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Linuxを基本からまとめてみた【ネットワークの基礎】

Last updated at Posted at 2025-06-24

インターネットプロトコルの基礎

プロトコル

  • CP同士がやり取りするためには、共通のルールが必要

TCP/IP

  • インターネットにおけるプロトコル
  • 4つの層に分けて通信のフローを管理する
  • 送信側は、データをいくつかの小さなデータに分割し、ヘッダを付け加えたデータ「パケット」を送信する
  • ヘッダの情報をもとに、パケットが受信側に届けられる
  • 受信側は、パケットを受け取ったら、それぞれの層でヘッダを取り除き、元のデータを復元する

主な角層のプロトコル

  • TCP/IPは4つの層に分けられる
役割  プロトコル・通信規格  負荷されるヘッダ
アプリケーション層 ネットワークアプリケーションの制御 FTP, HTTP, SSH など
トランスポート層 データ転送の制御 TCP, UDP ポート番号
インターネット層 宛先や伝送経路の制御 IP, ICMP, ARP IPアドレス
ネットワークインターフェース層 物理的な伝送路の制御 Ethernet, IEEE 802.11, PPP MACアドレス

トランスポート層のプロトコル

  • TCPは信頼性、UDPはリアルタイム性を重視

ポート番号

  • アプリケーション層で使われたプロトコルの識別をする

IPアドレスとサブネットマスク

IPアドレス

  • インターネット上の宛先を識別するアドレス

IPアドレス(IPv4)

  • 32ビットのアドレスを8ビット×4に分け、10進数で表記する

サブネットマスク

  • 同じネットワーク範囲のホストを判断するために使う

CIDR記法

  • IPアドレスとサブネットマスクを同時に書く記法

IPアドレスクラス

  • ネットワークアドレス部の長さ・上位ビットで決まる
クラス 上位ビット 第一オクテットの値 ネットワークアドレス部の長さ
A 0 0-127 8ビット以上
B 10 128-191 16ビット以上
C 110 192-223 24ビット以上

サブネット分割

  • ホストアドレス部の部分をネットワークアドレス部として使う

IPv6

  • 128ビットのアドレスを16ビット×8に分け、16進数で表記する

IPv6の省略記法

  • 先頭の0とゼロフィールドは省略可能

ネットワーク構成

ネットワークで使えるアドレス

  • ホストで使用できるIPアドレスは決まっている

ブロードキャストアドレス

  • 同じネットワーク内の全てのホストに送信できるアドレス

複数ネットワークの構成

  • 異なるネットワーク範囲に接続する場合は、ルーターを使用する

ホスト名の設定

  • ネットワーク上でホストを識別するための名前

IPコマンド

  • TCP/IPの設定を参照・設定する
・ip addr: IP アドレスの設定を表示・設定
 ・ip addr show: IP アドレスの設定を表示
 ・ip addr add [IPアドレス] dev [インターフェイス名]: IP アドレスを設定
 ・ip addr del [IPアドレス] dev [インターフェイス名]: IP アドレスを削除
・ip route: ルーティングテーブルの設定を表示・設定
 ・ip route add [IPアドレス] via [転送先]: [IP アドレス]から[転送先]へパケットを送信するようルーティングテーブルを設定
 ・ip route del [IPアドレス]: ルーティングテーブルを削除

ifconfigコマンド

  • インターフェイスの設定を確認・設定する
  • ifconfig [インターフェイス名] [IP アドレス]: IP アドレスを設定

nmcliコマンド

  • 設定ファイルを編集をコマンドラインから行う
  • nmcli [オブジェクト] [サブコマンド] [引数]

routeコマンド

  • デフォルトゲートウェイアドレスの管理に使う昔からあるコマンド
・ip route コマンドや route コマンド、 nmcli コマンドで設定・参照できる
・route コマンドは昔から利用されてきたコマンド
・ip route コマンド、 route コマンドは、再起動で設定がリセットされる

ネットワークの問題の解決

ICMP

  • ICMP: インターネット層のプロトコル
  • ICMP: メッセージはネットワークの問題解決に役立つ

pingコマンド

  • ICMPパケットを送信して、指定ホストと疎通できるか確認
デフォルト
$ ping <ホスト名または IP アドレス>
Ctrl + C で終了
パケット数指定
$ ping -c <送信するパケット数> <ホスト名または IP アドレス>

tracerouteコマンド

  • ホストに辿りつくまでに経由したルーターの一覧を表示する
  • traceroute -I <ホスト名または IP アドレス>

tracepathコマンド

  • 宛先となるホストに到達するまでの経路を出力する
  • tracepath <ホスト名または IP アドレス>

ssコマンド

  • ネットワーク通信の状態を確認するコマンド
$ ss
オプション 説明
-a 全ての通信を表示
-l 待機ポートを表示
-n 名前を解決せず表示
-t TCP通信を表示
-u UDP通信を表示
-p 対応するPIDを表示

nc(ncat)コマンド

  • 指定したポートへの接続・待受を行うコマンド

参考サイト

新・Linux入門編9(LinuC対策版): ネットワークの基礎

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