#前書き
タイトルの通り、ネタ記事です笑
ですので、興味のない方はブラウザバックをお願いします。
先日、社内の講座で「本を読んだらアウトプットする」ことを学びました。
ちょうど実務でマーケティング関連の書籍を数冊読んだ為、
この場をお借りしてアウトプットさせていただきます。
(とはいえ、所詮にわか知識ですのでご容赦ください)
アドカレ2といえばこちらの記事が賑わせていましたので、
本人から許可をいただき、コラボレーション記事にしてみました。
スクラムマスターに任命された母から息子への手紙仕立てにしてみましたので
気分転換に読んでいただけたら幸いです。
#序章:確実に勝つために
息子へ
クリスマスまで1週間を切りましたがなかなか恋人が出来ませんね。
お母さん、明日のデイリースクラムで言おうと思っていることがあるの。
それはアジャイル開発だけで確実に結果を出すには
1ケ月という期間は短すぎたんじゃないかしら・・・
じゃあ、どうしたら良かったのかって?
それはマーケティングだと思うの。
マーケティングは、ざっくり言うと
顧客目線で市場を徹底的に分析して、勝つ確率を高めるために戦略を立てることよ。
今回のように短期間でも確実に勝つためには
もっと緻密な戦略を練るべきだったと思うのよ。
本来はビジネスで使う内容だけど
あなたのために家事の合間を縫って色々調べたり、考えたりしてみたから
今後のためにもお母さんなりの戦略を聞いてちょうだい!!
#一章:環境分析
マーケティングはターゲットとなる顧客を決めるところから始めるのよ
本当は3C分析(Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社))などで
自社及び外部の環境を分析するんだけど
本当に長くなってしまうからいきなりだけど今回は割愛するわ。
少なくともクリスマスが近いことはあなたにとっても追い風だわ!
その分競合も多いけど頑張って!
#二章:4P分析(マーケテイングミックス)
手始めに4P分析という手法を使っていこうと思うの。
4P分析とは事業展開を考えるために、
Product(製品)
Price(価格)
Place(流通)
Promotion(販売促進)
の4つの観点から分析を行うことよ。
####Product(プロダクト:製品)
もちろん、あなた自身ね。
製品のスペックとしては男性、IT関係勤務ね。
####Price(プライス:価格)
私にとってはあなたはプライスレスだけど
今回でいえばとりあえず0円ね。
####Place(プレイス:流通)
あなたのプランでは街コン、合コン、マッチングアプリを挙げてたけど
今回は例として街コンで話を進めるわね。
####Promotion(プロモーション:販売促進)
これはターゲットとする顧客セグメントに認知してもらうために最も適切な方法を考えることだけど、
・
・
・
あ、母さん勢い余って、順番を間違えたわ。
Promotionのためにはターゲットを明確にする必要があるんだったわ。
だから先にSTP分析をしてから、Promotionについてはそのあとで説明するわね。
#三章:STP分析
STP分析は、フィリップ・コトラーさんが提唱した、
戦略を立案するための手法よ。
以下の3つの観点から分析を行うの。
Segmentation(セグメンテーション)
Targeting(ターゲティング)
Positioning(ポジショニング)
####Segmentation(セグメンテーション)
Segmentationは顧客のニーズに合わせて市場を細分化することよ。
お母さんなりに街コンに参加する女性にはどんな人がいるのか調べてみたわ。
街コンに参加する人の年齢層
(出典 https://www.machicom.jp/magazine/posts/3924)
街コンに参加する人の職業
(出典 https://woman.mynavi.jp/article/141017-29/)
ここで朗報よ。このデータを見て!
20代女性にモテる職業BEST10
(出典 https://woman.mynavi.jp/article/170419-3/2/#anchor-6)
20代女性にモテる職業の8位にIT関係が入っているわ!!
