一般的なレンタルサーバーではたいてい問題なくbaserCMSを使用することができますが、自分でサーバーを構築したときや、得体のしれないサーバーを使用せざるを得ないときに、baserCMSが設置できるかどうか不安になることも多いかと思います。
baserCMSの公式サイトのサーバー要件に必要な情報はある程度掲載されておりますが、サーバーの扱いに不慣れだったりすると、調査に時間がかかったりします。
そんなときのために、フォルダを設置してブラウザからアクセスするだけでサーバーがチェックできるツールを作成しました。
想定している対象者
これからbaserCMSを新規導入しようと考えている人
※ただし、今回のツールのDBチェックに関してははMySQL限定です。
それ以外のDBを使用されている方は、独自にDBのチェックをする必要があります。
この記事で紹介すること
BcCheckerの使い方
・各項目の説明
・基本チェック
・DB接続チェック(MySQLサーバー)
・メール送信チェック
・リライトチェック
・モジュールチェック
注意点
BcCheckerの使い方
BcChecker の使い方はいたって簡単です。
zipダウンロードして、解凍し、フォルダの中にある「_cms」フォルダを、テストしたいサーバーのウェブルート(index.htmlなどがおいてある階層)に設置し、ブラウザからアクセスするだけです。
/htdocs/ がウェブルートの場合
/htdocs/_cms/ になるように設置
http(s)://あなたのドメイン/_cms/ にアクセスする。
各項目の説明
基本チェック
・PHPのバージョンやホスト名、フルパスなどが確認できます。
DB接続チェック(MySQLサーバー)
DB接続のためユーザー名、パスワード、DB名などを入力し、「DB接続チェックをする」をクリックすると、phpからDBに接続できるかどうか確認できます。
localhostの場合、サーバーは省略できます。
ポートが3306の場合、省略可能です。
DBのバージョンや文字コードの情報なども表示されます。
また、mysqldumpコマンドが使用できるかどうかのチェックもでき、チェックが成功すれば、/_cms/フォルダ内にSQLデータのバックアップが取れます。
メール送信チェック
webサーバーからメールが送信できるかチェックします。
成功すると実際にメールが送信されます。
※送信できない場合はbaserCMS側でSMTP設定などが必要になります。
リライトチェック
リライトが許可されているかチェックします。
※許可されていない場合は、サーバー側の調整が必要になります。
モジュールチェック
設定値
phpの設定値を表示します。
必須モジュールチェック
baserCMSが動作するのに必要なモジュールをチェックします。
足りない場合は、サーバー側の調整が必要です。
PHPインフォ
php インフォが表示されます。
注意点
こちらのツールは、サーバーの状態が簡単に確認でき、ブラウザからDBに簡単にアクセスできてしまうため、チェックが終わったら、サーバーから速やかに削除してください。
まとめ
上記のチェックで、baserCMSが使用できるサーバーかどうかは一通りチェックができますが、絶対安心というわけではないので、
念の為に、サーバーのお試し期間などを使って、実際にbaserCMSを設置して動作確認できのが理想です。