はじめに:エンジニアなのに、マークダウンがわからない…
皆さん、はじめまして。普段はネットワークエンジニアとしてインフラ周りを触っている者です。
前回投稿したネットワークに関する記事の続編をすっ飛ばしてこの記事を書いておりますがご容赦ください、、。
最近、AI開発エンジニアを目指そうと思い立ち、学習を始めようとしています。
そこで最初の壁として立ちはだかったのが… マークダウン です。
周りのエンジニアが当たり前のように使っているアレ。正直に告白します。
私はこれまでマークダウンにほぼ触れてきませんでした。「なんか #
とか -
とか使うんでしょ?」くらいの知識しかなく、その恩恵も全く実感できていませんでした。
「普通にメモ帳やWordで書けばいいじゃん…」とすら思っていました。(エンジニアとしてあるまじき発言、、、なんだと思いますが、その危機レベルも現状わかっていない…汗)
でも、AI開発の学習を進める上で、どうやらマークダウンは避けて通れないらしいことがわかりました。
色々挑戦したいことがあるのですが、ドキュメントも、GitHubのREADMEも、Jupyter Notebookのメモも、みんなマークダウン。
これはもう、腹を括って学ぶしかない!
…というわけで、このQiita記事は、そんなマークダウン初心者の私が、恥を承知で「マークダウンって何なの?どうやるの?」と試行錯誤してみた記録です。同じようにマークダウンに苦手意識を持っている方や、今更聞けない…と思っている方の参考になれば幸いです。
※注※
この記事を見てできてるやん、って思った人は不正解。Geminiの力を借りて整形しました、、、そんな程度のやつが学んでみる姿勢を公開することで他の人の勇気づけになることを願っています
とりあえず書いてみる:見出しと箇条書きとの格闘
「習うより慣れろ」という言葉を信じて、とりあえず書いてみることにしました。普段使っているメモ帳のような感覚で、思いつくままにマークダウン記法(?)を試してみます。
見出しってやつを試してみる (#
と ##
)
まず、タイトルっぽいところに #
を1つ、次の見出しっぽいところに ##
を2つつけてみました。
ふむふむ… Qiitaのプレビューで見ると、確かに文字が大きくなって見出しっぽくなりました。これはわかる。
でも、正直な感想としては、「で、どっちも文字がでっかくなっただけじゃん?」 としか思えませんでした。(エンジニアらしからぬ感想…なんだろうなあ)
さらに見出しを試す (###
)
調子に乗って #
を3つ使ってみました。
うん、やっぱり文字が大きくなりましたね!でも、なぜこれを使う必要があるのか、#
が1つの時と2つの時、3つの時で、意味的に何が違うのか、この時点では全くピンときませんでした。
箇条書きにも挑戦 (-
)
次に、よく見る箇条書き。-
(ハイフンとスペース) を使うと良いらしい。
お、プレビューではちゃんと「・」みたいな記号が付いてリストっぽくなりました。
でも、ここで最大の疑問が。
「これ、自分で『・』って打つのと、何が違うの…???」
見た目、ほぼ一緒じゃないですか? なんでわざわざ -
を使う必要があるのか、さっぱり分かりません。何がいけないの?何が便利なの?
わからないことはAIに聞け!Gemini先生との対話
この「・
と -
の違い」がどうしても腑に落ちなかったので、最近よく行動を共にしている相棒、Geminiに率直な疑問をぶつけてみることにしました。
(私):
やっぱりわからない。
例えば箇条書きとして「-」を使って実現できることはわかった。
けどさ「・」を自分で打つのと何が違うの?全然わからない。
すると、Gemini先生から丁寧な回答が返ってきました。(以下、回答の要点)
(Gemini先生):
なるほど、そこが引っかかりますよね。とても良い質問だと思います!「見た目は同じように見えるのに、なぜわざわざ
-
を使うの?」という疑問、よく分かります。結論から言うと、コンピューター(ツール)がそれを「箇条書きリストの項目だ」と正しく理解できるかどうか が決定的に違います。
自分で
・
(中黒)を打つ場合:
- 人間には「リストだな」と分かります。
- コンピューターにとっては、単なる「・」という文字でしかありません。特別な意味を持ちません。
マークダウンで
-
を使う場合:
- 人間には、これもリストの項目だと分かります。
- コンピューターにとっては、これは「順序なしリスト(箇条書き)の項目ですよ」という明確な指示(意味) になります。
具体的に何が違うのか? なぜ
-
が便利なのか?