ちなみに、30代女性になると残念ながらIT関係はランクインしていないの。
####Targeting(ターゲティング)
Targetingは自社がどの顧客をターゲットとするかを決めることよ。
細分化された顧客セグメントの中から、データを参考にターゲットを絞りましょう。
ちなみに、ターゲティングには3つのタイプがあると言われているの。
①無差別型
ターゲットを決めずに不特定多数にアピールする方法よ。
でも、20代前半の学生と40代前半の会社員では恋人に求めるものが変わってくると思うの。
これは余程のイケメンしか使えないから今の私達には向かないわ。
②差別型
複数のセグメントをターゲットにして、それぞれ異なったニーズに対してアピールをする方法よ。
スタッフが多ければこの手法も有効だけど、
お父さんとお母さんとあなたの3人でこれをやるにはマーケティングコストがかかりすぎるわ。
③集中型
ターゲットを絞って、そのグループに合ったニーズを提供していくことよ。
範囲は狭まるけど、上手くいけばそのグループでは高いシェア獲得できるはずよ!
時間も人も足りない私達は、集中型にしたほうがいいと思うから
私達のターゲットは**『20代後半の保育士さん』**にしましょう。
####Positioning(ポジショニング)
そろそろ疲れてきたわね・・・。
Positioningのポイントはターゲットとする顧客に自社の商品・サービスが選んでもらうための立ち位置を決めるのよ
といっても20代後半、保育士だけじゃまだまだ広すぎるからもっと具体化したいわね。
マーケティングでは「ペルソナ設計」や「カスタマージャーニーマップ作成」という手法が有名ね。
ここではペルソナ設計で進めていきましょう。
本来ならモニタリング調査やアンケート、SNS分析、ユーザーインタビューなどを行うところだけど、
今回はお母さんのこれまでの人生経験で蓄えてきた膨大なデータを基に設計していくわね。
年齢 27歳
性別 女性
職業 保育士
生活リズム(シフトによって異なる。下記はあくまでパターンの一つとして設定)
・起床時間 6:00
・通勤時間 7:45〜8:15
・勤務時間 8:30〜17:30
・就寝時間 21:00
家族構成 独身、一人暮らし。学生時代までは実家で暮らし、家族と仲良し。家族大好き。
ライフスタイル 基本的に自炊派、お昼はお弁当。仕事で体力を使うので、予定のない夜は早めに就寝。
恋愛観 結婚を見据えた真面目なお付き合いを希望。仕事のグチなども黙って聞いてくれる優しい人が好き。相手に安らぎ・安心感を求める一方、グイグイ引っ張っても欲しい。
休日の過ごし方、趣味 最近、周りの友達や同僚が結婚ラッシュで一緒に遊べる人が少なくなってしまった為、少し寂しい。休日はもっぱら一人でオシャレなカフェ巡りや美術館巡りをしている。新しい趣味が欲しくてアウトドアに興味があるが、なかなか最初の一歩が踏み出せない。
どう?イメージできたかしら。
そうね、きっと街コンではグイグイ話す人も男性も多いと思うからここはあえて 「聞き上手」と「家族思い」を強調することで周りとの差別化を図っていきましょう。 #四章:4P分析のPromotion(プロモーション:販売促進)
さあ、ここまできたらあと少し!
最初に話した4P分析の最後、Promotion(プロモーション:販売促進)よ。
ターゲットが明確になったら、今度は製品を購入(あなたを恋人に)した場合の
ベネフィットを考えて、相手に本気で見せていくわよ!
ところで、昔から英語が苦手だったけどベネフィットって意味分かってるかしら。
日本語にすると、「利益」、「恩恵」のことよね。
つまり、製品を購入したことによってどれだけの恩恵や
プラスの効果があるのかを見せてお客様の購買意欲を高めるのよ!
