はじめに
こんにちは、豊田工業高等専門学校の加藤愛斗です。
私は、先日Lightblue Technologyという会社でのインターンを卒業しました。ちょうど、一年間やっていました。
そこで、退職エントリを書こうと思います。
入社
出会い
高専3年の春に、先輩からインターンを勧められてwantedlyにて探していた。当時の私は、djangoでの個人開発の経験と、松尾研究室での機械学習セミナーの受講ぐらいしか実績がなかった。ただ、機械学習というものにものすごく興味があり、どのように実務で使用されているのか、学習を行っているのかを知りたかった。そこで、手当たり次第に、djangoとAI(python)を技術領域とする会社にメッセージを送った。その中で、返答をしてくださった企業の1つがlightblueであった。まずは、会社説明会からだった。そこでは、理念や仕事内容を紹介され、最後に、選考に進む人は数理テストを受けてくださいと言う流れだった。
数理テスト
かなり難しい問題(googleなどの入社試験で出題されるような思考力を問われるもの)を時間制限以内に回答する必要があった。圧倒的ずるであるが、3人よれば文殊の知恵ということで、友達二人を連れてきて一緒に解いた。解いたと言っても、ググっただけである。同様の問題の解説がネットにあったため、数字を代入して計算した。時間制限以内に、3人集まっても回答しきることはできなかった。しかし、合格となった。
1dayインターン
概要
入社の1ステップ前に1dayインターンがあった。ここでは、与えられた1つのissueを完了し、最後に社員さんに向けて最終報告発表をする必要があった。私は、「類ライブラリの精度評価」(NDAによりタスク名を曖昧化)を担当した。GitHubのissueのコメントを見る限り、数多くのインターン候補生が取り組み、解決できなかったことが伺えた。
(平日に行うということだったので、学校を休んで取り組んだことを覚えている。気持ちの良い一日だった笑。)
体験記
いざ取り組んでみると、一部苦戦する部分はあったが、3:00頃までに各ライブラリの精度や実行時間のログを取り終えることができた。しかし、大変なのはここからであった。先程取得したログを分析して、どのライブラリが最も優れているかをまとめる必要があった。しかし、私は今までに論文や調査報告書などを書いた経験はなかったため、どのように評価すればよいか分からなかった。そこで、メンターの方にアドバイスを頂き、Excelでデータをプロットして、Notionに見やすくまとめた。最終報告会は、多くの社員さんに来ていただいた。未熟な私からすると、本物の学会発表のような感じがして非常に緊張した。私の報告に対する質問が来たときはものすごく怖かったが、自分の知識と出た結果の中から最大限の回答をした。
結果、採用となり、晴れて私のインターン生活がスタートした。
実務
lightblueはAIを用いたサービスを企業からの依頼を受けて制作・提供しているtoBの企業である。わたしはここで、AIモデルをプロダクトに組み込む部分を主に担当していた。(python)
NDAにより総カット。
学び
- issueの粒度が粗い状態でタスクを任せていただいたので、課題に対してどのようにアプローチすれば最も効率よくスマートに解決できるのかを考える能力が大きく伸びた。
- pythonのclassをきれいに扱った実務でのコードを体験できたのは大きい
- GitHubやNotion, google drive, AWSなどの各種サービスを適切にコストカットした運営スタイルは将来起業した場合には見習いたいと感じた
- toBのビジネスでNDAがあるため、GitHubやSlack, Google Driveなどにおける情報の適切なコントロールはしっかりしていた
感想
- もともと機械学習を行いたくて入社したが、私の稼働時間数の兼ね合いなどから最後まで学習にふれることができなかったことは残念である。
- インターン生同士の交流が多く開催されていたが、東京開催のものが多く参加できなかった。
- 時給はもう少し頂いてもいいと感じた。
- 他のインターン生が長い時間をかけて出来なかったタスクを3時間で完了させたこと
- GitHubのより適切な運用方法を提案したこと
などはより評価されても良かったと個人的には考えている。
- 編入試験が終わったら戻ってきてほしいとお言葉を頂いたのは嬉しかった。
- 自由にのびのびと仕事ができたことはとても良かった。
- 自分の知らない領域のタスクをどんどん振っていただいたことが、大きな自己成長につながったと考えている。
謝辞
未熟な私を暖かく支援し成長させてくださったメンターさん、lightblueさんには感謝しかない。本当にありがとうございました。