はじめに
今回はプログラミングとは直接的な関わりはないですが、ライフハック的なことを書いてみます。
自分はその道の専門家でもなんでもなく、あくまで自分はそういう風に考えて行動した結果会社内で最高評価が取れたり、
優秀な人として認識されるようになったよって方法を書くだけです。
違うメソッドでうまく行っている人もいるでしょうし、万人の環境に当てはまるわけでもないので、
そういう考え方の人もいるんだ〜ぐらいの軽い感じで見てってください。
先にメソッドの結論だけ言ってしまいます。
失敗しないためには、失敗せよ!
がこのメソッドで言いたいことです。
「結局失敗してるじゃん」「それっぽく言ってるだけかよ」と思うでしょうが
詳細についてはこの後説明するのでぜひ最後まで読んで見てください。
私、失敗しないので
某ドラマで主人公の決め台詞的に使われてたのが印象的でしたね。
もちろん失敗しないならそれに越したことはないです。当たり前。
ただそんなことが可能なのか?と問われればこれも当たり前に NO ですよね。
人間失敗しないなんてことは不可能で、失敗することは当たり前のことです。
失敗することが怖い
ですが、これまで関わってきた人にも一定数こう考えている人がいました。
ネットで「最近の若者はアルバイトでも失敗したくないのでマニュアルに載っている対応以外はしない」
という記事も見かけたので、若い世代の方がこう考えてる人が多くなってるのかも?
じゃあ何で失敗が怖いんでしょうか。
失敗が怖い理由
0か100か
何か物事を行うときに「成功」は100点、「失敗」は0点という
極端な捉え方をしてしまっているのではないかと。
でも、本当にそうでしょうか?
- 偶然しただけの成功
- 他者の手を借りての成功
- 改善点を得て次に繋げられる失敗
- 避けられない外的要因による失敗
現実に起こる出来事はとても0か100かなんて単純な点数をつけることはできないんですよ。
失敗することが恥ずかしい
確かに失敗してしまうことはその時は恥ずかしいかもしれない。
ただ「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という諺もあるように、
そのとき恥ずかしかったとしてもそれによって今後失敗しなくなるのであれば、
大したダメージでもないですよね。死ぬわけでもあるまいし。
そもそも失敗の経験自体が少ない
今はインターネットが普及しほぼ全員がスマホを持っていて、ネットから情報を仕入れることができます。
なので検索すればすぐに答えを見つけられてしまう。
ゲームも発売直後に攻略情報がネットに書かれていて、初見でも攻略情報をみながら進める人も多いとか。
つまり自分で試行錯誤、トライアンドエラーして答えにたどり着くって経験自体ない人が多い。
失敗から学びを得る方法を知らない人からしたら、失敗は怖いってなるのも仕方ないのかも。
失敗は怖いものではないし、終わりでもない
上記のような考え方の人と自分の決定的な違いは、
失敗 = 終わり
と捉えているかどうかだと思います。
「失敗したら終わりだ」「失敗したら過程は全て無意味」なんて考えてる人も多いでしょう。
終わりって何の?
結婚や大学入試はゴールではなくスタートだなんてことも言いますけど、失敗もそれと同じなんですよ。
失敗してすぐそこで死ぬのか?って言ったら、普通の仕事でそんなことあるわけないじゃないですか。
(高所作業とかは可能性あるけども)
失敗したとしてもその後も人生は続いていくわけで。
逆に成功したとしたってそこでハッピーエンドするわけでもなく続いていきます。
大事なのは成功も失敗も今後の人生に活かせるかってところなんですよね。
偶然の成功はなんの役にも立たない
例を1つ。
ドラクエなんかのRPGゲームをやっています。
とある洞窟に入りました。
途中いくつも別れ道がありましたが全て運任せに選んだら、一度も行き止まらずに出口まで辿り着けました。
さあこの状況喜ぶべきでしょうか。
自分だったら NO。
ゲームをしたことがない人はイメージがつきづらいかもですが、洞窟の行き止まりって大抵アイテムが落ちてるんです。
または別の出口があったりするかもしれない。
つまり今は一発で正解ルートを引けたのではなく、「自分の辿り着いた出口に向かうルート」以外何もわかっていない状態なんです。
まあゲームならそれでいいかもしれないですよ。アイテムなくてもラスボス倒せるかもしれないし。
現実の作業だったらどうでしょうか。失敗せずに完了できた俺すげ〜ってなりますか?
何もすごくないですよね?
