1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AWSアップデートまとめ(2025/3/24週)

Posted at

週刊AWS-2025/3/24週

AWS Elemental MediaConnect が NDI® 出力のサポートを追加

AWS Elemental MediaConnect は MediaConnect フローからの NDI® (ネットワークデバイスインターフェイス) 出力をサポートしました。

NDIとは

ローカルエリアネットワーク 、LANを介してビデオを共有可能にする、NewTek社によって開発されたプロトコルで、世界で最も利用されている IP 伝送テクノロジーです。

NDI 出力対応での嬉しいこと

オンプレミスのマルチキャスト環境と AWS 間で圧縮されたライブ動画を送信するにあたり、カメラなどのオンプレミスソースを接続するプロセスでは、デプロイが簡単になり、よりコスト効率がよく利用できるようになりました。

AWS DMS Schema Conversion が IBM Db2 for z/OS から Amazon RDS for Db2 の変換をサポート

DMSのスキーマ変換で、IBM Db2 for z/OS から Amazon Relational Database Service (RDS) for Db2 への変換をサポートするようになりました。

スキーマ変換

移行元のデータベーススキーマとほとんどのデータベースコードオブジェクトを移行先データベースと互換性のある形式に自動的に変換します。
テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、関数、データ型、シノニムなどが対象になります。

自動的に変換できなかった場合は、判別しやすいマークが付くので、手動の対応が必要です。

image.png

引用:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/dms/latest/userguide/CHAP_SchemaConversion.html

サポートされているバージョン

AWS DMS がサポートする Db2 for z/OS のバージョンは、version 12です。
バージョン

Amazon OpenSearch Service で OR2 と OM2 のインスタンスタイプをサポート

Amazon OpenSearch Service で 2 つの新しいインスタンス、OR2 と OM2 をサポートしました。
新世代の OpenSearch 最適化インスタンスは OR1 インスタンスと同じアーキテクチャで、コスト最適化が図られています。

OR2

OR1と同じアーキテクチャを使用し、バックエンドにS3を使用することで高い耐久性を備えます。
以下は東京リージョンの料金です。

{B19A0C72-463E-4D99-BACE-6A1F893D9CD6}.png

OM2

OR2と同様、OR1と同じアーキテクチャを使用し、バックエンドにS3を使用することで高い耐久性を備えます。

以下はバージニア北部のりょうき
{4401344E-A8B1-4ED7-BCD8-27CD5EF4C8A0}.png

Amazon RDS for SQL Server が Teradata データベースへのリンクサーバをサポート

リンクサーバとは

リンク サーバーは、SQL Server の別のインスタンスまたは別のデータベース製品 (Oracle など) のテーブル外部のリモートデータベースサーバーからデータを読み取り、コマンドを実行できるようにするSQL Serverの機能です。

image.png

リンクサーバのメリットは、以下があげられます。
・SQL Server の外部のデータにアクセスできる。

・企業内のさまざまなデータ ソースに対して分散クエリ、更新、コマンド、およびトランザクションを実行できる。

・さまざまなデータ ソースを同じように処理できる。

引用:https://learn.microsoft.com/ja-jp/sql/relational-databases/linked-servers/linked-servers-database-engine?view=sql-server-ver16

本アップデートによって、RDS for SQL Server インスタンスを AWS 上または社内で実行されている Teradata データベースにリンクできます。

AWS Amplify Hosting が AWS WAF の一般提供開始

AWS Amplify HostingとAWS WAF統合がGAになりました。
Amplify ホスティングではファイアウォールルールの設定が簡素化されていて、4つのルールが設定できます。

  1. Amplify が推奨するファイアウォール保護
  2. amplifyapp.com へのアクセスを制限
  3. IP アドレスの保護を有効にする
  4. 国の保護を有効にする

有効化するには、Amplifyコンソールから、ファイアウォールタブで設定できます。
image.png

Amazon SageMaker HyperPod クラスターにおける Slurm のマルチヘッドノードをサポート

Amazon SageMaker HyperPod クラスターで、マルチヘッドノードをサポートしました。これにより、大規模の生成 AI モデル開発ワークロードの障害耐性と可用性を向上させます。

Amazon SageMaker HyperPod クラスター

Amazon SageMaker が提供する大規模なモデル開発向けのクラスターサービスです。生成 AI モデルや大規模言語モデルのトレーニングに適しています。

アップデートのメリット

今までは、単一のヘッドノードがジョブスケジューリングとリソース割り当てを管理する場合、ヘッドノードの障害が生成 AI モデル開発の業務に影響してしまいますが、複数のヘッドノードを設定することで業務継続性を担保できるようになりました。

SageMaker HyperPod は Slurm によるワークロードオーケストレーションをサポートしています。
slum

AWS サンプルアプリケーションで Amazon S3 用 Storage Browser を素早くデプロイが可能に

GitHub Repository で公開しているサンプルアプリケーションを利用して、利用者が簡単に S3 に接続してファイルのアップロード、ダウンロード、管理を行うためのアプリケーションを簡単にデプロイできるようになりました。

AWS Samplesはこちら

AWS Amplify AuthとStorage Browserと統合された基本的なReactアプリケーションが利用できます。CognitoやS3などのAWSサービスを事前に設定して、Storage Browserプロジェクトをすぐに開始したい開発者に最適です。

AWS CloudFormation が IaC ジェネレーターでターゲットリソーススキャンをサポート開始

CloudFormation テンプレート作成時のスキャンするプロセスでスキャンする対象のリソースタイプを指定できるようになりました。

スキャン開始時に対象リソースタイプが指定できる
{C64198F5-BB25-4333-80B2-19E89B37DCBF}.png

デフォルトですべてのリソースをスキャンする代わりに、ワークロードに関連するリソースにのみを対象にすることで、メリットとしてはスキャン時間の削減と、選択のしやすさがあげられます。

Amazon EKS が、クラスターアップグレードの際にアップグレードインサイトチェックを適用

EKSがクラスターにアップグレードインサイトを強制し、互換性の問題がある際にKubernetesバージョンのアップグレードを防止できるようになりました。

この機能はEKSアップグレードインサイトを利用しています。

EKSアップグレードインサイトとは

アップグレードインサイトで取得できるのは、クラスターのアップグレードを開始する前に是正措置の必要性です。

・Amazon EKS がクラスターに対して実行されたことを確認する
・合格、警告、エラー、不明などのインサイトチェックのステータス

Amazon EC2 C8g インスタンスが AWS アジアパシフィック (東京) で利用可能

EC2 で、C8g インスタンスが、新たに東京リージョンで利用可能になりました。

同等の 7g インスタンスと比較して、最大 3 倍の vCPU (最大 48xl)、3 倍のメモリ (C8g で最大 384 GB、M8g で最大 768 GB)、75% 増のメモリ帯域幅、2 倍の L2 キャッシュを実現しています。

{1C439BCE-5D8F-4E05-8B8F-7BAD3EEBB4F7}.png

Amazon EC2 が特定の宛先へのより多くの帯域幅とジャンボフレームをサポート

リージョン間の通信またはEC2からAWS Direct Connectを介してオンプレミスネットワークにデータを転送する場合、インスタンスの帯域幅機能をすべて利用できるようになりました。
また、ピアリングされたVPCにリージョン間でジャンボフレームを使用できるようになりました。

これまでの制限

EC2インスタンスの出力帯域幅
・32個以上のvCPUを持つインスタンスの場合は集約帯域幅制限の50%
・小規模インスタンスの場合は5 Gbpsまで

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?