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Mac OS X で PIC 焼いて Lチカしてみる : その3 PICにプログラムを書き込む為の回路を構築

Last updated at Posted at 2015-01-15

ツール・ラボ » 電子工作入門

こちらを参考にしながら、PICを焼いて、Lチカしてみる

やること

  1. PICの解説
  2. 開発環境の構築
  3. PICにプログラムを書き込む為の回路を構築(今回)
  4. コードを実装、コンパイル、PICに書き込む
  5. Lチカ回路の構築、動作確認

回路図

PIC12F683_fzz_-_Fritzing_-__回路図表示_.png

必要なパーツ

  • PIC書き込み器(PICKIT3)
  • PIC12F683 I/P
  • 10KΩ抵抗(プルアップ用)
  • 10μFコンデンサ(パスコン用)

回路の解説

概要

PICKIT3 から PIC にプログラムを書き込むため、
PIC の書き込み用の端子を PICKIT3 に接続している

端子の解説

データシートより

41211D_book_-_pic12f683_pdf_-_Vimperator.png

今回出てこない端子については割愛

VDD : 電源電圧(プラス側)
VSS : 電源電圧(マイナス側)

  • Dは Drain (排出口)、Sは Source (源)の略
    • 電子の流れを水に例えている
    • SourceからDrainに向かって電子が流れる
      • 電圧を掛けると、電子は+の方向に流れる
  • あえてGNDではなく、VSSと書くのは、VSSは必ずしも0Vではないから
    • VDDとVSSの間に動作可能な電位差(3〜5V)があれば動作する
    • でも、メーカーによってはGNDって書いている所もあるらしい

GPn : GPIO(General Purpose Input/Output) 汎用入出力

  • GP0〜GP5まで

VPP : 書き込み用電源

  • VDD < VPP となると書き込みモードに移行する
  • データシートには、(GP3/MCLR/VPP)と書かれており、3つの役割を持っているピン

MCLR : Master Clearの略

  • PICをリセットする端子
  • MCLRは、VSSになると起動するので プルアップ が必要
    • プルアップについては別途解説

ICSP : In-Circuit Serial Programming

ICSP(In Circuit Serial Programming)とはPICをICソケットからはずすことなく、 基板組み込みのままプログラムを書き込む方法です。
ただし、PICライタのICSP端子にそのままPICを接続することはできません。
事前にICSPに対応した回路設計が必要です。

ICSPDAT : ICSP用データ入力端子
ICSPCLK : ICSP用クロック端子

  • PIC12F683 I/P は内部にクロックを持っているが、ICSP利用時は、PICライターからのクロックを利用する

単に PIC の端子と PICKIT をつなげば良いだけのはずなのに、抵抗やらコンデンサやら入っているのは何で?

参考

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