この記事はクソアプリ2 Advent Calendar 2019 13日目の記事です。
10月にSlackからリリースされたばかりの新機能「ワークフロービルダー」
早速、社内のアカウント関連の申請依頼をワークフロービルダーでワークフロー化して、申請依頼が対応すべき人にメンションをつけて自動でアカウント関連の申請依頼の対応チャンネルにメッセージが送信される仕組みを作ることにしました。
Slackbotっぽいメッセージにしてみたけど、こんなことができるなら…
##推しメン(長濱ねる)からメッセージが届くってどうですか!!
実は、長濱ねるちゃんの写真集アカウント(長濱ねる1st写真集 ここから【公式】)のツイートをたまたまみかけたことがキッカケで長濱ねるちゃんを応援してきた私。7月の卒業イベント「ありがとうをめいっぱい伝える日」にも参加させていただきました。
欅坂46での活躍もさることながら、ひらがなけやき(現・日向坂46)のパイオニアとしても奮闘したねるちゃんに敬意を表して…
私の永遠の推しメンである長濱ねるちゃんから申請依頼が来るという仕組みをワークフローで作ることにしました。(クソアプリに成り下がった瞬間)
#設定
##1. Slackホーム画面左上の自分のアカウント名をクリックし、「ワークフロービルダー」を選択
##2. ワークフロービルダーのウィンドウにて、「作成」を選択
##3. ワークフローの名前を付ける
ここで、このBotユーザーの名前を付けます。
今回は「長濱 ねる」と付けます。
##4. ワークフロー開始のトリガーを選択
今回は申請依頼になるので、「アクションメニュー」を選択します。
メンバーのチャンネル追加と絵文字のリアクションをトリガーに選択することもできます。
##5. アクションメニューの設定
・「どのチャンネルからですか」
アクションが開始されるチャンネルを指定します。今回はワークフローによる申請の窓口となるチャンネルを設定しました。(この後出てくるメッセージの送信先チャンネルも同じにしています。)
・「短い名前を追加」
申請の内容を記載します。今回はSlackのマルチチャンネルゲストの参加チャンネル変更依頼を受けるワークフローを作成するので、「マルチチャンネルゲスト編集」としました。
※申請者が最初に選択する項目名になるので、短くわかりやすい名前をつけることを推奨します。
※文字数は24字以内ですが、15字あたりから先は選択欄で見えなくなってしまうので注意してください。
##6. アクション後のフロー設定
5で設定したアクション後のフローを「ステップを追加」を選択して設定します。
ステップには「メッセージ送信」か「フォーム作成」が設定でき、いくつでも連なって設定することもできます。
今回の場合は、アカウント申請依頼になるので、
フォーム
→メッセージ送信
という流れでフローを作成します。
###「メッセージを送信」の設定
送信先
・「ワークフロー」をクリックしたユーザー
・ワークフローを開始したチャンネル
・パブリックチャンネル
・ユーザー(ダイレクトメッセージ)
メッセージのテキスト
定型メッセージはSlackの通常のメッセージと同様に設定がが可能です。太文字、斜体、コード表示なども入力できます。
また、変数の挿入が可能です。
以下3種類を変数としてメッセージに挿入できます。
・「ワークフロー」をクリックしたユーザー
・ワークフローを開始したチャンネル
・フロー上で直前に設定したフォームでの質問の回答(いくつでも)
###「フォームを作成する」の設定
フォームのタイトルを設定し、質問を設定します。
質問を追加
質問内容を入力します。
質問のタイプを選択する
以下の5種類から選択します。
・短い回答
150文字以内のテキスト(改行不可)
・長い回答
3000文字以内のテキスト
・一覧から選択
それぞれ75字以内のテキストで一覧を作成し、その中から選択できる設定です。
・メンバーを選択
ただし、1名のみの選択に限られます。実はここがちょっと残念なところです。
今回はアカウント申請依頼として作成しているので、メンバーを複数選択できると便利でした。
今後のアップデートに期待しています。
・チャンネルまたはDMを選択
メンバー選択と同様で、1つのチャンネルやDMの選択に限られます。
これを必須に設定
これにチェックを入れると、その質問の回答が必須として設定されます。
これがあることで入力漏れなどを防ぐことができ、大変便利です。
提出された回答をチャンネルまたは DM で他のメンバーに送信する
ここにチェックを入れてチャンネルやDMを選択すると、選択した先に回答内容が自動で送信されます。
フローの設定の中で、追加したメッセージに回答内容を記載するようにしていればチェックは外しておいて問題ないです。
回答内容の記載のないメッセージをフローに組み込んでいるか、そもそもメッセージ送信をフローに組み込んでいないのであれば、自分宛てのDMなどにメッセージ送信するなどはありかもしれません。
##7.アイコンの設定
ワークフローの概要の画面から設定タブを開き、アイコンの編集を行います。
推しメンのお気に入りの写真を選定しちゃいましょう!
