Pythonで開発しよう!と思い立ってはみたもののエディタの選択肢が多く、どれを使うか迷いました。
C#ならVisual Studio一択なんだけどなあなどと愚痴をこぼしながら、Pythonのエディタを調べてみましたところ、
PyCharm,Atomなど多数のエディタが存在しており、調べた限り機能としてはどれもあまり変わらない印象を受けましたのでとりあえず有名どころをいくつか触ってみました。
試したエディタ-
Atom
GitHub社が開発したオープンソースのエディターで、評判も良いのでしばらく使ってみました。
使ってみた感想
パッケージを追加することで自分好みに改良できて、機能やインターフェースも申し分なく、しばらく開発用に使用していましたが、どうにも貧弱な4Gのメモリでは少し動作が重いと感じました。設定次第ではもう少し軽くなるのかもしれません。
PyCharm
Jetbrain社のPython専用のIDEです。
自動整形機能やPEP8の規約違反の指摘など、Pythonで開発する上で必要な機能が一通り内包されているPython専用のIDEです。
ただし、無料版のCommunity EditionではWeb開発やDBのアクセスなどは制限されているため、Web開発する上ではProfessional版を購入する必要がありそうです。
使ってみた感想
自動整形機能やPEP8のコード規約違反など、必要な機能が一通り標準搭載されているため、ほとんど手を施さなくても開発に取りかかれました。特にパッケージ管理に関しては、GUIからパッケージを選択・インストールできたり、インストール済みのパッケージがリスト化されていて便利だと思いました。
Visual Studio Code
Visual Studio Code - Code Editing. Redefined
Microsoftが開発したエディターで、Atomと同じように必要に応じて拡張機能を導入して自分好みにいじれます。
使ってみた感想
最初はある程度自分で調べて拡張機能の追加や設定の変更が必要なので挫折しかけたものの、慣れてくると自動で仮想環境実行したり自動リファクタリングをさせるなど快適に開発できるようになりました。
また、2019年10月の更新でデフォルトでJupyter Notebookの編集や実行が可能となるなど、ますますVSCodeの魅力は高まっていると感じます。
結論
AtomやVSCodeなどの汎用的なエディターの使い方を身につけることで、Pythonにかかわらず様々な開発に利用できるため、このどちらかで選ぶのが良いと思いましたので、Visual Studio Codeを使うことにしました。PyCharmも魅力的ですが、何分Web開発にはProfessional版である必要があることと、他の言語のエディターとしては利用できないということなので候補から外しました。