はじめに
本記事は、サムザップ Advent Calendar 2021 の12/20の記事です。
昨日の記事は @takahashi-kenichiさんの「「ピグパーティ」で数百に及ぶFlash製のモーションデータをSpineに変換した話」でした。
今回は、日々業務で、頻繁に発生するリソース組み込み作業のストレスになっていたスケジュール管理をリマインドツールで緩和することができたので、その紹介になります。
背景
現在、私は運用プロジェクトに所属しています。
運用プロジェクトでは、月に複数のイベントがリリースされ、必要となるリソースは数多くあり、それらを短期間で用意しなくてはなりません。
お客様を楽しませるためにクオリティの高い画像等の作成することはもちろん大事ですが、バグがない品質の高いイベントをお客様にお渡しすることも大切なことです。
品質向上させるためには、QAのデバッグ作業をしっかり行う必要があり、十分な確認時間を確保しなくてはいけません。
そのため、あらかじめ決められたスケジュール通りにQA確認が開始できるように準備しておくことが重要になります。
遅れてしまうスケジュール
現在は以下のフローでイベントのリソースを用意しています。
1.プランナーが仕様を決め、必要なリソースをデザイナ-に発注する
2.デザイナーがリソースを制作、エンジニアに納品
3.エンジニアがリソースを組み込み、QAに渡す
4.QAのチェックをし、問題がなければリリース
しかし、日々の他のタスクと並行で作業していると、リソースの組み込み作業を締め切り日までに準備することを忘れてしまうこともあり、しばしばQAに迷惑をかけていました。
また、運用スケジュールを常に意識しておく必要があるのは、とてもストレスが溜まりました。
リマインドツール
この遅延問題を解決するために、組み込み忘れの防止のためにリソース組み込みの締め切り日を通知するツールを用意しました。
運用スケジュール(Googleスプレッドシート)を確認し、組み込み完了されていないといけないリソースかつタスク管理ツール(Wrike)でステータスが完了になっていないものを締め切りの3日前、前日にSlackで通知します。
上図)Googleスプレッドシートで管理されている運用スケジュール(実際のものを簡易化したもの)
上図)wrike(タスク管理ツール)で管理されているリソース組み込みタスク
通知の流れ
- AM10:00でGoogle Apps Scripts(GAS)が実行される
2.運用スケジュールで通知すべきイベントはないかを抽出
3.通知するイベントの関連し、未完了のステータスになっているリソース組み込みのタスクをないかをwrikeで確認
4.通知すべきタスクがあれば、Slackで通知
結果
簡単に作れるシンプルなリマインドツールですが、効果はかなりありました。
リソース組み込みをするスケジュールをリマインドツールに外部化させたことで、常に意識をしておかないといけないというストレスから解放されました。また、リマインドツールを導入してから、リソースの組み込みの遅れによるQAのスケジュールを遅延はなくなり、当初の目標は達成できました。
リマインドツールを作成から導入を通して、今後も人がやるべきところ、自動化すべきところはしっかり区別をし、開発の効率化、ストレスの解放を積極的に進めたいなと思いました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日は @Buna_unity_game さんの記事です。