pythonの開発をする事になり、AnacondaをSpringToolsSuitesに導入したため、 記事を書きました。
##Anacondaのインストール
Anacondaはpythonのディストリビューションです。pythonで開発をする場合、ライブラリをすぐにインストールできるのが便利な点であると理解していますが、pipコマンドだと依存関係のチェックが手間であるところが、condaだと依存関係を自動で解決してくれるというので、こちらを選択しました。
(2020.4時点では、conda3.7が最新でした。)
■最新版のインストーラ
※過去のインストーラはこちらにあります。
##Anacondaで仮想環境を作成
今回はpy37という名前の仮想環境をpython3.7で作成します。(-nは -nameでもOK)
作成できたら、activateしておきます。
まずは、Anaconda Promptを起動します。
(base)conda info -e
# conda environments:
#
base * C:\Users\XXXX\anaconda3
(base)$>conda create -n py37 python=3.7
(base)$>activate py37
(py37)$>conda info -e
# conda environments:
#
base C:\Users\XXXX\anaconda3
py37 * C:\Users\XXXX\anaconda3\envs\py37
##Anacondaでライブラリをインストールする。
※プロキシがある場合以下のようにプロキシを設定する。
$set HTTP_PROXY=http://ユーザ名:パスワード@プロキシ:ポート
$set HTTPS_PROXY=https://ユーザ名:パスワード@プロキシ:ポート
あとは、必要なライブラリをインストールします。
$conda install pyinstaller
$conda install -c conda-forge selenium
$conda install -c conda-forge python-chromedriver-binary
・・・など
##STSでPythonを使えるようにする。
①STSを起動します。
└ヘルプ →Eclipseマーケットプレイス →pyDevで検索
pyDevがヒットしたらインストールします(python IDE for Eclipse 7.5.0※2020.4時点)。
②pythonインタプリターの設定。
└ウインドウ →設定 →pyDev→pythonインタプリター
ダイアログが開くのでインタプリタ名とインタプリター実行可能ファイルを設定します。
インタプリタ名:py32
インタプリター実行可能ファイル: C:\Users\XXXX\anaconda3\envs\py37\python.exe
ここまですれば、プロジェクトエクスプローラーから新規でPydev→Pydevプロジェクトを選択できるようになっているはずです。
##STSでファイルの実行
適当なPYファイルを作成します。サンプルはhelloworldです。
作成後、右クリックから実行→2 python 実行を選択します。
コンソールにhelloworldが出力されました。
##STSでファイルのデバッグ実行
今度は作成後、右クリックからデバッグ→2 python 実行を選択します。
この時点でブレイクポイントを打っておきます。
パースペクティブが切り替わってデバッグになり、ブレイクポイントで止まっています。
あとは、javaなんかでの開発と同じ感覚で利用できると思います。
こちらの記事を参考にさせていただきました。有難うございました。
[【Eclipse×Python】Python開発環境の構築手順]
(https://takilog.com/eclipse-python-environment/)
[【初心者向け】Anacondaで仮想環境を作ってみる]
(https://qiita.com/ozaki_physics/items/985188feb92570e5b82d)
Anaconda備忘録