0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Linuxを基本からまとめてみた【システム管理】

Last updated at Posted at 2025-06-26

ユーザーの追加とパスワードの変更

useraddコマンド

  • ユーザーを追加する
オプション 説明
-u UID ユーザーID(UID)を指定
-g ループ名/GID 主なグループの名前かグループID(GID)を指定
-G ループ名/GID 補助グループの名前かグループID(GID)を指定
-c コメント コメントを指定
-dディレクトリ名 ホームディレクトリを指定
-s パス ログインシェルを指定
-m ホームディレクトリを作成

passwdコマンド

  • パスワードを設定する

スケルトンディレクトリ

/etc/skelディレクトリ(スケルトンディレクトリ)

  • ユーザー追加時に作成されるホームディレクトリのテンプレート

主グループと補助グループ

主グループ

  • ファイルの所有グループは作成したユーザーの主グループ

idコマンド

  • ユーザーの ID 情報やグループの情報を表示する

グループとアクセス制御

groupaddコマンド

  • グループを追加する
  • groupadd[-g GID]グループ名

usermodコマンド

  • ユーザーの設定を変更する
オプション 説明
-u UID 新しいユーザーIDを指定
-g ループ名/GID 新しい主グループを指定
-G ループ名/GID 新しい補助グループIを指定
-c コメント コメントを指定
-dディレクトリ名 新しいホームディレクトリを指定
-s パス ログインシェルを指定
-l ユーザー名 新しいユーザー名を指定
-a -Gと併用することで補助グループを追加

ユーザーやグループの削除

userdel

  • ユーザーを削除する
  • userdel[オプション]ユーザー名

groupmod

  • グループの情報を変更する
  • groupmod[オプション]グループ名

groupdel

  • グループを削除する
  • groupdel グループ名

ユーザーとグループの設定ファイル

アカウント管理の操作をすると設定ファイルに反映される

主なユーザー・グループに関する設定ファイル

  • /etc/passwd:ユーザー情報を保持
  • /etc/shadow:パスワード情報を保持
  • /etc/group:グループ情報を保持

getentコマンド

  • NSSライブラリのエントリを出力する
  • getent データベース[エントリ]
データベースの例 説明
password,shadow,group エントリにアカウント名に指定して、特定のアカウント情報を出力するよう指定できる
hosts エントリにホスト名を指定して、名前解決に利用できる
  • NSSライブラリのエントリを出力する
$ getent passwd
$ getent passwd ubuntu

ジョブスケジューリング

crontabコマンド

  • ジョブスケジューリングできる
オプション 説明
-e cronジョブを編集(タスクの追加など)
-l cronジョブを表示
-r cronジョブを削除

cronデーモン

  • cron ジョブを監視し、実行条件を満たした cron ジョブを実行するもの

cronデーモンの監視先

場所 タイプ 主な内容 主な管理者
/var/spool/cron/crontabs d(=ディレクトリ) ユーザがcrontabコマンドで登録したcornジョブ ユーザ
/etc/crontab f(=ファイル) システムが登録したcronジョブ root
/etc/cron.d d(=ディレクトリ) パッケージやアプリケーションによって登録されたcornジョブ rootなど
/etc/cron.hourly d(=ディレクトリ) 1時間に1回実行される root
/etc/cron.daily d(=ディレクトリ) 1日に1回実行される root
/etc/cron.weekly d(=ディレクトリ) 1週間に1回実行される root
/etc/cron.monthly d(=ディレクトリ) 1ヶ月に1回実行される root

anacron

  • システムが停止しているときに実行されるはずだった cron ジョブを実行する

anacronデーモン

  • anacron は、anacron デーモンが定期的に /etc/anacrontab を確認して、cron ジョブを適宜実行している

at

  • 時刻とジョブを指定して、その時刻に 1 度だけジョブを実行できる

atコマンド

  • atに続けて時刻を入力してスケジュールする
書式例  説明
23:30 その日の 23:30 にジョブを設定する
4pm + 5days 5 日後の午後 4 時にジョブを設定する
noon Jul 31 7/31 の正午にジョブを設定する

cronとatのアクセス制御を担うファイル

許可:

  • /etc/cron.allow: このファイルに名前があるユーザのみ、cron を利用できる
  • /etc/at.allow: このファイルに名前があるユーザのみ、at を利用できる

拒否:

  • /etc/cron.deny: このファイルに名前があるユーザのみ、cron を利用できない
  • /etc/at.deny: このファイルに名前があるユーザのみ、at を利用できない

localeコマンド

  • ロケール情報を確認するためのコマンド
ロケールに関係する変数と、その値を確認
$ locale

-a オプション: ロケール名の一覧を表示
$ locale -a

ロケールの設定

主なロケール関係の変数

  • これらの値を変更するとロケールの設定ができる
変数 意味
LANG すべてのロケール関係の変数を設定する
LC_ALL すべてのロケール関係の変数を設定する
※これを設定すると他の『LC〜』変数で設定できなくなる
LC_MESSAGES メッセージのロケールを設定する
LC_TIME 日時のロケールを設定する

参考サイト

新・Linux入門編10(LinuC対策版): システム管理

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?