はじめに
私は今回初めてQiitaを使用して記事を書いているので、おかしな点があるかもしれないが、大目に見てほしい。また、間違ったところがあればコメントで伝えてほしい。
この記事について
Chrome リモート デスクトップを使用して別のPCやスマホから自宅にあるノートPCを操作しようとしたのだが、画面を閉じていたため画面の更新がされていない(?)状態になってしまった。このページによるとダミーのHDMIプラグを使用することで解決できるようだが、それぐらいソフトウェアで解決できそうだと思い調べたところ、IddSampleDriverというものを見つけ、使用したところ思った通りに機能したため、紹介しようと思った。
IddSampleDriverとは
仮想のディスプレイを使用するためのソフトで、IddSampleDriverをもとに仮想ディスプレイの個数や解像度を簡単に変更できるようにしたものらしい。今回は変更が加えられたほうを使用する。
インストール
README.mdを読んだところ、インストール方法が2つあるらしいが、今回は、推奨されているScoopを使用した方法でインストールする。
Scoopのインストール
ここで紹介されている方法でインストールするした。なお、この記事で使用しているコマンドはすべて管理者権限のあるPowerShell 7.4.2で実行した。PowerShellについては解説している方がたくさんいるため、説明を省略する。
irm get.scoop.sh | iex
scoop help
一行目でscoopをインストールし、2行目でインストールができているか確認した。ヘルプが正しく表示されたらインストールできているはず。
IddSampleDriverのインストール
あとはREADME.mdに書かれているコマンドをそのまま実行した。
scoop bucket add extras
scoop bucket add nonportable
scoop install iddsampledriver-ge9-np -g
最後のコマンドを実行するとすぐに、ディスプレイに接続したときのwinodwsのアニメーション(一時的に画面が小さくなるやつ)が表示され、仮想ディスプレイが使えるようになった。
設定変更
私のノートパソコンでカバーを閉じると、閉じている間は仮想ディスプレイがメインのディスプレイになる。そのため、初期設定の小さな仮想ディスプレイだと、開いたときにウィンドウのサイズが小さくなってしまう問題があったため、仮想ディスプレイのサイズをノートパソコンのディスプレイと同じにすることで解決した。
インストールするとC:\IddSampleDriver
にoption.txt
が追加される。このテキストファイルの内容を変更することで、仮想ディスプレイの個数や解像度を変更できる。一行目には接続する仮想ディスプレイの数を入力し、2行目以降に、横の長さ,縦の長さ,フレームレートを入力するようなので、私は以下のようにした。
1
1920, 1200, 60
保存した後にPCを再起動すると設定が反映された。
最後に
私の環境だと問題なく使用できた。同じリモートデスクトップの問題で困っている人は試してみてもいいと思う。なお、私はこのソフトについて詳しくはないため、この方法を試す場合は必ず自己責任で行ってほしい。