お母さん、あなたが生まれてから今日までずっとあなたからベネフィットを受けてばっかりよ。
だって、こんなにかわいくて、格好良くて、お母さん思いのいい子なんだもの。いつも幸せをありがとう。
でもね、お母さん分かってるの、これは親だからだって。
だからシビアに話を進めましょう。
あなたを購入した場合、お相手が受けられるベネフィットはなにかしら。
・圧倒的メンタルで相手のグチなどもそのまま受け入れられる。つまり、安らぎと安心感を得られる。
・あなたは家族をとっても大切にしている。
・大好きで価値観が合う為、結婚しても何かとうまくいきそうな安心感を得られる。
・アウトドアに一歩踏み出せる、自分の世界を広げられる。(ほら、数年前から一人キャンプ始めたじゃない?)
これらのベネフィットを街コンの自己紹介や会話に盛り込むのは当然として
念には念を入れて事前にSNSなどの投稿にも織り交ぜてイメージ戦略を固めていくのはどうかしら?
以上
#終章:まとめ
ということで私達の戦略は
IT業界男性のニーズがある20代女性で、更に出会う可能性が高い保育士さん、20代女性後半にターゲットを絞って「聞き上手」と「家族思い」を強調して、差別化を図り、ベネフィットを会話やSNSにも織り交ぜていく
となるわ
どうかしら?
・・・ん?
以外と普通だって?いやいやいや
「優しく、一緒に映画やアニメを見て楽しく過ごせる彼女がほしい。ガッキー似だとなお良し。」
よりかは具体化した対策が練れるから、私がアサインされている「会話ネタの仕込み」のタスクも
捗るから勝率もグーンとアップするわよ!
ぎりぎりになっちゃったけどまだ今週末が残っているから頑張りましょう。
今年が駄目でも、母さんがケン〇ッキー買ってくるから一緒に食べようね♪
母より
#あとがき
と、深夜のテンションが書き殴ってみましたが如何でしたでしょうか。
途中、既婚者が何やっているんだと思いましたが、
ちょっと楽しかったのでよしとします。
ただネタに走りすぎているので、
最後に少しだけ真面目な話を記載します。
上述したようにマーケティングとは**「勝つための戦略作り」**
もっと言えば**「勝つ確率を高めるための戦略作り」**だと理解しています。
製品を売りたい市場とそこにいるユーザーのニーズを研究し、研究して、研究し尽くして
自分の中で勝てる確信をもっても、100%勝てる保証はないから更に研究して
1%でも勝てる確率を高めることがマーケティングだと考えています。
戦略のポイントとなるのは
**Preference(好意度)、Awareness(認知)、Distribution(配下)**3つです
Preferenceは相対的なブランド好意度でありこれが最も重要であり
そのPreferenceを乗算していくのがAwareness(お客様に買ってもいいと思うグループに含まれているか)やDistribution(お客様が買おうとしたときに買えるのか)だという理解しています。
そしてこのPreferenceを構成するのが
ブランドエクイティ(ブランドの持つ資産)、製品パフォーマンス、価格の3つの要素です。
これら3つを相対的なものとして仕組みを理解するため行うのが市場調査となります。
この辺りでやっと上述した
環境分析(3C分析、PEST分析、ファイブフォース分析、SWOT分析)
↓
事業の方向性(STP分析)
↓
事業の具体的な展開(4P分析)
といった手法に繋がり、その他にも**マーケティング3.0(価値主導)**などの手法もあるようです。
正直に言えば、私はこれら1つ1つについては深く理解できていませんし
現在進行形で葛藤している真っ最中でございます。
この記事をきっかけで、マーケティングに
興味を持った方がいればまずは単語をググってみてくださいませ。
最後に**「調べてもわからないなら直接聞く」**ことは重要なことだと思っています。
勿論、偏ったデータにならないよう注意点は多くありますが、
少なくとも我々には既存のお客様というかけがえのない貴重なブランドエクイエティがあります。
この最重要の資産を慎重に有効にそして何よりも大切にしながらより多くのお客様のはたらくを楽しくしていきましょう!!
最後まで付き合っていただけた皆様、ありがとうございました。