##Ruby on Railsとは
Ruby on Railsはプログラミング言語「Ruby」で利用される代表的なフレームワーク。
##フレームワークとは
システムを開発するために必要な機能がまとまったものをフレームワークと呼ぶ。
文字通り「枠組み」を表し、システム開発がより簡単に行えるように便利なプログラムがひとまとまりとなったシステムを指す。
##Ruby on Railsの特徴
####MVCアーキテクチャー
Ruby on Railsは、MVCアーキテクチャーの基づいたフレームワークである。
データベースとのやり取りやビジネスロジックなどを担当するモデル(Model)、ブラウザへの表示を担当するビュー(View)、モデルやビューへの指令を与える役割としてのコントローラー(Controller)それぞれの頭文字を取ってMVCアーキテクチャーと呼ばれる。
MVCアーキテクチャーによって、機能毎の独立性が高く、開発効率・保守性ともに高いアプリケーションを構築することが可能である。
####CoC
Convention over Configurationの略称で、日本語では「設定より規約」を意味する設計思想のこと。
設定を大量に記述するのではなく、規約に沿ったプログラミングにより余計なコーディングや設定を減らそうという考え方である。
####DRY
Don’t Repeat Yourselfの略称で、日本語では「同じことを繰り返さない」を意味する設計思想のこと。
複数の場所に同一コードを記述するのではなく、1箇所に記述した内容を再利用することで保守性を高める考え方である。
####REST
Representational State Transferの略称で、同じURLでもGETメソッド・DELETEメソッド・PUTメソッドそれぞれのアクセス時に取得・削除・更新と異なる動作が実行される設計思想のこと。
RESTの思想により、Ruby on RailsではCRUDシステムを最小限のコードで実現でき、開発効率の向上が期待出来る。
####ORM
Object-Relationalmapping日本語で「オブジェクト関係マッピング」と呼ばれるもので、SQL文を記述しなくてもデータベースを操作することが出来る機能である。
Ruby on Railsでは「Active Record」というライブラリが採用されており、SQLに詳しくない開発者でもデータベース操作を簡単に行うことが可能。