ウイングアーク1st株式会社のインターンシップに参加してきました。
インターンシップを通してアウトプットする大切さを学んだので振り返りながら感じたことなどをまとめてみました。
インターンシップ参加の目的
オンラインでのチーム内での会話の取り方や課題解決をすることで社会にどう価値を提供しているのかを肌で感じ、エンジニアとして働く解像度を上げたいと思い応募しました。
今までハッカソンにチーム開発を10回ほど経験した中で、自分たちが満足するものを創ることがゴールで使用してくださる人の気持ちまで考えて開発することはありませんでした。
人事部の南様からインターンシップの内容を聞いた際に、創ることに対する価値提供を考えることが目的であると伺ったので、お客様の気持ちに立って考えることを経験したいと思い参加しました。
概要
期間:9月19日から22日まで4日間
場所:オンライン(zoom)
使用ツール:
[dejiren|クラウドサービスを自由に繋ぐチャット型iPaSS
Miro
チーム:4人+メンター(武島様、丸田様、藤本様)
スケジュール:
- 1日目
- 会社説明
- dejirenの製品説明
- UX研修
- 課題説明・実施
- 社員の方と座談会
- 2日目
- 課題実施
- レビュー会
- 3日目
- 課題実施
- レビュー会
- 4日目
- 成果発表・振り返り
取り組んだこと
「ユーザーの困っていることを解決する」という課題に対してUXを意識してユーザーにどう答えるかをチームで話し合い課題解決に取り組みました。
1.課題解決をするためにチームの方針、ゴールを決める
2.課題に対する要因を洗い出す
3.ユーザーストーリーマップでユーザーとサービスのやり取りを明確にし、機能の優先順位を決める
4.ワイヤーフレームに落とし込み機能が必要なのかを確認
5.ワイヤーフレームからウォークスルーを繰り返しブラッシュアップ(レビューも踏まえて)
6.ブラッシュアップした解決方法を成果発表
学んだこと
沢山会話をする(アウトプットする)
解決に対するアプローチに対して言葉や理解の違いでメンバー内での認識にずれが生じました。お互いが理解していると思っていても解釈の仕方で全く違う認識になると気づきました。私は普段聞く側に立つことが多いので初めは話すことに勇気がいりましたが、認識のずれや自分の思いを伝えることはチーム開発で大事だと学びました。
メモを取る
沢山会話をしていても前提知識にずれがあったり、振り返った際に何を話していたのかを忘れることが多くありました。座談会で「メモを取って作業記録として残しながらも言語化できるからやってみたら?」というアドバイスを頂いたので実践したところ、メンバーとの共通認識にも繋がりメモをとる大事さを体験できて今後も沢山メモを残そうと思いました。
自己視点ではなくお客様視点
新しい機能を追加することだけを考えていましたが、それがお客様にとって本当に必要な機能なのか、満足するのかというところまでを考えずに進んでいた部分もありお客様の立場に真剣に入り込んで考えることが大事だということを学ぶことができました。
心残り
チーム方針を早い段階で決める
1日目に課題に対する要因を話し合っていた中で、最終的にチームがどこに向かっているのかがわからなくなり違和感がありました。2日目に1時間以上チーム方針を明確化できたことで以降の作業で立ち止まった際にゴールからずれることなくスムーズに作業ができました。今後チーム開発をする際は初めに話し合うことで目的からずれない開発をしていきたいです。
相づち、感謝を伝える
メンバーが相づちを沢山して聞いてくれる場面がよくありました。オンラインという環境でも実際に会って話ているような気分になり話す側としてとても心地よかったです。また、「ありがとう」「助かる」という感謝の気持ちを沢山言ってくれるメンバーで会話がしやすい環境に恵まれました。私も、普段から感謝の気持ちを伝えていこうと改めて感じました。
インターンを踏まえて
私の中でエンジニア=技術がゴリゴリ書けることが求められると思っていました。今回、お客様の課題解決を行い、技術よりもお客様にどう価値提供し社会に貢献するか考えることが大事だと学びました。考えても考えても終わりはない。「開発者は頭が千切れるまで思考を投下する」。UX講座から学んだことを4日間実践して千切れるまではできませんでしたが、思考を投下して課題解決を体験することができました。メンバーにも恵まれとても充実した4日間でした。メンバーの皆さん、ありがとうございました。
謝辞
4日間という短い期間ではありましたが、今後の就活を考える上で気づきが沢山得られ、貴重な体験をすることができました。インターンシップの存在を知らせてくださった長南様、面談をしてくださった南様、インターン期間中につきっきりで面倒を見てくださった武島様、丸田様、藤本様、製品について詳しく教えてくださった大畠様、レビュー会で本質的なアドバイスをしてくださった橋田様、エンジニアとしての心構えを教えてくださった崎本様、最後の発表をご清聴頂いた皆様、このようなインターンの機会を用意していただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。