AWS Elemental MediaConnect が NDI® 出力のサポートを追加
AWS Elemental MediaConnect は MediaConnect フローからの NDI® (ネットワークデバイスインターフェイス) 出力をサポートしました。
NDIとは
ローカルエリアネットワーク 、LANを介してビデオを共有可能にする、NewTek社によって開発されたプロトコルで、世界で最も利用されている IP 伝送テクノロジーです。
NDI 出力対応での嬉しいこと
オンプレミスのマルチキャスト環境と AWS 間で圧縮されたライブ動画を送信するにあたり、カメラなどのオンプレミスソースを接続するプロセスでは、デプロイが簡単になり、よりコスト効率がよく利用できるようになりました。
AWS DMS Schema Conversion が IBM Db2 for z/OS から Amazon RDS for Db2 の変換をサポート
DMSのスキーマ変換で、IBM Db2 for z/OS から Amazon Relational Database Service (RDS) for Db2 への変換をサポートするようになりました。
スキーマ変換
移行元のデータベーススキーマとほとんどのデータベースコードオブジェクトを移行先データベースと互換性のある形式に自動的に変換します。
テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、関数、データ型、シノニムなどが対象になります。
自動的に変換できなかった場合は、判別しやすいマークが付くので、手動の対応が必要です。
引用:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/dms/latest/userguide/CHAP_SchemaConversion.html
サポートされているバージョン
AWS DMS がサポートする Db2 for z/OS のバージョンは、version 12です。
バージョン
Amazon OpenSearch Service で OR2 と OM2 のインスタンスタイプをサポート
Amazon OpenSearch Service で 2 つの新しいインスタンス、OR2 と OM2 をサポートしました。
新世代の OpenSearch 最適化インスタンスは OR1 インスタンスと同じアーキテクチャで、コスト最適化が図られています。
OR2
OR1と同じアーキテクチャを使用し、バックエンドにS3を使用することで高い耐久性を備えます。
以下は東京リージョンの料金です。
OM2
OR2と同様、OR1と同じアーキテクチャを使用し、バックエンドにS3を使用することで高い耐久性を備えます。
Amazon RDS for SQL Server が Teradata データベースへのリンクサーバをサポート
リンクサーバとは
リンク サーバーは、SQL Server の別のインスタンスまたは別のデータベース製品 (Oracle など) のテーブル外部のリモートデータベースサーバーからデータを読み取り、コマンドを実行できるようにするSQL Serverの機能です。
リンクサーバのメリットは、以下があげられます。
・SQL Server の外部のデータにアクセスできる。
・企業内のさまざまなデータ ソースに対して分散クエリ、更新、コマンド、およびトランザクションを実行できる。
・さまざまなデータ ソースを同じように処理できる。
本アップデートによって、RDS for SQL Server インスタンスを AWS 上または社内で実行されている Teradata データベースにリンクできます。
AWS Amplify Hosting が AWS WAF の一般提供開始
AWS Amplify HostingとAWS WAF統合がGAになりました。
Amplify ホスティングではファイアウォールルールの設定が簡素化されていて、4つのルールが設定できます。
- Amplify が推奨するファイアウォール保護
- amplifyapp.com へのアクセスを制限
- IP アドレスの保護を有効にする
- 国の保護を有効にする
有効化するには、Amplifyコンソールから、ファイアウォールタブで設定できます。
Amazon SageMaker HyperPod クラスターにおける Slurm のマルチヘッドノードをサポート
Amazon SageMaker HyperPod クラスターで、マルチヘッドノードをサポートしました。これにより、大規模の生成 AI モデル開発ワークロードの障害耐性と可用性を向上させます。
Amazon SageMaker HyperPod クラスター
Amazon SageMaker が提供する大規模なモデル開発向けのクラスターサービスです。生成 AI モデルや大規模言語モデルのトレーニングに適しています。
アップデートのメリット
今までは、単一のヘッドノードがジョブスケジューリングとリソース割り当てを管理する場合、ヘッドノードの障害が生成 AI モデル開発の業務に影響してしまいますが、複数のヘッドノードを設定することで業務継続性を担保できるようになりました。
SageMaker HyperPod は Slurm によるワークロードオーケストレーションをサポートしています。
slum
AWS サンプルアプリケーションで Amazon S3 用 Storage Browser を素早くデプロイが可能に
GitHub Repository で公開しているサンプルアプリケーションを利用して、利用者が簡単に S3 に接続してファイルのアップロード、ダウンロード、管理を行うためのアプリケーションを簡単にデプロイできるようになりました。
AWS Samplesはこちら
AWS Amplify AuthとStorage Browserと統合された基本的なReactアプリケーションが利用できます。CognitoやS3などのAWSサービスを事前に設定して、Storage Browserプロジェクトをすぐに開始したい開発者に最適です。
AWS CloudFormation が IaC ジェネレーターでターゲットリソーススキャンをサポート開始
CloudFormation テンプレート作成時のスキャンするプロセスでスキャンする対象のリソースタイプを指定できるようになりました。
デフォルトですべてのリソースをスキャンする代わりに、ワークロードに関連するリソースにのみを対象にすることで、メリットとしてはスキャン時間の削減と、選択のしやすさがあげられます。
Amazon EKS が、クラスターアップグレードの際にアップグレードインサイトチェックを適用
EKSがクラスターにアップグレードインサイトを強制し、互換性の問題がある際にKubernetesバージョンのアップグレードを防止できるようになりました。
この機能はEKSアップグレードインサイトを利用しています。
EKSアップグレードインサイトとは
アップグレードインサイトで取得できるのは、クラスターのアップグレードを開始する前に是正措置の必要性です。
・Amazon EKS がクラスターに対して実行されたことを確認する
・合格、警告、エラー、不明などのインサイトチェックのステータス
Amazon EC2 C8g インスタンスが AWS アジアパシフィック (東京) で利用可能
EC2 で、C8g インスタンスが、新たに東京リージョンで利用可能になりました。
同等の 7g インスタンスと比較して、最大 3 倍の vCPU (最大 48xl)、3 倍のメモリ (C8g で最大 384 GB、M8g で最大 768 GB)、75% 増のメモリ帯域幅、2 倍の L2 キャッシュを実現しています。
Amazon EC2 が特定の宛先へのより多くの帯域幅とジャンボフレームをサポート
リージョン間の通信またはEC2からAWS Direct Connectを介してオンプレミスネットワークにデータを転送する場合、インスタンスの帯域幅機能をすべて利用できるようになりました。
また、ピアリングされたVPCにリージョン間でジャンボフレームを使用できるようになりました。
これまでの制限
EC2インスタンスの出力帯域幅
・32個以上のvCPUを持つインスタンスの場合は集約帯域幅制限の50%
・小規模インスタンスの場合は5 Gbpsまで