSは資本主義の申し子ですが、やはり細かな作業は細かなことを綺麗に作れる人が特にCodingも上手いとよく言われていました。間違ってはないですが、やっぱり色んな人がいます。やはり、インド人、中国人には天才が多く、衰退していく日本を感じました。
4. 使っていたツール
-
コース別ウェブサイト
そこに内容が全て書いてあったり、HavardのCS50もYoutubeに全てあがっています。 -
Piazza
質問をするプラットフォームです。掲示板みたいな。 -
Gradescope
課題提出や採点をしてくれるウェブアプリです。 -
Discord
クラスオフィシャルから非クラスオフィシャルのチャンネルがあります。学生だけのは50人規模であれば大抵あると思います。 -
Bottlenose
Northeasternが開発をした、RacketとJavaを自動採点してくるウェブアプリです。
5. さいごに
Discordで教授のスタンプを作ったり、面白おかしく、辛さも面白さに変えている人が多いです。また、コミュニティー意識が高く、助けてくれる人ばかりです。デザイン、綺麗さをしつこく教えられます。それが基盤となって、今は良かったなと思います。
これからNortheasternでCSを学びたい人などは、私のLinkedInなどでDMしてください!
お読みいただきありがとうございました。