はじめに
本記事では、私の経験を踏まえて、未経験からのIT業界への転職についての考えをつづっています。
どんな企業を選んだらいい?
ITの学習を一通り終え、いざ転職!の場面です。
IT企業を検索すると、無数にヒットします。
あり過ぎて、どこに応募したらいいんだろう?となりますね。
- 自分が勉強した技術を生かせそうなところ?
- 規模が大きそうなところ?
- 自社開発企業?
- Webページがキレイなところ?
「その企業の顧客は誰?」←これで選びましょう!
IT企業(ベンダー)は、当然ですが取引をする顧客を持っています。ベンダーは顧客の要望を叶えるアプリケーションを開発します。
ベンダーの開発者は、顧客の業界・業務知識を学んだ上でアプリを手がけていく必要があります。
私が未経験転職で入社した会社では、社会のインフラ(電気・ガス・水道など)を扱う業界を取引相手としていました。
会社の主商品は、インフラ設備を使う人の契約情報・使用料金を管理するアプリです。アプリはJavaやPHP、C#、JavaScript、AWSなどいろいろな言語と技術を使って運用されていました。
ただ、開発にもっとも必要な力は、プログラミング技術ではなく、インフラ業界に関する知識でした。
電気・ガスは誰が製造・管理し、どんな経路を辿り、どんな値段設定で各家庭に供給されるのかということを理解せずに、アプリを開発することはできません。
私は、それに気付いてから毎日インフラ業界について勉強しました。(今では自宅の電気・ガス料金の明細を理解できます。)
- 個人で学習してきたのがJavaだからJavaを扱っている企業に就職しよう!
- AWSの知識があるから、リクルートページでAWSの記載があるところに面接をお願いしよう!
私はこのような気持ちで選んでいましたが、考えが甘かったと今では思います。
業界・業務知識の勉強にやる気が出るか
全く知識がない業界について、0から勉強する必要が出てきた時に、勉強のやる気が出る分野の業界を選ぶと良いと思います。
私が何も考えず最初に面接をお願いした企業は、ファッション業界を取引先としていました。結局採用されませんでしたが、ファッションに全く知識もなく、詳しくなりたいという気持ちがないので、今振り返るとゾッとします。笑
「その企業の顧客は誰?」
これを企業を選ぶ視点とするといいでしょう。
とりあえず未経験を脱出
「実務を経験しなければ、いつまでも未経験」
これは事実です。どれだけすごい知識・技術を身に付けても、実務としてやっていなければ個人学習・個人開発の範囲に過ぎず、実務未経験者であることは変わりません。IT業界での自分の価値を上げることはできません。
上述の通り、自分が働きたいと思える企業をしっかり選んで就活をすることは大事ですが、選び過ぎて結局どこにも所属できないという状況が長くなってしまっては本末転倒です。
正反対の意見になりますが、なんでもいいから、どこでもいいからとりあえずIT企業に就職するという考え方も私は悪くないかなと思います。
おわりに
最終的には強い思いや気合いがあればなんでもできます。どこに行っても大丈夫です。
深く考えずに転職し、インフラ業界の勉強を焦ってやりましたが、「仕事ができる人間でありたい」という思いを持ち続けることでなんとかやってこれました。
こういう選び方もあるか〜と思ってもらえたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。