20
21

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Immutable Infrastructure 【インフラ環境もソースコード管理しよう】

Posted at
  • JAWS DAYS 2014 に参加して Immutable Infrastructure セッションを聴いてきたのでまとめてみました
  • 正直初めて聞いたので、認識違いがあるかもしれません

(最初に)まとめ

  • インフラ環境構築の手順書を Chef 等に置き換えてソースコード管理をする
    • ソースコード化により、バージョン管理・テストが容易になる
    • 手順書(コード)からの環境構築が自動化できる
    • 何度も同じ環境が作れる
  • すでに動いている環境に手を加えない
    • 必ず修正は手順書(コード)に行う
    • 環境を更新したい場合は、修正した手順書から新規に構築し直す
    • いらなくなったら削除する

Immutable Infrastructure とは

  • サーバインフラの管理の仕方
  • 一度構築したサーバの設定変更をしない
    • サーバの状態管理を行わない
  • 新しい環境が必要になったら新規に作成する
  • 不要になったら破棄する

従来の考え方との違い

  • 従来
    • デプロイの際、動作中のサーバに対してソースコードの反映、設定の更新をする
  • Immutable Inftastructure
    • デプロイの際に、新規にサーバインフラを構築し、そこに新しいソースコードを適用
    • 正しく動けば古い環境を破棄する
    • 万が一新規に立ち上げたサーバが期待動作にならない場合、即座にロールバック可能

前提条件

  • クラウド上の仮想サーバを使用していること(AWS 等)
    • オンプレの物理サーバでできなくもないとは思うが…
  • インフラ環境を使い捨てにするため何度も正しく構築できること

メリット

  • AWS などの Auto Scaling と相性が良い
  • いつでもだれでも同じ状態のサーバインフラの構築ができる
    • だれでもできるためインフラ整備が特定の人に依存しない
    • いつでもできるため運用中のサーバの故障にもすぐに対応できる
  • すぐにロールバック可能

デメリット

  • 不要となったサーバを破棄するため、ログの蓄積が大変
  • DB 等に適用する方法が確立されていない

Infrastructure as Code

  • Immutable Infrastructure を実現する上で重要
  • 従来、Word, Excel 等で管理していたインフラ構築の手順書(ドキュメント)をソースコード(Chef 等)にして管理する
  • ソースコードになるため、インフラ構築も自動化が可能になる
    • 手動によるミスを無くすことが可能

メリット

  • もちろん自動化
    • デプロイも用意になる
    • 数が多くても問題にならない
  • ソースコードになっているため、インフラ環境が Git 等でバージョン管理できる
    • 前のバージョンに戻すのも容易
  • コードレビューができる
  • さらにテストも容易になる

デメリット

  • すでに運用中のサービスに改めて適用するには敷居が高い(気がする)

実現のために有用な技術

  • Chef
  • Puppet
  • Docker

まとめ(再掲)

  • インフラ環境構築の手順書を Chef 等に置き換えてソースコード管理をする
    • ソースコード化により、バージョン管理・テストが容易になる
    • 手順書(コード)からの環境構築が自動化できる
    • 何度も同じ環境が作れる
  • すでに動いている環境に手を加えない
    • 必ず修正は手順書(コード)に行う
    • 環境を更新したい場合は、修正した手順書から新規に構築し直す
    • いらなくなったら削除する

参考

https://speakerdeck.com/naoya/immutable-infrastructure-number-jawsdays
http://www.slideshare.net/YukihikoSawanobori/jawsdays-infra

20
21
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
20
21

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?