はじめに
今年のゴールデンウィークは新婚旅行で海外に行きます。
社会人になってから英語から遠ざかっていたので、最近は英語の練習のために毎日適当なGitHubのリポジトリのREADME.md
を音読してから眠るという生活を送っています。
そんな生活を送っていると、英語圏のハッカー達が使う独特の単語が存在することに気がつきました。いわゆる、ジャーゴン1というものです。
私見ですが、ジャーゴンというものは自分が理解できない内は忌々しく感じて、一度理解できると自分でも使ってみたくなるという性質があると思います。
少なくとも私はそうです。
私はある程度調べて使ってみたくなるフェーズに入っているのですが、仕事のチャットでいきなり使うと引かれてしまいます。そのため、会社の同僚も読むであろうQiitaで解説記事を書くことにより、社内チャットでハッカーのスラングが飛び交うための土壌を醸成しようと思います。
本記事では、私が見つけたスラングを3つの分類に分けてご紹介します。
leetspeak
leetspeakとは、英単語の特定のアルファベットを特定の記号や数字に置き換えたものです。また、単語の綴り自体が変化する場合もあります。
leetspeakという言葉自体もleetspeakの一種です。
leet
は、elite
という単語を変化させたもので、i
を1
、e
を3
、t
を7
に置き換えて1337
でleet
(elite)と読ませることが多いようです。
日本のギャル文字2と同じ発想ですね。
よくleatspeak表記されている単語としては、hax0r
(hacker)、u
(you)などがあります。
映画に登場する単語
leetspeakと違い私が独自で考えた分類ですが、映画からの引用もよく見かけます。
例えば、1995年公開のHackers(邦題:サイバーネット)に登場する架空のコンピュータであるgibson
はコンピュータという意味で使われています。
観たことがなかったので、最初は全く意味が分かりませんでした。
私は仕事中以外でプログラミングをするときはよく映画を流しながら作業するのですが、英語圏のハッカー達も同じなのかもしれませんね。
意図的な誤字
意図的に誤字を残している文章もよく見かけます。
例えば、the
をteh
と意図的に誤字させることが多いようです。
最初は単に誤字に気が付かないで残っちゃっているのかなと思いましたが、あまりにも同じ間違いをしている人が多いので調べてみたところそういう文化があるようです。
他にも、own
をpwn
と書いたりcool
をkewl
と書いたりするのが代表的な意図的な誤字です。
own
をpwn
にするのはキーボードでo
とp
が隣だからだと思いますが、cool
をkewl
とする感性は私にはwat3という感じです。
おわりに
皆さんもぜひ職場で使ってkewlなやつだと思われましょう。
最後に、leetspeak、映画に登場する単語、意図的な誤字が全て含まれた3p1c4な文章を発見したので引用して終わりにします。
Well, because some of us hackers that actually like to do fun and challenging things to expand our minds and make us think and aren't just out to hax0r up a gibson or two to show everyone who's teh 1337. Anyways, carrying on...
-- https://gist.github.com/roachhd/dce54bec8ba55fb17d3a
-
特殊な集団内でしか通用せず、部外者には意味がわからない言葉。 ↩
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ギャルが使うとされる独特の文字。例えば、ギャル文字一括変換装置によると
ギャル文字
のギャル文字は≠″ャ」レ文字
。 ↩ -
whatの意。 ↩
-
epicの意。 ↩