この投稿は、「新人エンジニアにすすめたい、あなたの勉強法をシェアしよう! by Udemy Advent Calendar 2022」の参加記事です。
サマリー
- Udemyには動画で勉強するビデオ講座と選択式のテストだけの演習テスト講座があります。
- ビデオ講座は、モバイルアプリを使って動画を事前にダウンロードして、再生速度を上げて勉強すると効率的です。
- 演習テスト講座は、ウェブ版でショートカットキーとブラウザの翻訳機能を活用すると効率的です。
はじめに
はじめに、Udemyの講座の種類と受講方法について説明します。
講座の種類
まず、Udemyの講座にはビデオ講座と演習テスト講座があります。
- ビデオ講座
- おもにビデオで勉強する講座です。
- 講座によっては、以下のような付属的なコンテンツを含んでいます。
- 数問の演習問題
- 講座で使用しているプレゼン資料
- 講座で使用しているソースコード
- 演習テスト講座
- おもに選択式のテストだけで勉強する講座です。
- 付属的なコンテンツはほぼないです。
ビデオ講座の例
演習テスト講座の例
特に、資格試験を受ける場合はビデオ講座と演習テスト講座(=模擬試験)をそれぞれ1つずつ受講することをおすすめします。
ビデオ講座では、全体像をわかりやすくクイックに理解できます。
一方で、資格試験の場合は細かい知識を問う問題で、ビデオ講座には出てこないもあり、ビデオ講座だけでは十分とは言えません。
ビデオ講座で全体像を把握し、演習テスト講座で細かい知識を習得するようにすると抜けもれなく試験の対策ができます。
受講方法の種類
Udemyの講座を受講する方法は2種類あります。
- Webサイト
- ブラウザで受講する方法です。
- モバイルアプリ
- iPad, iPhone, Androidで提供されているUdemyのアプリで受講する方法です。
- ビデオ講座の動画ダウンロード機能など、Webサイトでは提供されていない機能を提供しています。
後述するとおり、それぞれの受講方法には一長一短あります。
使い分けると効率的に受講できるでしょう。
講座の選び方
3つの観点で講座の選び方を説明します。
- 講師
- 言語
- 受講生の評価
- プレゼン資料の有無
講師
講師の質が、講座の質であることは論をまたないでしょう。
とくに、各分野のエキスパートで多数の講座を提供されている講師陣の質は非常に高いです。
各分野で著名な方を挙げておきます。
ソフトウェアエンジニアリング全般
Google Cloud Platform (GCP)
Amazon Web Service (AWS)
Microsoft Azure
このように、同一分野で多数の講座を提供されている講師を選択するとことで、質の高い講座を受講することができます。
言語
日本語講座だと嬉しいということは言うまでもありませんが・・・、英語の講座のほうが圧倒的に多いのが実情です。悲しい。
実は、英語版の中にも日本語字幕に対応している講座があります。
たとえば、このAWSの資格試験のビデオ講座の場合、
言語の表示欄をよく見ると、英語
と書いてある右側に日本語[自動]
と書いてあります。
これは、英語の音声とともに自動生成された日本語字幕を表示できる講座ということです。
また、ごく一部ですが英語版の講座を日本語で録音しなおした講座も提供されています。
日本語タイトルなのに、【世界でXX万人が受講】
とか書いてあるのは英語版を日本語で録音しなおしたということです。
日本語字幕は、一部の講座でだけ提供されています。
できるだけ日本語字幕が使われているものを選びましょう。
ということで、言語に着目して講座を選択する場合は日本語、日本語字幕、英語の優先順位で講座を選択しましょう。
- 日本語講座
- 日本語字幕対応の英語講座
- 英語字幕対応の英語講座
受講生の評価
各講座には、スター、評価件数、受講生数が表示されています。
このうち、評価件数が多いものがおすすめです。
評価件数が少ない場合は講座の内容が洗練されていないことが多く、スターが多くても満足度が低いケースが多かったです。
