多くの方は大学院進学するとき、内部進学を選択すると思います。そんな中、私は内部進学ではなく、外部の大学へ研究生として進学する(つまり院浪人)ことを選択しました。この記事では院浪人を選択した理由と、その後に外部の大学へ進学したことで学んだ研究生活をより良くする能力3選について紹介していこうと思います。ただし、この記事を投稿した現在はまだ身につけられていません。「これから身につけるぞ!」 という意味も込めて紹介しています。初めて記事を書くので、拙い文章で読みにくいかもしれません。よろしくお願いします。
院浪人を選んだ理由(軽く紹介)
最初に、私が院浪人を選んだ理由について軽く紹介します。私は、外部進学を第一志望、当時配属していた研究室を第二志望として院試対策をしており、結果は内部の院試のみ合格でした。大学卒業後の進路を考えた際、配属された研究室には修士2年の先輩のみが在籍しており、日頃の生活を見ていましたが、自分の理想の大学院生とは少し雰囲気が異なる生活だなと感じていました。本当にこのまま進学していいのかと悩んでいた際に研究生制度を知り、両親や当時の担当教授とも相談した結果、院浪人を選択しました。
1.英語能力
この知見は、以前所属していた研究室で必要だと感じた能力です。以前所属していた研究室には留学生や外国人研究員の先輩が在籍されており、その方々は英語で進捗報告や日常会話をしていました。自分は英語を話すのが苦手で、「何言ってるか全く分からん(^^;)」 という状態が一年間続きました。コミュニケーションを取る際は、事前に準備しておいた文章を話したり、気合いで乗り切っていました。結局、日本語を話せる留学生とはある程度仲良くなれましたが、英語中心の留学生はそこまで仲良くなれませんでした。今振り返ると、日常生活で英語能力を伸ばす機会をドブに捨てたと後悔しています。
この経験から、英語力を伸ばす方法を自分なりに考えた結果、以下の結論に至りました。
知っている英単語を増やす
多くの方が、英語を読んだり聞いたりする際に、こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。「知っている単語だけが印象に残って、文全体の意味はよくわからない」 という感覚です。実際、私自身もこのせいで内容を理解できなかったことが数え切れないほどあります。私はこの経験を思い出して、知っている英単語を増やせば、ニュアンスぐらいは理解出来るかも? と考えました。例えば、以下の文章を聞いたとします。
The severe weather conditions, including a torrential storm, posed a significant danger to the coastal areas.
この文章は「集中豪雨を含む悪天候は、沿岸地域に大きな危険をもたらした」という意味ですが、「weather(天候)」「storm(嵐)」「danger(危険)」という3単語さえ知っていて聞き取れれば、「悪い天候(嵐)が危険である」と文章のニュアンスをつかむことが出来ます。この程度の理解ができれば、文全体の詳細な翻訳ができなくても、話の流れを推測することが可能です。
このように、ニュアンスさえ理解出来れば、英文の要約もある程度は出来ると思います。学生の研究生活においては、英語論文を軽く読んで、簡単な内容を把握出来る程度の能力があれば、やっていけるのではないかと考えています。(国際会議に参加するならもっと高度な能力が必要かもしれません)
2 要約する能力
これは、現在の研究室で必要だと感じた能力です。現在所属している研究室の先輩方の発表や論文を見ていて、要点が抑えられていてわかりやすいなと感じております。一方自分は、発表にしても論文にしても、丁寧に説明しすぎてしてしまう癖があり、短い時間で研究内容を説明するのがすごく苦手です。「どこまで詳細に説明すれば相手がわかってくれるだろうか?やっぱりこの辺りもちゃんと説明しないとダメなのかも?」という考えが回り続けてしまうのが原因かなと自分で考えています。卒業研究の時もこの部分が一番苦労しました。この記事を投稿した現在も苦手意識があります。この苦手意識を克服するために現在取り組んでいることを紹介したいと思います。
日々の研究活動を書く
現在の研究室ではSlackを用いて連絡事項を共有していますが、個人用のチャンネルを作成することが出来ます。そこで、自分の日々の研究活動を日記のように書いています。ありがたいことに多くの先輩や同期が自分のチャンネルに参加していただいているので、チャンネルの参加者が、自分の活動内容を簡潔に説明することを意識して日々投稿しています。1か月ほど続いていますが、まだ簡潔に説明できていないなと感じています。しかし悩んでいる事も一緒に書くと先輩方からアドバイスを頂けたり、進捗報告をするときに便利だなと思ったりなど沢山のメリットを感じているので、これからも続けてみようと思います。
3.コミュニケーション能力
これは、両方の研究室で過ごして必要だなと感じた能力です。以前の研究室では、研究室全体でおとなしい方が大多数を占めていて、その影響で自分もそこまで積極的にコミュニケーションを取ることが少なかったです。最終的には卒業することが出来ましたが、もっとコミュニケーションを取っていれば、より良い研究ができたかなと思いました。コミュニケーション能力を上げて先輩や同期と仲良くなることで、研究や就活のことなどの相談がしやすくなることを、現在の研究室に来て強く感じました。
そこでコミュニケーション能力を伸ばす方法について自分なりに考えてみましたが、結論は出ていません。しかし、過去に出会った人たちや現在の研究室の方々について考えてみると、コミュニケーション能力がある人たちに共通する点を発見しました。それを紹介していこうと思います。
聞き上手
自分は以前、コミュニケーションが上手な人とは、相手が興味を持つような話し方ができる人だと考えていました。しかし、これまで出会ってきたコミュニケーションが上手だなと感じた人たちを思い出してみると、相手に親近感を抱かせていました。相手が話している間は、うなずいたり相手の顔を見たりしてしっかり聞いて、自分が話す内容は、相手が興味を持ちそうなものをチョイスしていたことが多かったなと思い出しました。
つまり、コミュニケーションが上手な人は自分と相手と協力して「会話」という作品を作り上げているのではないかという結論が自分の中で生まれました。聞き方だけでなく話し方にも何か特徴があるのではないかと考えているので、まだ自分の中では最終的な結論とはしていません。
現在は聞き上手になるため、うなずきを入れたり相手の顔を見たりなど、いろいろ実践中です。いつかは話し方についても考えてみて、最終的な結論を出せたらなと考えています。
終わりに
最後まで読んでいただききありがとうございます!以上、院浪人を選択した理由と研究生活をより良くする能力3選でした!いかがだったでしょうか?
私は、解決方法について自分で考えて結論を出すことが好きなので、主観的な根拠が多くなってしまいました。取り上げた内容の中で、納得いかない部分があるかもしれません。その場合は、自分なりに別の方法を考えてみてください。もしかしたら、ネットには載っていない自分にとって最高の方法が見つかるかもしれません。
この記事を読んで頂いた皆さんの参考になればとてもうれしく思います。皆さんの研究生活がより充実したもになるように祈っております。
PS:今回は研究活動をより良くする能力をメインに書かせていただきましたが、需要があれば研究生(院浪人)の生活についても記事を投稿したいなと考えております。(やる気があれば、需要がなくても勝手に書くかもしれません)