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ネットワークを基本からまとめてみた【TCP / IP】

Last updated at Posted at 2025-07-30

インターネット

  • プロバイダ(ISP:Internet Service Provider)と呼ばれる通信事業者を介して構築される世界規模のネットワーク
  • 世界中のネットワークをTCP/IPという技術で相互接続している

TCP/IPプロトコルスタック

  • インターネットの標準プロトコル=デファクストスタンダードな通信プロトコルのこと
  • TCPとIPという2つのプロトコルを中心に、4つのレイヤーで構成されている
階層(Layer) 名称 代表的なプロトコル
4 アプリケーション層 HTTP
FTP
SMTP
3 トランスポート層 TCP
UDP
2 インターネット層 IP
ARP
ICMP
1 リンク層
(ネットワークインターネットフェイス層)
Ethernet
PPP

RFC (Request for Comments)

  • インターネットに関する技術仕様を公開している文書のこと

カプセル化/非カプセル化

  • データ+ヘッダ(+トレーラ)のデータ単位をPDU(Protocol Data Unit)という
  • PDUはどのレイヤのヘッダが付加されているかで呼び名が変わる
    フレーム(L2:データリンク層)
    パケット(L3:ネットワーク層)
    セグメント(L4:トランスポート層)

IP(Internet Protocol)

  • ネットワーク層/インターネット層で中心的な役割を担うプロトコル
  • IPアドレスを使用してエンドツーエンドの通信を可能にする
  • IPアドレスは広いネットワークの世界における住所のようなもので世界中で
    重複しないように設定される
  • MACアドレスと違い、個々のノードに付与されるIPアドレスは状況によって変化する

IPアドレスの概要

IPアドレス(IPv4)
172.1.2.3
  • IPアドレスにはバージョンが存在し、最も普及しているのがIPv4
  • IPv4は割り振ることのできるアドレスに限界が来ている(IPアドレス枯渇問題)、その解消のため現在IPv6の普及が進められている
  • IPv4においてIPアドレスは32ビットを持ち、ネットワークのアドレスを表すネットワーク部と個々のノードのアドレスを表すホスト部で構成される

IPアドレスのクラス

image.png

IPヘッダ(IPv4)の詳細

  • IPヘッダ(IPv4)はエンドツーエンドの通信で肝となる『送信元IPアドレス』
    『宛先IPアドレス』だけでなく、データの送信過程において必要になる情報をフィールドとして多数持つ
  • IPヘッダを構成するフィールドのうち、軸となるものは全部20バイト定義されている

image.png

レイヤ3デバイスの特徴

  • 隣接していないノードとの通信を可能にし、異なるネットワークを相互接続する
  • 複数の経路から最適経路を選択し、パケットを効率的に転送する(ルーティング)
  • ポート毎にブロードキャストドメイン(ブロードキャストで届けられる範囲)を分割する

ARP(Address Resolution Protocol)

  • IPアドレスに紐づくMACアドレス(レイヤ2アドレス)を調べるためのプロトコル
  • このIPアドレスからMACアドレスを調べる一連の処理はアドレス解決と呼ばれる
  • 何度もブロードキャストされることを防ぐためにARPテーブルが用いられる

ICMP(Internet Control Message Protocol)

  • エラー通知や問い合わせ情報を転送するためのプロトコル
  • ベストフォート型のため通信状況やエラーの確認は行わないIPを補う役割を担い、IPとセットで用いられる
  • インターネット層のプロトコルであり、IPの上位に位置づけられる

参考サイト

【CCNA合格講座】TCP/IPとは?「仕組み」完全解説!【インフラエンジニア基礎入門 #5】
IPヘッダのフォーマットとサイズの基本
IPアドレスとは?クラス範囲やサブネットマスク計算などの専門用語の意味を解説

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