幸い、(いまのところ)Udemyにはステマによる評価件数の「不当なかさ増し」がほとんど見当たりません。
まずは、多くの人が受講して評価している講座ほど洗練されて、良い講座になっている印象です。
プレゼン資料の有無
ビデオ講座の場合、講座で使用しているプレゼン資料の有無が非常に重要です。
特に資格試験の講座の場合、プレゼン資料が添付されていると試験直前の復習が圧倒的にラクです。
最速勉強法
ビデオ講座と演習テスト講座の最速勉強方法をそれぞれ説明します。
ビデオ講座の最速勉強法
Udemyのビデオ講座は、全般的に以下のような特徴をもつビデオが多いです。
- 誰にでもわかりやすく伝えるために、説明が冗長で長い。2,3分の短いビデオでも最初と最後にビデオの概要説明が入る。
- 1つのビデオ講座が10〜20時間と長くビデオの全容量が5〜20GBと大きい。
このため、ふつうにビデオ講座を再生すると、冗長な解説の視聴時間に時間がかかり、ストリーミング配信が重くなってビデオの再生待ちが発生するなど、勉強の効率があまり良くありません。
ここでは、Udemyのモバイルアプリを活用した最速勉強法を紹介します。
アプリを入手する
まずは、Udemyのモバイルアプリを入手します。
android版、ipad版、iPhone版があります。
コースをダウンロードする
次に、以下のサイトの手順でビデオ講座のコースをダウンロードしましょう。
容量が大きく、ダウンロードには時間がかかります。
お風呂に入る前や寝る前にダウンロードボタンを押して放置しましょう。
再生する
ダウンロードしたビデオを再生します。
まず、字幕を表示します。
字幕があると、電車の中のような音を出せない場所で視聴するときや英語の動画を視聴するときなどに有益です。
なお、日本語字幕に対応している英語のコースの場合は日本語字幕を選択できます。
次に、再生速度を2倍速に設定し、冗長な解説の箇所は15秒早送りボタンを押してすっ飛ばします。
これで、ビデオ講座を最速で勉強する環境が整いました。
演習テスト講座の最速勉強法
演習テストの最速勉強法を説明します。
演習テストには次のような特徴が有ります。
- とくに、マイナーな資格試験の場合、英語版しかない。英語の場合、ビデオ講座と違って文字ばっかりなので理解しにくい。
- モバイルアプリでは、演習テストをダウンロードできず、一部の機能が制限されている。また、翻訳する機能がないので英語版だとツライ。
そこで、ウェブ版でブラウザの自動翻訳機能を活用しながら演習テストを受けるのがおすすめです。
ウェブ版で開く
演習テストをウェブで開きます。
ブラウザの自動翻訳機能を有効にする
英語の場合はブラウザの翻訳機能を有効にしましょう。
ショートカットキーを活用する
なお、ウェブ版では次のショートカットキーを使えます。
積極的に活用して効率よく問題をときましょう。
- キーボードショートカット
?
- 1から9 の中から答えを選択する
1-9
- 次の質問
Right(->)
- 質問を飛ばす
Shift + Right(->)
おすすめのUdemy講座
最後に、おすすめのUdemy講座を紹介します。
これらの講座は、本記事で紹介した最速勉強法を効果的に使用できる講座です。
Google Cloud Platform (GCP)
Ankit Mistry氏 の講座は、英語版ですが質の高いプレゼン資料が添付されていて講座の流れもわかりやすかったです。
Amazon Web Service (AWS)
Shingo Shibata氏 の日本語の演習テスト講座は日本で評価件数がトップクラス。わかりやすく問題数も多いのでおすすめです。
Microsoft Azure
Scott Duffy氏 の講座は英語版しかありませんが、マニアックなAzure資格のビデオ講座も提供されていてよく使います。また、ごく一部ですが同氏の講座を日本語で収録し直した講座も提供されています。
まとめ
Udemyの最速勉強方法とおすすめの講座を紹介しました。