AWS認定試験 AWS Developer Associate(認定開発者) の学習内容
AWS Developer Associate試験に合格(2020/07/13)したので参考までに実施した学習内容を公開します。
AWS Developer AssociateはAWS Solution Architect Associateほど情報がないので受験にむけた準備がやりづらい試験です。書籍はAWS認定アソシエイト3資格対策しか出ておらず、それも3つの試験に跨がる内容のためこの一冊読んだだけで合格できるか自信が持てないところです。
試験に向けて次の内容を実施しました。
・試験問題サンプル実施
・AWSの公式オンライン講義 Exam Readiness: AWS Certified Developer – Associate (Digital) を視聴
・AWS認定アソシエイト3資格対策 リックテレコム ¥2,503の章末問題の実施
・DVA-P01: AWS 認定 デベロッパー – アソシエイト模擬 ¥2,200 受験
準備期間は1週間ほど
ただし、直近のプロジェクトでDynamo, ElastiCache Redis, RDS(Aurora)を使ったLambdaアプリケーションを作っていたので一部、開発内容が役にたっています。
また、AWS Solution Architect Associateには既に合格済みでした。
試験の感想
試験は140分で65問が出ました。
試験問題は思ったより知らないことが出てこれは無理と思いました。合格できたのは絶対に違う選択肢を落として正しい答えを選択できたのだと思います。ただし、ふるい落とした後の2択で悩んだものもありました。
また、日本語がおかしい選択肢はふるい落とせます。
AWSの公式オンライン講義の内容に沿って試験出題内容との関連性を述べたいと思います。
1. Development
CI/CD
普通に使ったことがあれば試験対策は十分かと思います。
- CodeCommit
CodeCommitがリポジトリのため、どうやってローカルから接続するのか、認証ルールの設定などを経験しておくと良さそうです。
- CodeBuild
- CodePipeline
- CodeDeploy
buildspecの記載内容を少し見ておくと良いです。
- X-Ray
X-Rayで取得する情報を絞る方法について出題された。注釈が正解。
- CloudWatch
CICDに関わらずいっぱい出題されます。
Scalable Application
以下の講義内容でした。AWS Well-Architectedフレームワークを知っておきましょうということです。
- AZを使う
- ヘルスチェックを行う
- ステートレスにしてステータス情報はdbに保存する
- AWSのことをよく知る
Elastic Beanstalk
今回思ったより多くのElastic Beanstalkの出題がありました。
一度チュートリアルでElastic Beanstalkのアプリケーションを作っておいた方が良さそうです。
定義ファイルの記述内容。
Dockerイメージの取得方法。
Dockerの設定はどこに記述するか。
ebコマンド。
ロードバランサーの切り替え方法。
AWS OpsWorks
出題ありませんでした。
AWS CloudFormation
構築したAWS資源がどの様にスタックと紐づいているのかを問われる試験が出題されました。
2. Security
s3の暗号化、通信内容を暗号化するのか保存ファイルを暗号化するかが複数出題されました。
認証、CognitoやAWS Security Token Serviceで何ができるかを押さえておくと良いでしょう。
応用、ひっかけ問題としてAWSアカウントIDを跨いで利用するときにどうすれば良いのかなどが出題されました。
試験問題サンプルでは、DBのパスワードをAWS Secrets Managerに保存する方法が出てくるが、Systems Managerのパラメータストアに保存するのを答えさせる出題はあったがAWS Secrets Managerは選択肢には出てこなかった。
3. Development with AWS Services
- S3
s3単体より、他の分野と絡めて多く出てきます。
- DynamoDB
RCU, WCUの計算は必ず出る様です。覚えておきましょう。
DAXとElastiCacheのどちらを選ばせるのかの試験も出ました。Dynamoを高速化するのはDAXです。
- SNS
CloudWatchからの通知などで出題されました。
- SQS
大量データの受信の対策として出てきました。
- Step Functions
- API Gateway
キャッシュをクリアする方法
- CloudFront
常識的なCDNとして使う試験が出題されました。
- ElastiCache
遅延読み込みのロジックを確認する試験が出題されました。
遅延読み込みと書き込みスルーは必ず出る様です。
- ECS
aws cliによるecr(Elastic Container Registry)へのログイン方法が出題されました。
- Lambda
Lambda共通ライブラリをLambdaレイヤーとしてデプロイする問題が出題されました。
Lambdaの2重起動について出題されました。
4. Refactoring
標準的なアプリケーションをAWSではどのサービスを使って構築するか。
ソリューションアーキテクトの試験と同じ内容が出ていました。
5. Monitoring and Troubleshooting
CloudWatch
標準メトリクス、カスタムメトリクスで何を取得できるのか。
CloudWatch Logsはどうすると使える様になるのかを問う問題。ロググループを作らないとCloudWatch Logsに出力される様にならないなど。