Azureの仮想マシンやカスタムイメージを扱う上で、知っておいた方が良い事をメモ。
超基本的な事だが、知らないと厄介なこともあるので、記録しておきます。
カスタムイメージ取得時の基本
仮想マシンを複製したいときは、必ずSysprepを実行してからイメージ取得する。
イメージ取得時は、その仮想マシンは削除される。
日本語化OSのカスタムイメージ作成方法(手動)
例えばOSを日本語化しておき、そのイメージを取っておきたい場合、以下の設定をしておく。
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言語パックを追加。
1.1. [Control Panel] - [Clock, Language. And Region] - [Language] より
"Add a language" を選択して、日本語を追加
1.2. 日本語を最上位に設定
1.3. [Options] を選択し、"Download and install language pack" をダウンロードしてインストール。
※ もし日本語がプライマリになっていなければプライマリに設定。
1.4. インストール完了後ログアウトを行い、再度ログインすると表示言語が日本語になる -
場所 (ロケール) の変更
2.1. [コントロール パネル] - [時計、言語、および地域] - [地域] から "場所の変更" を選択して、
[主な使用場所] を "日本" に変更し、[適用] をクリック。 -
現在のユーザー設定を、"ようこそ画面" や "新しいユーザー" にコピー。
3.1. [地域] ダイアログの [管理] タブより、[設定のコピー] を選択。
3.2. 表示言語、入力言語、形式、場所が "日本語", "日本" となっている事を確認。
3.3. "現在の設定のコピー先" にて、チェックボックス 2 つを選択し、[OK] をクリックして、コピー。
3.4. 指示に従って、再起動。 -
Sysprep を行い、ポータルからマイ イメージとして取り込みを実施。
4.1. C:\Windows\System32\Sysprep\Sysprep.exe
4.2. "一般化する" にチェックを入れ、"シャットダウン オプション" にて
シャットダウンを選択し、[OK] をクリック。
4.3. Sysprep の完了によって、シャットダウンが行われ、リモート デスクトップ接続が切断されるまでの間、しばらく待つ。
4.4. 管理ポータルから、仮想マシンの [シャットダウン] を行う。
4.5 [取り込み] を選択し、マイ イメージとして取り込みを行う。
タイムゾーン
日本時間に変更してイメージを取っても、タイムゾーン設定は維持されず、UTCに戻ってしまう。
なので、-TimeZone "Tokyo Standard Time"を指定するようにする。
カスタムイメージの保存場所
カスタムイメージは、その仮想マシンが存在していたStorage Account、コンテナーに作成される。
つまり、カスタムイメージから仮想マシンを作成する場合は、カスタムイメージが保存されているリージョン、Storage Accountのvhdsコンテナーにvhdが作成される。
要するに、他のリージョンや、他のStorage Account、強いては他のコンテナーを指定できない。
変更したい場合は、カスタムイメージを取得する前にvhd実体を移動しておき、そこでイメージをとる。
追加ディスク
追加ディスクは、Powershell実行した場合はカレントStorage Accountに生成される。
管理ポータルからだと、、、不明。。。
Sysprepしないイメージ
単純バックアップはsnapshotでOK。同時起動できないので注意(同時起動しなければ2台あっても大丈夫)。
追加あり次第、随時追記予定。