はじめに
昨日 jetBrains の AI アシスタントが Visual Studio Code で利用できるというニュースがありましたが、その中で ReSharper for Visual Studio Code についても言及がありました。
Visual Studio Code を利用して C# のコードを書いていると、まだ Visual Studio は手放せないなぁという場面は多いのですが、ReSharper が使えるとなるのであればこれまでよりもだいぶ便利になりそう。ということで、プレビューリリースではありますが試してみました。
はじめる
Visual Studio Code の他の拡張機能と同様に、Visual Studio Marcketplace からインストールできます。2025/05/20 時点のバージョンは 0.0.2 です(出たばかり!)。
Visual Studio Code には C# Dev Kit や C# という拡張機能がありますが、ReSharper for Visual Studio Code の製品ページの FAQ を確認すると、スムーズに利用する場合はこれらを無効にするように勧められています。
また、アーキテクチャーとしては LSP を通じて ReSharper の解析エンジンと同等の機能を提供するようなので、ReSharper と完全に同じ使い勝手というわけにはいかなそうです。ReSharper と同じ体験をしたければ Visual Studio や Rider を使えということですね。
ライセンスとか
パブリックプレビュー中は EAP の一環ということで特にアクティベーションなどは必要なく、無料で利用できるようです。ただ、30日に1回は最新のプレビューに更新する必要があるそうです。
プレビュー終了後は dotUltimate サブスクリプションの一部で提供とのことなので、ReSharper 単体のライセンスだと VSCode 版は利用できなそうなので注意が必要です。
とりあえずファーストインプレッション
言われた通り、C# Dev Kit と C# を無効にしてから新規に作成したソリューションを開いてみました。
起動自体は Visual Studio と比べるととても速いのですが、ReShaper のコード解析が終わるまではそれなりの時間がかかるため、単に表示するだけであればよいのですが修正したいとなると VSCode + C# Dev Kit と比べると少し待つなという印象はあります。
ReSharper のコード解析が終わると、ReSharper Solution Explorer というビューにソリューションツリーが表示されます。この状態になると、ReShaper と同じような提案を受けられるようになります。
ただ、設定が悪いのかデバック実行などはまだうまく動かないようで、実行しようとすると Dev Kit を入れるように促されたりします。
また、ReSharper Solution Explorer では、パッケージやプロジェクトの依存関係を確認したり、ファイルを追加をすることもできるのですが、現時点ではパッケージを追加・更新したり、プロジェクトを追加したりすることはできないようです。
おわりに
まだ使うとなると難しい部分もありますが、わくわくしながら待ってます!