最近、Cloud9上でconcrete5やWordPressの構築を行って、git-ftpで直接本番サーバーに変更をアップロードする事が多いので、
毎回やっている手順を下記にまとめました。
Cloud9の開発環境上でgit-ftpを設定する
git-ftpを取得する
まず、git-ftpをcloneします。
cloud9の作業ディレクトリ直下でcloneした場合は、 /home/ubuntu/workspace/ 以下にファイルがダウンロードされます。
$ git clone https://github.com/git-ftp/git-ftp.git
$ cd git-ftp
$ pwd
/home/ubuntu/workspace/git-ftp
取得したgit-ftpにパスを通す
現在の設定を確認
設定変更前はこうなっています。
$ echo $PATH
/home/ubuntu/.nvm/versions/node/v4.6.1/bin:/usr/local/rvm/gems/ruby-2.3.0/bin:/usr/local/rvm/gems/ruby-2.3.0@global/bin:/usr/local/rvm/rubies/ruby-2.3.0/bin:/mnt/shared/bin:/home/ubuntu/workspace/node_modules/.bin:/home/ubuntu/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/mnt/shared/sbin:/opt/gitl:/opt/go/bin:/mnt/shared/c9/app.nw/bin:/usr/local/rvm/bin
設定追加
.profile に設定を追加することで $PATH を変更する事が出来ます。
$ vi ~/.profile
ダウンロード時にpwd
で確認したパスを追加します。
追加の際、 $PATH の記述がないと、設定されていたパスが消えてしまうので注意しましょう。
PATH="$PATH:/home/ubuntu/workspace/git-ftp"
設定変更を反映
通常は再起動やログアウトして再ログインしないと設定が反映されませんが、
下記コマンドで設定を即時に反映出来ます。
$ source ~/.profile
変更後の設定を確認
$ echo $PATH
/home/ubuntu/.nvm/versions/node/v4.6.1/bin:/usr/local/rvm/gems/ruby-2.3.0/bin:/usr/local/rvm/gems/ruby-2.3.0@global/bin:/usr/local/rvm/rubies/ruby-2.3.0/bin:/mnt/shared/bin:/home/ubuntu/workspace/node_modules/.bin:/home/ubuntu/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/mnt/shared/sbin:/opt/gitl:/opt/go/bin:/mnt/shared/c9/app.nw/bin:/usr/local/rvm/bin:/home/ubuntu/workspace/git-ftp
末尾に追加したパスがあれば設定完了です。
確認
念のため、コマンドを入力してエラーが出ないか確認しましょう。
$ git ftp
git-ftp <action> [<options>] [<url>]
git-ftpの設定
git config
でFTPの接続情報を設定します。
FTPSが使える場合は、URLはftpes://
にします。
FTPSが使えない場合はftp://
です。
$ git config git-ftp.url ftpes://<ホスト名>/<公開ディレクトリまでのパス>
$ git config git-ftp.user <FTPユーザー名>
$ git config git-ftp.password <FTPパスワード>
git-ftpで本番サーバーの更新
初期設定
本番サーバーにファイルがない場合は、git ftp init
で初期化作業を行います。
$ git ftp init
既に本番サーバーにファイルが存在する場合は、git ftp catchup
で、次回のcommitからgit-ftpで更新出来るようになります。
$ git ftp catchup
更新
設定後は、変更をcommitした後に、git ftp push
で本番サーバーに変更したファイルをアップロード出来ます。
$ git ftp push