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【kintone】 FormBridge × kViewerルックアップ:ユーザーごとにデータを絞り込む方法

Last updated at Posted at 2025-02-12

はじめに

こんにちは!かねごん(@hrbk25)です!

今回はFormBridge × kViewerに関する内容になります。

FormBridgeでkViewerルックアップを使う場合に、「ユーザーごとに異なるデータを表示したい!」というケースがありますよね。

FormBridgeとkViewerのユーザー管理を活用することで、
ユーザーごとに異なるデータを参照することができたので、その内容を備忘録として記事にまとめました。

kViewerとFormBridgeとは

Formbridge:Webフォームからkintoneに入力
Webフォームを作成してkintoneにデータを入力できます。お問い合わせ受付や各種登録フォームなどに最適です。

kViewer:Webページを作成してkintoneのデータを公開
公開したいデータを選んでWebページを作成できます。kintoneユーザーではない組織外の人にも情報共有できます。

ユーザー管理は、FormBridgeとkViewerともにプレミアムコース以上で利用可能です

どんな人向けの記事か

  • kViewerとFormBridgeを活用している人
  • ユーザーごとに異なるデータを参照してFormBridgeを利用したい人

実際にやってみる

前提

今回は、営業支援パック を使用して、kintoneのアプリを作成しました。

作成したアプリは、顧客管理アプリをkViewerに、案件管理アプリをFormBridgeにそれぞれ連携させます。

設定の詳細は以下を参考にしてください。

絞り込み無し

kViewerの設定

  • レコードの絞り込みを行わない

結果

  • FormBridgeのkViewerルックアップでは、全てのレコードが出力される。

image.png

絞り込み有り(固定の条件)

kViewerの設定

  • 特定の条件でレコードの絞り込みを行う。

image.png

結果

  • 絞り込まれた条件だけが出力されるが、ユーザーごとに異なる参照先を出力することはできない。

image.png

絞り込み有り(ユーザー管理による条件)

ポイントにも記載されている 属性 を使用することで、kViewerルックアップでも、
ユーザーごとに条件に一致したレコードのみを出力することができます。

ユーザー管理の詳細は、以下をご覧ください。

ユーザー管理
FormBridgeとkViewerの両方でユーザー管理を設定する必要がある。

kViewerのToyokumo kintoneApp認証の設定では、属性を追加し、属性を使って公開ビューで表示する情報を出し分けることができる。

kViewerの設定

  • ユーザー管理でメールアドレスと 属性(例:「顧客名」)を設定し、その属性を利用して絞り込みを行う。
    (「メールアドレス」:"shimoyama_tatsuhito@example.com"「顧客名」:"金都運総研")

image.png

Formbridgeの設定

  • ユーザー管理でメールアドレスを設定する。
    (「メールアドレス」:"shimoyama_tatsuhito@example.com")

結果

  • ユーザー管理の設定により、特定の「顧客名」(例では”金都運総研”)のレコードだけがkViewerルックアップに出力される。ユーザーごとに異なる参照先を出力することが可能になる。

image.png

実際の活用例

今回は営業支援パックを使用しましたが、応用することで、以下のような活用も可能だと考えています。

  • 特定の情報のみを参照させたい場合
     例) 協力会社マスタの情報を、ユーザーごとに自社のデータのみ表示する。

  • 候補数が多すぎて、絞り込みを適用したい場合
     例) 部署ごとに在庫を管理する場合、部署コードを属性に設定し、ユーザーごとに在庫情報を絞り込む。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は FormBridge × kViewer の活用方法をシンプルにまとめました。

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!

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