AppleScriptでプレビュー.appの最前面ウィンドウのファイルをゴミ箱に捨てる。

うちで使っているスキャナーは，スキャンが完了すると，データ（JPEGやPDF）を規定のフォルダに保存した上でプレビュー.appで開きます。
スキャンの設定ミス等でゴミファイルが出来てしまった場合に，さっとゴミ箱に入れられると便利。
AppleScriptで自動化してみましょう。

tell application "Preview"
    display dialog (name of document of window 1 & "を捨てますか？") buttons {"キャンセル", "捨てる"} default button 1
    if button returned of result is "キャンセル" then error number -128
    set ThePath to path of document of window 1
    close window 1
end tell
set TheFile to POSIX file ThePath
tell application "Finder"
    delete TheFile
end tell

「close window 1」の行を削除すれば，プレビューではファイルを開いたまま，ファイルがゴミ箱に移動します。
誤ってゴミ箱に入れてしまった場合，Finderで【編集 > 取り消す ⌘Z】で取り消せます。

このスクリプトをメニューバー（OSXの画面上端部の帯）から呼び出せると便利。
【スクリプトエディタ.appの環境設定 > 一般 > スクリプトメニュー】から「メニューバーにスクリプトメニューを表示」するように設定し，上記のスクリプトに適当な名前をつけて，スクリプトフォルダ（スクリプトメニューから参照可能）に保存しておけば，メニューバーからこのスクリプトを実行できます。（ファイルフォーマットは「スクリプト」でOK）
（初回実行時は，AppleScriptにPreview.appやFinder.appの操作権限を与えるかどうか確認するダイアログが出ます。）
Enjoy!