Linuxをターミナル(CUI)で操作する際に使用できるショートカットキーをまとめました。
01. コマンドの入力
カーソル移動
矢印キーではなくショートカットキーを使用することで、ホームポジションを離れない操作が可能になります。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + b | 左に1文字移動 |
Ctrl + f | 右に1文字移動 |
Alt + b | 左に1単語移動 |
Alt + f | 右に1単語移動 |
Ctrl + a | 行頭に移動 |
Ctrl + e | 行末に移動 |
文字の削除と貼り付け
入力した文字の削除もショートカットキーが使えます。
下記表の「※」がついている「単語削除」「行頭/行末までの削除」では、ヤンク(貼り付け)が可能です。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + h | カーソルの左1文字を削除(=BackSpace) |
Ctrl + d | カーソル上の1文字を削除(=Delete) |
Ctrl + w | カーソル左の単語を削除 ※ |
Ctrl + u | 行頭からカーソル左の文字まで削除 ※ |
Ctrl + k | カーソル上の文字から行末までを削除 ※ |
Ctrl + y | 「※」で削除した内容をヤンク |
コマンド履歴の選択
「↑」「↓」で、そのユーザーが過去に使用したコマンドを呼び戻せますが、こちらもホームポジションから離れずできます。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + p | 1つ前に実行したコマンドを表示する |
Ctrl + n | 1つ最新のコマンドを表示する |
Ctrl + r | コマンド履歴のインクリメンタル検索 |
「コマンド履歴のインクリメンタル検索」時の操作
コマンド履歴をインクリメンタル検索(1文字入力するたびに検索結果が更新される、逐次検索)することできます。「Ctrl + r」でインクリメンタル検索モードになるので、そこで下記操作を行えます。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + r | 1つ過去の検索結果を表示 |
Enter | 現在の検索結果を実行 |
Esc | 現在の検索結果を保持したままコマンドラインへ戻る |
Ctrl + g | 検索を中止し、コマンドラインへ戻る |
02. ターミナル操作
画面ロック
「コマンドが入力できなくなった!!」というときは、画面ロックをしてしまった可能性を疑うとよいかもです。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + S | 画面への出力をロックする ※1 |
Ctrl + Q | 画面への出力のロックを解除する |
※1 入力自体は受け付けていて、ロック解除時にターミナルに入力内容を反映されます。例えばロック中にEnterを押していると、ロック解除と同時に、Enterまでに入力された文字列がコマンドとして実行されます。
###その他
画面の出力結果を消したいときはclearコマンドを使っていましたが、これもショートカットキーでできるんですね。コマンド入力中に「Ctrl + l」を使っても、入力中の内容は保持されたままなので便利です。
コマンド | 動作 |
---|---|
Ctrl + C | 実行中のコマンドを中止する |
Ctrl + D | ログアウトする(何も入力していない時のみ) |
Ctrl + l | 画面に表示された内容を全消しする(=clearコマンド) |
#参考