偶然成功しただけ の状態で情報は全く得られていないんですから。
それに人生なので偶然の成功後にも次の作業はやってきます。
今回成功できた作業と似てるけどちょっとだけ違う作業が来たとしましょう。
ですがあなたが知っているのは「前回の作業で複数あるかもしれない出口の1つ」に向かうルートだけ。
前回の作業との違いはわかるけど、その違いを吸収するためにどの分岐点でどっちに行けばいいのかわからない状態。
つまり成功するか失敗するか完全な運ゲー。50%よりもはるかに分の悪い賭け。
しかもこれに勝てたとしても、次回また運ゲーが襲ってくる。なぜ成功したのか、どんな失敗があるのかがわかっていないから。
失敗は買ってでもせよ
上の例から言いたいことを察してるかもですが、失敗するってことは
- どこで失敗する可能性があるのか
- 失敗すると何がどうなるのか
- どうすれば失敗をリカバーできるのか
を経験、理解できるってことなんです。
ゲームの例でいうと、
- 1つ目の曲がり角は右にいくと行き止まりだが、アイテムが落ちていて来た道を戻れば良い
- 5つ目は左にいくと、街Bへの出口になっていて迂回すれば元の道に戻れる
という情報を得られている状態。
これによって次回同じ洞窟を通って街Bに向かいたい時は、確信を持って進むことができますよね。
だから最初に洞窟を通るときに全部の別れ道の全方向行ってみて、何があるのか知っておきたい。
なので自分は初めての作業をするときには、思いつく限りの失敗ルートを通るようにしてます。
常識的に考えてあり得ないルートは通らないですけど、こっちはきっと失敗するんだろうな〜ってときにもなるべくそのルートを選びます。
この方法の何がいいかって、失敗すると思って失敗してるから失敗しても何とも思わないんですよね。
あーやっぱり失敗したかってだけ。
どんな失敗しそうかも予想しておけば、リカバリーも一瞬でできるし次回似た様なことをするときにも予想がたてやすいし。
あと、初めての作業で失敗したことを責める様な人はいないですよね。
そんな人が上司だったりしたら、さっさとそんなところ逃げ出すのがいいです。やばい人なので。
確信のある成功を
数々の失敗を経験しておくことで、次回同じ作業がきた場合には自信を持って正しいルートを通ることができる様になってます。
失敗だけでなく成功ルートも網羅しておけば、色々なやり方の中で一番効率のいいやり方を選択できる様になってます。
一度でもこのやり方で成功できれば、
初めての作業でも一度やればできる様になる
= 今はできない作業もやればできるようになる
という自信を持つことができます。
こう思える様になればシメたもので、
失敗は怖くも何ともなくてむしろしておきたいものって認識に変わっていくんじゃないでしょうか。
当然最初は失敗するんだし、初めての作業なら失敗し放題だからドンドン新しいことにチャレンジしようって、
自分のスキルアップにも繋げられる。
他人がやらないことで差がつく
ここまで良い風に書いてきましたが、良いところしかないなら誰でもやってますよね。
このメソッドの何が悪いかって、やらない方が楽ってことなんですよ。(短期的な労力の話)
何も考えずに作業して、なんか成功したからOK〜って方がその時は考えることが少なくて楽だし。
もちろん長期的に見ればちゃんとやって将来失敗しない様にしたほうがお得ですが、
頭でわかってるだけで続けられるならダイエット・筋トレに失敗する人はいないですよね。。。w
人間考えるのにもエネルギーは使いますし、
- どこで失敗の可能性があるか
- どうしたらリカバーできるか
- 次回失敗しないためにはどんな対策をするか
を考えることは結構な労力だと思います。
ただ、自分がしんどいことは他人もしんどいのでそれをやるかどうかで差が生まれます。
自分はそれらを考えることが習慣になってるので、特に労力を感じず当たり前にやれてますが、
習慣にするまでが大変ですよね。
まとめ
つらつらと書いてきましたが最終的に何が言いたいかっていうと
・成功も失敗も終わりではなく、人生は続いていく
・偶然の成功から得られる情報量はごく僅か
・失敗しておくことで、次回の成功に確信が持てる
・どうせ失敗するならさっさとしたほうがダメージは少ない
・習慣化してしまえば、大した労力ではない
って感じです。数億円の損害とか出すような失敗じゃなければ、失敗し得です。
何も考えずに失敗するのではなく、考えながら失敗していくって条件付きですが。
失敗することで同じような失敗をすることがなくなり、その失敗を別の作業に応用することで、
未知の失敗の幾つかは防げる様になるかもしれない。(全部防ぐなんてことは到底人間には不可能)
そうは言っても、はいそうですかって自分のマインドセットを変えることは難しいですよね。
ただこういう失敗との付き合い方があることを頭の片隅に置いておくだけでも、
どこかで活きるかもしれないので、覚えておいて損はないんじゃないかと。
この記事で1人でも失敗を怖がる人が減ったら良いなあ。