- 自動的な整形・構造化: ツールが自動でインデントや記号を整えてくれる。ネストも簡単。(
・
だと手作業)- HTMLなどへの正しい変換(再利用性):
-
はHTMLのリストタグ (<li>
) に正しく変換される。Webで適切に表示されたり、CSSで装飾できる。(・
はただの文字として扱われ、構造情報が失われる)- ツール連携と機能: エディタによっては、リストの折りたたみや並べ替え機能が使える。(
・
では不可)- 意味(セマンティクス)の明確化: 文書自体に「これはリストである」という意味を埋め込める。後からの解析やAIの理解に役立つ。(
・
にはその意味がない)例えるなら…
Wordの「箇条書きボタン」と、自分で
・
を手打ちする違いに似ています。ボタンならWordがリストと認識してくれますが、手打ちでは認識してくれません。マークダウンの-
は、コンピューターに「リストだよ」と教えるための記号なのです。
少しだけ腑に落ちたこと:マークダウンは「意味」を伝える書き方
Gemini先生の説明を読んで、「なるほど!」と少し光が見えた気がしました。
- マークダウンは、単に見た目を整えるためだけのものではない。
-
#
や-
といった記号は、コンピューター(ツール)に対して「これは見出しだよ」「これはリスト項目だよ」という文章の構造や意味を伝えるためのものなんだ、と。 - 自分で
・
を打つのは、人間には伝わるけど、コンピューターにはただの「点」。-
を使うことで、コンピューターがそれを「リスト項目」として認識し、HTMLに変換したり、インデントを整えたり、色々な自動処理をしてくれるようになる。
Wordの例えも分かりやすかったです。今まで「見た目がそれっぽくなればいいじゃん」と思っていたのが、いかに浅はかだったか…。コンピューターに正しく意味を伝え、ツールと連携することで、後々の効率や再利用性が格段に上がるんですね。
体験!今この記事を書いた実体験
そしてこの記事を書いてる今現在、さらに効果を体感することが起きました。
実はこの記事は冒頭でも触れたとおりQiita投稿用にGeminiに整形してもらっています。
そして出力されたものをそのままコピペした結果、その威力を体験したのです。
この記事内で画像で張り付けていた部分。実はGemini案では以下のように書かれていました。
そしてその結果、Qiita上では以下のような表示に。
# マークダウンってどうやったらいいんだ?
## 全然意味不明な利用用途
これか!これがマークダウンを用いる意味なのか!
・・・エンジニア初心者じゃなくても知ってそうなことを今更ながらやっと体験したのです、、、。
これからやってみたいこと
今回、見出しと箇条書きの違いから始まりマークダウンへの理解が少し深まりました(たぶん)。
まだまだ初心者ですが、これから以下のことにも挑戦していきたいです。
-
太字 (
**太字**
) と斜体 (*斜体*
): 強調したい箇所に使ってみたい。 -
コードブロック (
-
リンク (
[テキスト](URL)
): 参考記事などを貼るときに使えそう。 -
画像 (

): 図などを載せるときに。 - GitHubでREADMEを書く: まずは簡単な自己紹介から。
- Jupyter Notebookでメモを取る: AI学習の本番環境で使ってみたい。
おわりに:初心者でも、一歩ずつ
というわけで、マークダウン初心者の悪戦苦闘と、ほんの少しの進歩の記録でした。
「エンジニアなのにマークダウンも知らないなんて…」と少し落ち込んでいましたが、正直な疑問をぶつけてみることで、その必要性やメリットが少しずつ見えてきた気がします。
皆さんに伝えたいのは今ここで恥を忍んで触れてみなかったらずっと成長しなかったはず、ということ。いつだって最初の一歩を踏み出してよいのだということです。
もし同じようにマークダウンに苦手意識を持っている方がいたら、「わからない!」と正直に言ってみるのも良いかもしれません。そして、まずは簡単な記法から、メモ書きなどで試してみてはいかがでしょうか。
私もAI開発エンジニアへの道は始まったばかり。マークダウンも、プログラミングも、一歩ずつ着実に学んでいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!