はじめに
今回はfuserコマンドの複雑なoptionについて下記にまとめました。
fuserコマンド
・fuserとはローカルホストのリソースを使用中のプロセスを検索し、表示、強制終了することのできるコマンド
・由来:「ファイル(File)を使っている人(USER)を調べることができる」とういうところから
option早見表
name | optionの意味 | option内容 |
---|---|---|
-k | kill(プロセス終了) | プロセスにSIG KILLを送信。送りたいシグナルを指定するには-kではなく「-シグナル名」とする |
-m | mount | マウントされたファイルシステムを指定 |
-n | namespace | 検索する領域を指定。file、udp、tcpが指定できる |
-u | user | 検索結果にユーザー名追加 |
-v | verbose(詳細) | 詳細な情報を表示 |
-a | all | コマンドラインから渡されたすべての |
-i | プロセスをkillする前に確認します。オプション -k と共に使用。 | |
-l | ls | 使用できるすべてのシグナルリストを表示します。 |
※最短で覚えたい人はoptionの意味を覚えると早いと思います。
書式
$ fuser [オプション] 検索対象
//option別指定項目
[-m mindays] [-M maxdays] [-d lastday] [-I inactive]
[-E expiredate] [-W warndays][-l user]
その他、パスワードの有効期限に関する設定が可能なコマンド
name | optionの意味 |
---|---|
lsof | ファイルシステムやポートなど、システムのリソースを使用しているプロセスの情報を表示可能 |
※lsofコマンドは情報を表示するだけですが、fuserコマンドでは表示だけではなく、検索したプロセスに対してシグナルを送ることが可能
参考