#導入
nutでOMRONのUPSを使用した事例
http://wncdevelop.livedoor.blog/archives/19779.html
https://qiita.com/sugi_0000/items/89c025e3804cfcfdf11e
等々があるので参考にした。ありがとうございます。
さて、公式マニュアル
https://networkupstools.org/docs/user-manual.chunked/index.html
をもとに、サーバー(CentOS7.6)へnut(2.7.2)を入れて、UPS(BX35F)を付けてみた。そして、商用電源遮断のシーケンスチェックをかけた。
#問題
サーバーのシャットダウンは行われるが、UPSのシャットダウンは行われない。これでは電源復帰時にサーバーの自動復帰ができない。
#理由1
OMRONのUPSはondelay設定が存在しない。一方、ドライバのデフォルトはondelay=3 (min)である。故に、UPSが正しく指示を受け取れない。
#対策1
ups.conf へ次のように追記し、UPSとの整合性を図る。
ondelay = 0
この時、デバックモードでUPSへシャットダウンをかけると、UPSは"OK"を返した後にシャットダウンすることがわかる。また、"ACK","(ACK"でないためドライバは失敗と判定するが、幸いにUPSのシャットダウン処理自体に影響はない。なお、この確認を行うときUPSは無負荷にすること。
#理由2
killpower(UPSをシャットダウンするのに必要)が生成できない。通常、upsmonはnutユーザーとして動き、/etcへkillpowerを作る権限がない。
#対策2
例えば、upsmon.confを次のように修正して、killpowerが生成できるようにする。
POWERDOWNFLAG /etc/killpower
#POWERDOWNFLAG /etc/killpower
POWERDOWNFLAG /var/run/nut/killpower
#所感
問題が解消したので、selinuxの設定等も再確認したい。