本記事の内容
- M5Stack Grayのアバターにおしゃべりさせてみました!しゃべるだけでかわいい~
M5Stackのアバターにおしゃべりさせてみた pic.twitter.com/EFwjfI1ykT
— kaname kun (@kanamekunkun) September 24, 2021
実施環境
- Windows 10
- Arduino 1.8.16
- M5Stack Gray
手順の流れ
- ESP32向けの音声合成ライブラリのダウンロード
- Arudino IDEでのライブラリの取り込み
- ライブラリーの初期設定
- サンプルプログラム(hello_aquestalk)の実行
1. ESP32向けの音声合成ライブラリのダウンロード
評価版のライブラリーを公開してくださっているこちらのページにアクセスし、
AquesTalk ESP32ライブラリーのzipファイルをダウンロードする。
2. Arudino IDEでのライブラリの取り込み
Arduinoツールを起動し、スケッチ > ライブラリーをインクルード > .zip形式のライブラリーをインストール ...
のメニューを開く。
ダウンロードしたAquesTalk ESP32のライブラリーのzipファイルを指定する。
3. ライブラリーの初期設定
ライブラリーをコンパイラーに認識させるために設定ファイルを作成します。
"Arduinoのホーム"\packages\esp32\hardware\esp32\1.0.6\に"platform.txt"が存在しています。
同じディレクトリにplatform.local.txt
を作成します。
ファイルの中身は以下です。
compiler.libraries.ldflags=
recipe.c.combine.pattern="{compiler.path}{compiler.c.elf.cmd}" {compiler.c.elf.flags} {compiler.c.elf.extra_flags} -Wl,--start-group {object_files} "{archive_file_path}" {compiler.c.elf.libs} {compiler.libraries.ldflags} -Wl,--end-group -Wl,-EL -o "{build.path}/{build.project_name}.elf"
※"Arduinoのホーム"について
現在(2021/09/27)のArduino IDEをデフォルトインストールすると、C:\Users{PCのユーザ}\AppData\Local\Arduino15が"Arduinoのホーム"になるようです。
4. サンプルプログラム(hello_aquestalk)の実行
メニューからファイル > スケッチ例 > カスタムライブラリーのスケッチ例 > AquesTalk ESP32 > hello_aquestalk
をクリック。
以下のアイコンをクリックし実行した。
エラーなく実行できボードへの書き込みが完了したメッセージが出力され、M5Stackが喋ることができた。
ここまでで、AquesTalk ESP32を利用する環境が整った。
最後にhello_aquestalk_m5stackのサンプルコードやM5Stack_Avatarのサンプルコードを参考にして、ページ先頭の動画のようにアバターをかわいく喋らせることができました。
手順は以上。
参考文献
本記事の作成に当たり、以下の情報を参考にさせて頂きました。