背景
WindowsでGitを使うため、Git for Windowsを入れたら、
Git Bashというものがついてきた。
Git Bashを使うとWindowsでもLinuxコマンドを叩けるようになる。
これは便利と思って使っていた。
ただ、使っているうちに少し気になる点が出てきたので、
Git BashについてきたLinuxコマンド群をコマンドプロンプトから叩けるように変更してみた。
注意
そもそも、Git for Windowsのインストール時に、
GitコマンドをCommand promptで使うように設定できるものらしい。
この記事は、その設定をしなかった人向け。
ちなみにOSはWindows10。
なぜGit Bashではなくコマンドプロンプトを使いたいのか
私がコマンドプロンプトでの運用にしたかった理由。
Git Bash 微妙に重い
ちょこっと使いたいだけなのに、私の環境では3秒ほど待たされる。
たかが3秒、されど3秒。
積み重なるとストレスになる。
コマンドプロンプトはアクセスが便利
エクスプローラを触っていて、このフォルダで一発Grepコマンドを打ちたい、
というときにコマンドプロンプトならフォルダバー(正式名称知らない。。。)に、
cmd
と打つだけでそのフォルダをカレントディレクトリした状態で
コマンドプロンプトが起動してくれる。
Git Bashでは、起動して、数秒待って、cdコマンドを打ってようやくスタートとなる。
というわけで、Windows純正のコマンドプロンプトで
Linuxコマンドを使えるようにしてみる。
コマンドの正体
Git Bashをインストールした際に、
なぜLinuxコマンドが使えるようになるかをちょっと補足。
C:\Program Files\Git\usr\bin
にアクセスすると、たくさんのexeファイルが見つかると思う。
これがGit Bashから実行しているLinuxコマンドの正体らしい。
less.exeやls.exeなど見覚えのあるコマンドが並んでいる。
コマンドプロンプトからこれらのファイルを実行できるように、環境変数を設定する。
環境変数の設定
Windowsスタートメニューの検索窓から
「環境変数」で検索 >「システムのプロパティ」ダイアログ>環境変数
(いつも環境変数のダイアログの開き方を忘れがちなので、
忘れなさそうな方法をこの記事のために調べた。)
PATHに、先ほど開いた
C:\Program Files\Git\usr\bin
を追加する。
注意
コマンド名がWindowsのコマンドと被っているものがある。
(Findコマンドなどは、WindowsにもLinuxにも存在する。)
ここでのポイントとして、そういったコマンドを実行する際、
Linuxのほうを優先させたければ、
%SystemRoot%\System32
より上にLinuxを持ってくるようにする。
動作確認
lsコマンドで動作を確認してみる。
Microsoft Windows [Version 10.0.18363.900]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\karintoMania\Desktop\gitTest>ls
test.PNG text.txt
うまくいったようだ。
まとめ
Git BashについてきたLinuxコマンドをコマンドプロンプトで使いたい
→環境変数にコマンドのパスを追加する。
次の記事ではそもそもどのLinuxコマンドを使いたかったのか、
みたいなことも書いてみたい。