はじめに
こんにちは!かねごん(@hrbk25)です!
今回はFormBridge × kViewerに関する内容になります。
FormBridgeでkViewerルックアップを使う場合に、「ユーザーごとに異なるデータを表示したい!」というケースがありますよね。
FormBridgeとkViewerのユーザー管理を活用することで、
ユーザーごとに異なるデータを参照することができたので、その内容を備忘録として記事にまとめました。
kViewerとFormBridgeとは
Formbridge:Webフォームからkintoneに入力
Webフォームを作成してkintoneにデータを入力できます。お問い合わせ受付や各種登録フォームなどに最適です。
kViewer:Webページを作成してkintoneのデータを公開
公開したいデータを選んでWebページを作成できます。kintoneユーザーではない組織外の人にも情報共有できます。
ユーザー管理は、FormBridgeとkViewerともにプレミアムコース以上で利用可能です
どんな人向けの記事か
- kViewerとFormBridgeを活用している人
- ユーザーごとに異なるデータを参照してFormBridgeを利用したい人
実際にやってみる
前提
今回は、営業支援パック を使用して、kintoneのアプリを作成しました。
作成したアプリは、顧客管理アプリをkViewerに、案件管理アプリをFormBridgeにそれぞれ連携させます。
設定の詳細は以下を参考にしてください。
絞り込み無し
kViewerの設定:
- レコードの絞り込みを行わない
結果:
- FormBridgeのkViewerルックアップでは、全てのレコードが出力される。
絞り込み有り(固定の条件)
kViewerの設定:
- 特定の条件でレコードの絞り込みを行う。
結果:
- 絞り込まれた条件だけが出力されるが、ユーザーごとに異なる参照先を出力することはできない。
絞り込み有り(ユーザー管理による条件)
ポイントにも記載されている 属性 を使用することで、kViewerルックアップでも、
ユーザーごとに条件に一致したレコードのみを出力することができます。
ユーザー管理の詳細は、以下をご覧ください。
ユーザー管理
FormBridgeとkViewerの両方でユーザー管理を設定する必要がある。
kViewerのToyokumo kintoneApp認証の設定では、属性を追加し、属性を使って公開ビューで表示する情報を出し分けることができる。
kViewerの設定:
- ユーザー管理でメールアドレスと 属性(例:「顧客名」)を設定し、その属性を利用して絞り込みを行う。
(「メールアドレス」:"shimoyama_tatsuhito@example.com"「顧客名」:"金都運総研")
Formbridgeの設定:
- ユーザー管理でメールアドレスを設定する。
(「メールアドレス」:"shimoyama_tatsuhito@example.com")
結果:
- ユーザー管理の設定により、特定の「顧客名」(例では”金都運総研”)のレコードだけがkViewerルックアップに出力される。ユーザーごとに異なる参照先を出力することが可能になる。
実際の活用例
今回は営業支援パックを使用しましたが、応用することで、以下のような活用も可能だと考えています。
-
特定の情報のみを参照させたい場合
例) 協力会社マスタの情報を、ユーザーごとに自社のデータのみ表示する。 -
候補数が多すぎて、絞り込みを適用したい場合
例) 部署ごとに在庫を管理する場合、部署コードを属性に設定し、ユーザーごとに在庫情報を絞り込む。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は FormBridge × kViewer の活用方法をシンプルにまとめました。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!