興味本位でGoogle Compute EngineでZOOMに参加できる構成を確認しました。
動作確認した構成
マシンタイプ: e2-standard-4 (4vCPU, 16GBメモリ)
CPU プラットフォーム: Intel Broadwell
OS: Windows Server 2022 Datacenter
- リージョンは住んでいる大阪にしました。遠いとミーティングのレイテンシが気になりそうです。
- OSをWindowsにしたのはRDP経由でChromeの拡張機能からサクッと接続できるからです。
- 2022 Datacenterにしたのは、2012を使ったら重すぎて使い物にならなかったためです。
- 2012に搭載のIEはセキュリティの設定から、初めはネットに繋がらないので面倒です。
- 2022ではEdge(ほぼChrome)が搭載されていて、ZOOMもブラウザから使えました。
- メモリは4GBでやった時にフリーズして使い物にならなかったので、奮発して16GBにしておきました。
セットアップ等
こちらの方法を参考にしましょう
プリエンティブの設定方法
ただし、上記の記事での”プリエンティブ”という箇所は現時点では探すことができませんでした。
(管理→可用性ポリシーを”スポット”にしたら自動的に”プリエンティブ”が適用されているのを確認できました。)
これでも1時間19円程度です。安いものですね。
Edge/ZOOM Windowsクライアント経由の動作確認
EdgeでZOOMミーティングに参加できることが確認できました。
そして、RDPクライアントを切断しても、ZOOMミーティングにも残り続けることが確認できました。
また、ZOOM Windowsクライアント経由でも動作確認しました。
なお、ChromeのRDPクライアントを使っている場合、ミーティングID等はCtrl+Vでマックからペーストできます。
ユースケース
- ZOOMミーティングのホストを自動化する
現在、多くのズーム会議のホストは人間がやっていますが、GCEインスタンス上から操作ができることは何か有用なことに使えるのではないかと思います。
もしホストの役割や、書き起こしなどを自動化できれば、同じことを人間に時給払ってやってもらうよりも、19円/hの利用料を考えればペイできると思われます。
ここは今後何かしら考えてみますが、面白いことができそうです。
- インスタンスの画面を一括でZOOMで共有する
The more the merrier (みんなでやればもっと楽しい)ので、みんなでグラフィカルな何かを見ながらアイデアを出し合うとか、便利なんじゃないでしょうか?
(今の所具体例が思いつきませんが)
Future Work
WindowsでなくLinuxで同様のことができたら便利なので、次回はLinuxでできるかどうか検証してみようと思います。