#ワークフローを公開する
ワークフロー設定画面の右上「公開する」から公開します。
いきなり本番として公開しても良いですが、設定のミスなどあるかもしれないのでテスト用のチャンネルを作成して一度試すと良いかと思います。
使い方の説明を全社にSlackで周知して、あとは使ってもらうしか!
#ねるちゃんからの突然のメッセージで社内に衝撃が走る
最初のインパクトがすごかったようで、皆さん良い反応です。
そして、これは良い!(ツールとして)
ねるうさぎが良いですよね🐰
#他の申請依頼もワークフロー化!そして、坂道ワークフローの誕生
メンバーの選定に悩みました…
欅で統一する?いやでも、最近アツい日向坂46のメンバーを組み込みたい…!ということで、私個人の好みでメンバー選定させていただきました。
坂道ワークフローの誕生です
##丹生明里(メーリングリストメンバー変更依頼)
カエルとニンジンでぴょこにん🐸🥕
##上村ひなの(メーリングリスト作成依頼)
いつでもどこでも変化球⚾
##河田陽菜(Slack シングルチャンネルゲスト招待依頼)
勝つしかねぇので!🐼
##小坂菜緒(Slack プライベートチャンネル作成依頼)
こさかな🐟🦎
##余談
悲しいことに、日向坂の私の推しである**金村美玖**ちゃんは「Slack マルチチャンネルゲスト作成依頼」としてワークフロー化したものの、未だ利用者が現れずという状況です…
みなさんみくをお寿司かない!!🍣
#申請依頼ワークフロー化で期待される効果
中身はさておき、アカウント関連の申請依頼ワークフロー化はいくつか期待される効果があります。
##情報の統一化
今までは申請用のチャンネルに個別にメッセージで申請をもらっていましたが、ワークフロー化することで
申請に必要な情報の抜けがなくなる
後で申請の確認をする際に検索しやすくなる
といった効果が期待されます。
##窓口の一元化
これまでは誰に申請すればいいかわからず、対応者以外にメンションをつけてしまったり、余計にメンションをつけてしまったりする人がいましたが、ワークフロー化で申請の種類を選択すれば適切な対応者にのみメンションがつき通知されるということが可能になります。
#懸念点(坂道アイドルへの抵抗…)
坂道ワークフローを取り入れたものの、ねるちゃんからのメッセージに「お大事に」という絵文字がつくことからも社内はアイドル文化に慣れのない人が多いのは事実です。坂道ワークフローがあってもダイレクトメッセージなどで直接申請する人がちらほら…(悲しい)
定型メッセージは利用する人たちの抵抗がない程度のアイドル感が必要かも…??
#おわりに
申請依頼の仕組みをコーディングなしでこんなに簡単に作成できるのは結構アツいと思います。
皆様もワークフロー是非活用してみてください。
アイドルが返答までできるようになったらさらにアツいので、SlackAPIを活用して何かしらで役に立つクソアプリ、クソBotを開発をしていきたいです。