rustでgithub上のクレートを依存関係に指定する

crate.ioに公開されていないrustのクレートをgithubから利用する方法。

Cargo.tomlで指定する

Specifying Dependencies - The Cargo Book
cargoのドキュメントにgithubからもってくる方法が書かれています。

インストールしたいパッケージ名を指定します。
gitにリポジトリのアドレスを値として渡します。
ブランチなどを指定したい場合はそれぞれの指定できます。
{ git = "https://github.com/paritytech/parity-bitcoin.git" branch = <branch name> tag = <tag name> rev = <value>}

Cargo.toml

[dependencies]
keys = { git = "https://github.com/paritytech/parity-bitcoin.git" }

parityのbitcoinライブラリを例にします。
paritytech/parity-bitcoin: The Parity Bitcoin client

これで$ cargo buildすればクレートとしてインストールされます。

インストールされたクレートを利用する

keysクレートを利用します。
extern crate keys;

src/main.rs

extern crate keys;
use keys::generator::Generator;

fn main() {
   let keypair = keys::generator::Random::new(keys::Network::Mainnet); 
   let generated = keypair.generate();
   println!("{}", generated.unwrap())
}

これを実行するとsecp256k1のキーペアを生成してくれます。